大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

曲尺?

2014-08-19 22:02:58 | Weblog
高幡不動骨董市の帰り際に 100円コーナーでこれを見つけた。 二本の鉄の棒の先端をめて
固定したもので、 自由な角度が作れる物だ。 しかしこの角度は力を入れると変わるので 上手く
使わないといけない。  たぶん任意の角度の線を引く時に便利な物だろう。 どう言う使い方を
する物か知らないが、安かったので何となく買ってしまった。 材質はたぶんステンレスだろう。
昔の道具にこう言う物は無いから 最近考案された物だろうか。 名前も知らないから取敢えず
曲尺として置いた。 さてこれをどう言う時に使うか考えているが、余り思いつかない。 今も我が家の机の上に 置いてあり、邪魔になりかけている。 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

0513 二枚刃平鉋 銘 東忠正

2014-08-19 09:29:22 | Weblog
道具の蒐集も毎回同じ様な物ばかりで面白く無いなと思っている。 もう少し深く追求したいが 余り情報も無いし、難しい面もある。 それでも骨董市は好きなので出来たら行きたい。 この鉋も
先日 行った高幡不動骨董市で入手した。 隣に置いて有った鋸は 別のコレグターが握っていて買って行ってしまった。 残念だ。 この業者の話を聞くと どうも引っ越しや荷物の整理を行う
業者らしい。
 その時に出た物で売れそうな物を持って来たと思われる。 割と新しい物の様に見える
この鉋は500円だった。 たぶん最近作られた物だろう。 まだほとんど使われて無いと思われる。 裏刃も付いており、そこには三吉と銘が有った。 ホームセンターで売られている鉋とは
違うようだが、プロの職人が使う物か 判断は難しい。 この東忠正の銘は 大きく刻印されており
三条辺りの製品かなとも思うが、不明。 刃は丸刃に研がれており、それを修正するのに苦労した。
まだ完全では無い。 刃口は2ミリ程度開いて居たので 少し詰めた。 割と重くて良い樫材を
使い 完全柾目で作らている。 まだ使って見ていないが、これは使えそうだ。 欲しい人に
安く譲っても良いかなと思う。

その後下端刃口の隙間を埋めて 下端を削り平面を出した。 刃も出来るだけ研いで少し使って見た。 これが結構 よく切れた。 今回は刃口 台尻 台頭と3点を当てる様に調整して見た。
結構 薄削りが出来たので これからこのやり方で調整して見よう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

追入鑿 4分 角打ち 銘 左茂弘

2014-08-17 22:13:36 | Weblog
8月 高幡不動骨董市に行った。 夏だが曇りで蒸し暑い日だ。 高幡不動の五重塔は立派だと
思うが、骨董品を探しに来る人には 関係ないらしい。 皆見向きもしない。 今日は業者の数が
少ない様に思うが どうしてだろう。 鑿を置いている業者からこの鑿を購入した。 少し研いで
有った。 500円だった。 鋼が綺麗にコの字型に巻いて有ったので これを求めたが 使い
やすいサイズでも有る。 マークが有り 中に み と書いて有る。 鑿組合のマークだったかな。
錆を落として少し研いで見た。 比較的研ぎ易い様だ。 形も崩れて無いし 裏もそれ程べたに
なって無いし まだ十分使えると思う。  
後で気が付いたが、以前も高幡不動骨董市で 同じ銘の八分鑿買っていた。 すっかり忘れていたが
多分 同じ所から出た物だろうね。 中には大工用の越彦の叩き鑿も有ったな。でも買う人居ないらしく今回も持って来たのか。 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

0511 坊主面鉋 銘 長幸

2014-08-09 09:13:39 | Weblog
先日 8月の町田骨董市でこの鉋を購入した。 4百円だった。 3丁で千円と言うが そんなに同じ物は不要だ。 良く見ると 虫に食われていた。その部分をパテで埋めて有るが 何だか変な模様になった。 台は白樫だが 脇の定規は赤樫の様だ。 全くの新品を安く売るのは この虫食いで
商品にならなかったからだろう。 台尻には4.5ミリと記述して有る。 もう少し小さなアールでも 良かったが これが最少なのでこれを求めた。 それにしても虫食いは残念だ。 たぶん保管が
悪くて こうなったのだろうが 道具屋も随分な損害だろう。 こうして骨董市に出て来たので 記念に買って置いたが 余り使う機会も無いと思う。 銘の長幸は他にも持っている。」
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

華麗なるジャポニズム展  世田谷美術館

2014-08-08 09:04:13 | Weblog
毎日 暑い日が続く。 家でゴロゴロしていても良くないので、女房が友達からもらったという
美術館の招待券で 世田谷美術館に行って来た。 成城学園からバスで行ったが、降りてからの
歩く距離が有り、 暑い日差しの中を参った。  所が美術館の中は 薄暗くて 冷房が効きすぎて
寒いくらいだ。  じっくり鑑賞したかったが、体が冷え切って 途中から流して早々に出てきた。
外の暑さと 館内の寒さと その差が大きくて 体いこたえたなー。  ボストン美術館は 昔
行った事がある。 昭和の40年代終わり頃で 昔のことで 何を見たのか忘れてしまった。 そこから持って来たらしいが、記憶には残って無い。  日本の美術品が 海外の画家に影響したと言う
事らしいが、 若干こじつけではと思う事も有った。 さて砧公園の杜は うっそうとして 涼しい
風も吹き気持ち良い。 もう少しゆっくりしたかったが、時間が無くて 早々に引き揚げた。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

追入鑿 角打ち 5分 銘 無し

2014-08-01 20:52:07 | Weblog
業者の机に二本並んで居たので 二本を買い求めた。 二本で5百円だった。 銘の無い割と
雑な作りの鑿だった。 桂も踊る状態なので 抜いてつけ直した。 持って居れば何かの役に
立つだろう。 刃先を見ると鋼を脇に巻き込んで無く下面に貼り付けただけの様だ。 こう言う
作りも有るのか。 しかし鋼は比較的 硬くて研ぎ下ろすのに苦労した。 買った状態では
中砥石で研いだだけの様な 荒い刃付けだったが 欠けは無かった。 少し使って見ないと
何とも言えないが まあ普通には使えそうだ。 裏は狂っていたが 修正した。 二本の鑿が
仲間入りした。 これらの鑿は比較的 最近製作したもので、使い込んでおらず まだ十分
使える状態で 変なくせも付いて折らず 良い物が手に入ったと思う。    
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

追入鑿  八分  銘 若獅子

2014-08-01 20:39:02 | Weblog
8月になった。 朝から暑い日だった。 朝8時前に到着したがもう 袋を下げて帰る人も
いる。 いつも寄る業者から 鑿を二本購入した。 その内の一本がこれだ。 幅24ミリの
追入鑿だ。  まだ新しい物の様にも思える。 刃先が細かく欠けている。 刃先の研ぎ角度が
良くないのか、無理に固い物を掘ったのかも知れない。 桂が踊る状態だったので 素人が
使った物かも知れない。  少し使って放り出した感じだ。 少し研いで見たが 鋼はそれ程
硬く無く研ぎ易い。 研ぎ味も悪くない。 刃先を見ると 鋼が綺麗にコの字に巻いて有り
技術の有る鍛冶屋さんの製作した物だろう。 追入の薄鑿と言う感じだ。 比較的 鋭角に研いで
叩きで無く 手で押して使う様にしてある。  まだ刃先に欠けは十分取れて無いが グラインダー
で擦るのは止めて置いた。 焼きが戻ると困るからだ。 使いながら 研ぎ減らす事にしよう。 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

自由錐

2014-08-01 20:25:48 | Weblog
これも大和骨董市で購入した。 千円位だろうか。  刃が一つしか無いタイプの自由錐は
持って居るが、 このタイプは無い。 この方が何となくバランスが良い様に思う。 スピーカ
用の穴あけなどには 使い易い。 但しボール盤の回転速度を相当落とさないと 危険だと思う。
兎に角 錐の回転範囲に手を出すと危ないので 板もクランプして ボール盤の定盤に手を出さない
様にしたい。  切れ刃の部分が 少し摩耗していたので 刃を研ぎ直してもらった。 これで
調子よく使えそうだ。  使いこなしには 色々コツも有りそうなので 試しながら 使おうと
思う。 
まあ回し引き鋸でも切り抜けない事は無いから、要は時間の節約と出来上がりの精度や綺麗さの
問題なので 本来は手で加工すれば良い訳だが、一度機械を使ってしまうと、どうしても機械を
使って加工したくなる。 そうする内に段々と道具が増えて行く事になる。 そうすると今度は
その道具を探す時間が増えて来る。 困った問題だ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする