大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

0440 市広鉋台交換

2023-01-29 21:21:07 | Weblog
ボール盤の下に古い鉋が有った。 腐りかけの反り台鉋に鉋 刃を入れて保護して置いた物だ。 このままじゃ使えない。 この市広鉋は台に入った物だったが 台は別な物に使ってしまった。 刃だけでは 危ないので 不要の反り台鉋台に納めて有った訳だ。 最近 高幡不動骨董市で購入した天龍と言う反り台鉋が有ったが、刃を抜いて別に台を作り切れ味を試した。 結構切れる鉋だった。 そこで不要になった天龍鉋の台を平鉋の台に直せないか試みた訳だ。  

まず反り台鉋の下端を削り平面を出した。 台頭と台尻は そこまで削ると薄くなりすぎるのでやめた。 代わりに 台尻と台頭には 別の樫材を貼り付けて見た。 その状態を台下端側から見るとこうなる。  普通はこんな事はしないと思うが、鉋台の材料が不足で 新たな台を作れないので古台を作り変えて 平鉋台を作って見た。 何とか鉋刃は上手く収まる様だ。 刃口が少し広いので詰める事にした。 いずれ刃を挿入して刃口を詰め削れる状態になったらまた紹介したい。
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コロラド珈琲 開店

2023-01-28 21:55:12 | Weblog
小田急線永山駅の改札をでた対面にフォレスティー珈琲が有った。 私も時々利用していた。 ここは昨年閉店してしまった。 割と広くてネットも使えてそれ程高くなく 居心地は良かった。 残念な事をした。  最近コロラド珈琲と言うのが開店すると言う。 見ると珈琲が480円と少し高いような気がする。 良く行くドトールは Sサイズで250円だしRサイズで300円なので それに比べて高い。 これではここでひと休みしながら仕事をする客は入りずらいだろう。 総てが値上がりの世の中 仕方ない事なのかも知れない。 最近 安い喫茶店は客が一杯だ。 需要は有るんだと思うが 果たしてこの値段で 繁盛するかどうか少し気になる所だ。

こう言う所で 世の中の景気動向を探って見たりする。 午前10時前後に引退した叔父さんらしい人が新聞を読んでいる。 喫茶店で本読んだり、新聞読んだりして 自分の時間を満喫するわけだ。 果たしてそう言う人達は入るだろうか。 珈琲飲んでちょっと甘い物でも食べると千円札も飛んでいく。  ここはドトールの系列のお店らしい。 だからドトールカードが使えるらしい。カードだと気軽で良いのだが すぐチャージが必要になり、気分も良くないな。 1月31日開店なので まあ試しに行って見よう。 
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外丸鑿と国秀印刀

2023-01-21 21:02:51 | Weblog
今日は寒い。 少し風が吹くからだろうか。 さて引き出しを探すと 国秀の印刀が出て来た。この前探したときは見付からなかった。 そこでこれも柄を付ける事にした。 柄の長さは 約185ミリ有る。 今回は細めの柄を付けて見た。 これで少し使い易いだろうか。 刃先は研ぐ必要が有る。 若干錆があるな。  これ以外にも印刀は有ると思うのだが出て来ないな。見つかったら、それらにも柄を付けてやりたいと思う。

ついでにこの外丸鑿も研ぐことにした。  これは一度紹介した。 柄は金木犀を使っている。 刃先が変形しているので 大まかにグラインダーで削り落とす。 上手く思う様に削り落とせないので、丸棒ヤスリで削って 形を整えた。 こうすると上手く行く様だ。 その後は研ぎだ。 薄く研ぎ減った赤砥石が有るのでこれで研ぐ。 横摺りする様に 研いで行くと割と上手く研げた。
これでも一応切れる様だ。 時間が有る時にもう少し目の細かい砥石に当てれば 更に切れる様になると思う。  後で少し使って見ようかな。  丸鑿は研ぎが難しい。 それでも一応使える程度には研げているだろう。  
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0099 正月鉋の削り

2023-01-19 20:44:36 | Weblog
先日この鉋の為に台を制作した。 今日は刃を研ぎ直して削って見た。 台下端の調整が不十分の様だ。 まだ薄くは削れない。 何度か削って見ると 割と軽く引ける様に思う。 その内台下端が狂って来た。 刃を仕込んでそれ程時間が経過して無いので どうも台の狂いが出て来たのかも知れない。 もう一度台下端を削り直した。  取敢えず削りの様子を載せて置こう。  次に何時この鉋を手にするか判らないから 現状を載せて置く必要が有る。 もう少し刃を丁寧に研ぎ直して 台も調整すれば 良く削れる様になると思う。 それでも一応削れると判れば、 これで少し安心した。  

全くダメな鉋は存在しないと思う。 色々手を尽くせば それなりに使える状態にはなる。
今回は もう少し手元に置いて 研ぎ直しながら 使って様子を見ようかと思っている。

天然仕上げ砥石で刃を研いで使って見た。 滑らかな艶のある削りが出来た。 もう少し刃先を鋭く研ぎ直すと更に切れそうだ。(2023/01/22)
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0099 一枚刃平鉋 銘 正月

2023-01-18 20:42:19 | Weblog
古い鉋を引っ張り出して来た。 どうもブログには登録が無い様だ。 調べると高幡不動骨董市で入手したと書いて有ったが、古い事ですっかり忘れていた。 台が芯持ちで 割れが有り 切れないので 使った事も無い。  研いでみると どうも地金は和鉄ではないだろうか。 非常に研ぎやすい。 そこで改めて台を作って見る事にした。  今回も材料は余り良くない。 節の有る材料を使った。 幅75ミリ 全長 275ミリ 程度ある。 八分勾配で 裏金無しで一枚刃で作った。  出来るとこんな感じになった。 約半日で完成だ。  有功 正月 花押 が有る。
刃幅約57ミリ 全長 95ミリ で余り使い込んで無い様だ。 かなりべた裏になっていた。

台が出来たので いずれ研ぎ直して削って見よう。 上手く削れたらまた紹介して見ようと思う。
どこの鍛冶屋が作った物だろうか。 全く手掛かりは無い。 かなり古い物の様に思うが 単にそう推定しているだけで、何の根拠もない。  多分ダメ鉋と思い込んで 仕舞って置いた物だろう。 こうして台まで作って使ってあげれば、鉋も喜ぶだろう。
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印刀 2本 銘 利行

2023-01-15 23:11:24 | Weblog
今日行った高幡不動骨董市で これを購入した。 これ印刀で良いのかな。 2本有ったので2本共購入した。 400円だった。  このままでは細くて持ち難いので 柄を付けて見た。 長さは15センチ程度かな。 柄は18.5センチ程度にした。  1×4材の余りが有ったので これを割いて 2本貼り合わせて後から楕円に削りだしている。 もう一本はどうするか検討中だが やはり柄が必要だろう。 同じような物は他にも持って居たはずだが、今はどこかに仕舞いこんで行方不明だ。  この業者は 秩父の方から来ると聞いたが 時々面白い物を持って来る。 基本ガラクタだが 時には役に立つものが有る。  値段が安くて助かる。 こうして段々物が増えて行く訳だ。 
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0755 際鉋 右勝手 二枚刃 銘 長運

2023-01-15 16:54:17 | Weblog
長く晴天が続いたが 最近は曇りがちで雨も降る。 15日頃は雨か雪の事が多い。 季節は進んだという事か。   さて今日は高幡不動骨董市に行って来た。 そこでこの際鉋を入手した。500円だった。 まだ新しい物の様に見える。 殆ど使って無いと思う。 銘は長運となっている。 確か長運銘の小鉋を持って居るはずだ。 買うか迷ったが、裏金を見ると 鉄板を打ち抜いて 曲げた物では無く 本格的に鍛造した物に見えたので まあ手を掛けて作った物だろうと判断した。  それに殆ど錆も無いし 手入れも楽だろうと考えた。 台尻には 長運のラベルが貼り付けて有る。  そのまま貼り付けて置いた。 際鉋なので余り使う機会は無いだろうと思う。
どこの鍛冶屋が制作した物か不明だが、東京か新潟辺りで 作られた物では無いかと 推定している。 登録 長運と言う事は 問屋がどこかに作らせた物だろうと思うが、もう少し調べて見よう。

刃幅は36ミリとゴム印で押して有った。 刃も割と厚めに作って有る様だ。 こう言う物も時々出て来るので 時間が取れれば なるべく骨董市の見に行く様にしている。  
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0754 四方反り鉋 銘 国秀 30ミリ

2023-01-11 13:49:40 | Weblog
この鉋は先日行った 布田天神骨董市で入手した。 800円だった。 少し高いが仕方ない。 当面使う予定が有るので 入手した。  それに錆も殆ど無く 使われた形跡も無いのでまあ良しとしよう。   刃幅30ミリの物だ。 これと同じ 刃幅24ミリの物を持っている。 

所で 何に使うのかと言えば 最近木ベラを時々作る。  その時ヘラの先端の部分を少し削り凹みを付ける。 その時に使う訳だ。  この木ヘラは 作っては 人にあげている。 喜んでくれる人が居ると 嬉しくてまたつくる。 国秀の反り鉋は良く切れる。 殆ど使ってない様に見えるが少し頭を叩かれた跡が有るので、 使った物だろう。 こう言う小鉋も徐々に増えて行く様だ。
 
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目立てヤスリ

2023-01-10 21:15:16 | Weblog
先日行った布田天神骨董市で また目立てヤスリを購入した。 錆びた物だが 100円だった。このままでは使え無いので ヤスリの錆を削り落とした。 四ツ目キリの先端部分んで 錆を落として 柄も付け替えた。 この材は我が家の庭に有る 柚子の木の枝の部分だ。 昨年剪定して置いた物を使う。 割と粘りに有る木だと思う。  ヤスリは長さ 105ミリ 柄は120ミリ有る。 割と長めの絵にしている。 丸棒の径は 16ミリ位かな。 比較的細い。鉈で大まかに丸棒にして 小鉋で丸く仕上げた。 ヤスリは幾つも持って居るが、いずれも骨董市で購入した物で 多分使ってあると思う。  だからなのか余り切れない。 軽く擦り込めないと 時間が掛かるから途中で集中力が切れてしまう。 鋸目の形を修正が必要な場合は もう少し切れる物が欲しいが買うと高いし 割に合わないので こう言う中古品を買って使うんだ。 これは切れるだろうか。余り期待は出来ない。 そう言う内に 目立てヤスリも10本位数も増えて来た。
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天然仕上げ砥石 

2023-01-09 17:25:16 | Weblog
布田天神骨董市でこの砥石を入手した。  骨董市で砥石を買う事も有るが、まあこれは使えるという物に当たった事が無い。  今回の砥石は 300円と言う値段だし これ天然仕上砥石と言われて 首をひねる物だ。  まあ安いしいいかなと思い買って来た。 手で触ると ザラツキが有り 怪しい物だ。  どこか山に入り掘り起こして来た物かも知れない。  外形が長さ190ミリ 幅65ミリ程度だろう。  取敢えず手持ちの板に張り付けた。 これで平面を出す為に他の砥石と擦り併せている。  硬い砥石で 余り泥は出ない。 刃を当てて見ると それ程鋼は下りない様だ。  名倉を掛けてやれば少しは使えるかも知れない。 でもこの砥石 結局ハズレだろう。  こうして溜まる砥石の数は 相当有る。 どうした物かな。

さて少し使って見た。 黒く鉄が下りるのか思うが、そうでも無い。  名倉砥石代わりに別の仕上げ砥石の破片をこすり付けて研ぐと 少しは研げる様に思う。  何となくゴリゴリした感触だが刃先に傷が出来る様でもない。  正月鉋を研いで使って見ると確かに 滑らかな肌で削れた。
駄目砥石と決めつけていたがそうでも無い様だ。 ねばる研ぎ汁が出る様でも無いし、何か名倉を掛けながら使えば 何とか使えそうだと言う感じだろうか。 自分の持って居る名倉を色々変えながら試して見よう。  この砥石で更に遊べそうだ。
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