大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

0679 自作南京鉋 銘 無し

2018-09-29 17:41:34 | Weblog
台風が接近中だ。 雨が降って散歩も出来ない。 今日は家に居て作業する。 鉄製の古い菓子箱の中に マキタの電動鉋の替刃が有った。 それを切り 南京鉋の刃を作った。 幅23ミリ 全長24ミリ 程度の刃が出来た。 ペンチで摘まんで グラインダーで少し整形した。 台は友達からもらった樫の木端材を使う。 幅35ミリ 厚み15ミリ 長さ285ミリと少し長めだ。 邪魔なら後で切れば良い。 刃は45度に仕込んで見た。 台の堀は普通の鉋と同じだ。 綺麗に掘るには鑿の扱いに慣れて無いと難しいと思う。 掘り上げたら溝を切る。 刃幅が狭くて普通に溝挽鋸は使えない。 この為に作って有った鋸で溝を挽いた。

後は突き鑿で調整しながら刃を挿入した。 その後外形を整える。 今回は自分好みに削って見た。 これで後から下端に真鍮を貼る予定。 下端のアールをどの程度にするか決めて試し削りして 良ければ貼る予定。 まあ何となくそれらしい物が出来た。 後は上手く削れるかどうかだ。 南京は普段使い慣れて無いから 引き削りは良いとして、押して削るのが上手く出来ない。 慣れしか無いかも知れない。
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0061 鉋台打ち 銘 不明

2018-09-29 10:15:38 | Weblog
この鉋は流通センター骨董市で新潟から来たと言う業者から購入した。 500円もしたかどうかだろう。 反り台鉋になって居た。 だが台もガタガタで研ぎも良くなくて ずっとそのまま放置していた。 ある日この刃を取り出して研ぎ直して見た。 結構良さそうだ。 刃幅60ミリで 全長も60ミリ程度だろう。 昔風の尖がった頭の形状をしている。古い物かも知れない。 銘は裏刃を入れて叩く時に 打たれた為か つぶれて読めない。 残念だ。 自信は無いが新潟の鉋かなと思う。 表馴染みに番号が有った。 まあ真面には使えないだろう。 そこで飾り鉋として 作り直した。 この材は工房に有った物で 材名は良く判らない。 何となくローズウッドかなと思わせるが それ程硬く無くて鉋でも上手く削れた。表面に風化して欠けた様な凹みが有り そこはパテ(タモ白)で埋めて有り。 若干割れも入っている。 比較的健全な面を台下端に持って来た。 台は幅75ミリ 全長280ミリ 厚み24ミリ程度にした。 刃が短いので比較的薄い台にしている。 今回も裏刃無く一枚刃鉋に仕立てた。 台を削りOILを塗ると濡れ模様が浮き立つ。 ウレタン塗装すれば更に綺麗になると思う。 詰まりだ木目の面白さを見て実用と言うより飾って楽しむと言う事だ。 だから飾り鉋と言う。 この材がどんな性質か知らないが、鉋は樫の木に限ると言う事も無いだろう。 こんな見てくれの良い材で台打ちした鉋を3本位まとめて 額縁に入れて 飾ったら面白いかも知れない。 それを玄関の下駄箱の上に飾って置くと、来た人が なかなか良い趣味をお持ちですな とほめてくれるかも知れない。 そんな使い方でも無いと 使い切った鉋刃の出番も無かろう。 どうだろうか。  
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来年のカレンダー

2018-09-28 22:49:21 | Weblog
ヘルシンキの最後の滞在日にデザイン博物館に行った。 デザイン博物館は11時に開館でまだ時間が有る。 そこで周辺の街並みを散歩した。 風が強くて寒い。 小さなお店に入り このカレンダーを購入した。 森には キツネやクマや鳥が居て 落ち葉が舞う。 秋の風景だろうか。 こんな感じのイラストがカラーで12枚付いた物で 来年のカレンダーだ。

2019年まだ時間が有るが 見ても面白いので壁に掛けて飾って在る。 どぎつい色使いでは無く綺麗な色でなかなか良いと思う。 これは良い物を買って来たな。 
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鉄製 フック

2018-09-27 23:02:53 | Weblog
フィスカルス村でブラブラしていると、鍛冶屋が有った。 若い人が鉄を鍛えていた。 聞くと見習いらしい。 色々な小物が置いて有るので、このフックを買って来た。 1個だけ買ったけれど 3個買えば良かったな。 1個では何処に設置するか悩む所だ。  お店の名前は TAKOPAJA と言うらしい。 袋に製品と名刺を入れてくれた。 メールも有るから必要なら追加注文出来る訳だ。 ここフィスカルス村にはガラス工房も有ると聞いたが、生憎開いて居なかった。 大体今日は火曜日で水曜日からお店を開ける所も多い。 こちらの人はそうあくせくと働か無いのだろう。 開店時間も10時や11時と言う所が多い。 日本人が勤勉なのかも知れない。 フックは持ち帰りまだ袋に入れたままで どうするか決まって無い。 黒い鉄物は意外に存在感も有るし 何処に付けたら良いのかいまだ思案中。
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インターシティーのチケット

2018-09-26 13:37:14 | Weblog
先日観光旅行で行ったヘルシンキの電車の切符が出て来た。 記念にここに載せておこう。  これはフィスカルス村まで行く時に乗った ヘルシンキからカルヤ―までの電車の切符です。 カルヤ―まで急行列車で約1時間掛ります。 切符は券売機で買えるはずですが、操作方法が判らず結局 駅構内の有人の販売所で買いました。 11€でした。 2階建て電車の2階席で眺めは良い。 走り始めるとすぐに検札に来ました。 車内販売も有りました。 日本の新幹線の様な感じでしょうか。 駅名は2か国語で言ってました。 カルヤ―の駅を下りて陸橋を渡ると聞いてましたが、現在は材木を使う仮橋が架かって居ました。 うろうろして居たら、現地の方が こっちだよと案内してくれました。 バスはカードが使えず現金のみと言うので ATMに寄ってユーロを少し引出ました。 総てカードでOKと言うのは間違いだ。 こちらの急行列車は総て指定席でした。 満席ならそれ以上は販売しないのかな。 立席は無いのかも知れない。 列車の旅も外がゆっくり見られて良い物だ。
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重弘鑿の柄付け

2018-09-26 10:15:54 | Weblog
先日町田天満宮骨董市で買った 4本の鑿の最後の一本の柄を付け直した。 今回は鉋台の廃棄品を使った。 鉋台を割いて22ミリの角材を作った。 何時もは丸くしてから穴明けするが 真中に明け難いし真直ぐあけられないので 角材の内に開ける事にした。 この方が万力で挟み易い。 ボール盤に置いて垂直を確認して穴明けした。 その穴を仮埋めしてセンターを出してからコンパスで丸を描いてから 丸く削る。 その場合仮に棒の木口のセンターに開いて無くても 穴のセンターに併せて削れば問題無い。 約21ミリ径の丸棒を削りだした。 それで仕込んだのがこの鑿です。 削って見ると棒には節の様な物が有った。 まあ影響は無いだろう。 今回も桂が無い。 元々桂が付いて無かったのだ。 今探しているが無い。 内径20ミリから21ミリ程度の物が有れば良い。 骨董市で探す事になるだろうか。 これで4本すべての鑿の柄付けは終わった。 色々やり方を工夫している。 もう少し精度良く仕込める様になりたい物だ。 もう少し練習が必要。 
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銑を買った

2018-09-25 15:33:33 | Weblog
先日行った 富岡八幡骨董市で鉋を一丁とこの銑を買った。 500円だった。 結構錆びて居た。 握りの部分は杉材の様だ。  黒く変色した握り部分は割れていた。 多分込みの部分が腐り 膨れて割れたのだろう。 反対側はまだ新しい様だ。 こっちは一度柄を交換したと思われる。 銑と言えば 普通は桶職人の道具の様に思われるが 関連の物は無かった。ようするにガラクタを纏めたと言う事だろう。少し錆を落として割れた柄は再接着して元の形に戻した。 刃の錆はそれ程酷くない。 研ぎ直せばまだ使えるだろう。 刃の形状から普通の砥石では研げないので そのままにしてある。 銘が有るか調べたが、それらしい物は無い。それ程上等品でも無いのか、村の鍛冶屋が頼まれて作った物かも知れない。 皿やお椀でも作る時 浅く堀込むと言った用途には使えるかも知れない。はたしてどの程度使い込んだ物なのか良く判らないがまだ使えると思う。 そんな硬い焼きの物では無さそうだ。 取敢えずは飾り物にするか。 
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鑿の柄付け 以前町田骨董市で買った物

2018-09-24 17:47:39 | Weblog
これが町田骨董市で買った鑿の3本目の柄付けになる。 今回は柄の長さは材料の関係で役10センチとした。 全長は22センチ程度有る。 穂の部分が長い為だろう。 元々ついていた柄を外して、口金と桂を利用した。 柄の径は18ミリ程度になったが 中程を若干太くしている。 この鑿は特に銘は無い様だ。 二分の普通の鑿だろうと思う。 余り研ぎ良くも無い。 桂も幅が有る 薄い帯状で普通の桂のイメージでは無い。 材は樫の木では無い。 その辺に転がっていた材を使った。 多分クヌギか何かだろう。 残るは後一本の成る。 まだ仕込んで無い。 取敢えず一応形にはなるが まだ精度の面で不満が有る。 もう少し練習が必要。 柄には今回も蜜蝋WAXを塗って置いた。 これでひとまず完成だが 今の所使う予定は無い。
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ヌークシオ国立公園の散策

2018-09-23 21:29:20 | Weblog
ヘルシンキの街の中ばかりじゃ面白く無い。 今回は国立公園に行った。 出来たらガイドツアーに乗っかって行きたかったが、事前予約だと催行日が決め打ちなので、雨でも降ったらつまらない。 そこで現地で天気予報と相談して 日曜日に行った。 多分ガイドツアーは日曜は無いと思う。 電車とバスを乗り継いて公園入口までたどり着いた。 公園の管理事務所で地図をもらった。 日本から来た観光客で背広に革靴のおじさんも居た。 しかし前日雨が降り 道がぬかるんでいるから革靴は厳しかろう。 私も登山靴では無くスニーカーだった。特に問題無いが 石の上は滑るから注意が必要。 少し歩くと 見知らぬキノコが沢山生えていた。 地元の人は 摘んで籠の入れていた。 取りたかったけれど どれが食べられるか判らないから止めた。 多分日本には持ち帰れ無いだろう。 ガイドブックに有る様にハウカラメンティエから入るので無く、その先のホグバッカまで行く方が 林道を歩かずに済む様だ。 途中 少し雨にも降られたがなかなか良かった。  ちなみにキノコはスーパーで乾燥した物を売っているから それを買って来た。 
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0678 二枚刃平鉋 銘 孝良(六分)

2018-09-23 21:10:38 | Weblog
この所旅行の話題を書いていたが今日は 道具について書いて見たい。 久し振りに富岡八幡骨董市に行った。 今日は天気は良さそうだ。 だが業者の数は何時もより少ない様に思う。 何時も道具類を買う業者から この鉋を買って来た。 地面に転がる古道具類はどれも500円だと言う。 そう言う場合は余り値切らない事にしている。 だがどうも程度が良くない。 錆が酷い鉋で刃も短く実用にならない物が何丁か置いて有った。 今回はまだ真新しい物を選んだ。 これは殆ど使って無さそうだ。 特選 めぐろ謹製とラベルが貼って有る。銘は 孝良と有る。 登録商標が横文字で何処か新潟の鉋の様に思われる。 裏刃も付いて居るが 余り良い物では無さそうだ。 台は板目取りだろう。 木口に白い紙が貼り付けて有った。 乾燥による割れを防ぐ目的か。 刃は先端の真中に欠けが有る。 まずこれは研ぎ落さないと駄目だろう。 台は下端を均したが相当な狂いが有った。 刃は比較的研ぎ易い様だ。まだ欠けは研ぎ落して無いが取敢えず削れる状態になった。 感触としては悪くなさそうだ。普段使いなら十分だろうと思う。 刃が錆びて無いと仕立ても楽だ。 何時頃作られた物か判らないが 台の色から推定すると まだ新しい物では無いかと思う。 平成の時代の物だろうか。 また新たな鉋が増えた。
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