大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

含水率測定

2025-02-21 10:32:56 | Weblog
先日 もう2週間くらい前になるか、 当団地の育ち過ぎた欅の大木を伐採した。  その幹の太い部分が欲しかったが 太すぎて
重くて 処理できない。 そこで枝に直径15センチ程度の物を もらって置いた。  それを半割にして バンドソーで薄切り
した。  冬に切った物だが 結構水分を含む。

今回購入した 水分計を使い測定して見た。  材にした当初は 表面で25%程度有った。  約一週間すると 15%位に
下がっていた。   冬の乾燥時期の関係も有るが 今は10~12%程度になっている。  これは表面に話で 内部はどうなのか
測定できないので 不明。  表面の測定結果から 内部の含水率を推定する方法は有るだろう。  今度調べて見よう。

いずれにしても すぐには使えないと思う。 春から夏ごろまで待つことになる。  すぐには使えない。 薄板なので 割と早く
使える様になると期待している。  まあ購入した水分計は 取敢えず目安として役に立った。 今は時々測定しながら 数値を
黄色い紙に書き込んで 変化を見ている。
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カイセ デジタル水分計 KGー85

2025-02-17 21:35:52 | Weblog
一週間ほど前 モノタロウでデジタル水分計を入手した。   消費税を含めて 4838円だった。
早速 色々計って見たが 作った椅子は殆ど反応が無い。  0%となった。  最近切り出した 欅は25%と
表示が出た。   先端の針の様なプローブを表面に押し当て 電気抵抗を測ると言う原理らしい。
材の極表面の水分を計り それで材料の内部の水分を推定すると言う事だろうか。

まあ 一応測れるが 余り信用できない。  一応目安と言う程度だろう。  水分は表面から抜けていくから
表面は乾いた状態で 内部は湿った状態になるだろう。  表面に水分が有る様では 使い物にならないだろう。
今乾燥中の 樫の木は手に持つと何となく湿り気が有る。  この状態ではまだ使えない。

結局この水分計で 0%表示となって 更に暫く置く必要が有るだろう。  使えるか使えないか 最後は自分の
経験と勘で判断する事になるだろう。  とするとこの水分計は余り役に立たないのかも知れない。
5千円弱の投資をしたが 単に遊びに終わりそうだ。
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一輪挿し(壺)

2025-02-16 23:17:11 | Weblog
今日は 高幡不動骨董市に行って来た。  天気も良く 暖かい。  風も無い様だ。  何時もの秩父から
来ると言う業者から この壺を買った。 200円だった。  布屋  杉坂 と書いて有りその隣に何か有るが
読めない。  灰色の釉が掛かっている。  一輪挿しにどうかなと思い買ったが、元は 蕎麦汁を入れる物かも
知れない。  形から徳利では無いだろう。 古い物では無く 現代の実用品だろう。  だから骨董屋も安く売った
んだろうと思う。 

今日は道具類に適当な物が無く これを買って見た。 花でも活けて飾って見よう。
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0770 際鉋 右勝手 銘 不明

2025-02-12 16:13:33 | Weblog
これは 布田天神骨董市で入手した 最後の鉋になる。  鉋は二丁で500円と言われたの 約250円
になる。 刃はかなり錆びて居たがサンドペーパーで削り落とした。 これでそこそこみられる状態
になった。  台は変形も有るので 鉋で少し削り 椿油を塗ってある。 

台は幅65ミリ 全長 243ミリ 厚み 34みり 程度ある。 割としっかりしている。
台尻には 正光と多分台を作った職人の銘が打って有った。 刃幅 48ミリ 程度ある。
銘を見ると 裏刃を合わせる時、 打たれた為か、銘の部分がつぶれて 上手く読めない。 今回は不明と
した。  銘は確かに有るが 読めず残念。

際鉋は何丁も持っているし 実際余り使う機会は無いと思う。 でも刃を研いで台を均して 整備したら
引出で保管しようと思う。  鉋蒐集も770まで来た。  このうち何丁かは 人にやってしまったが
その数は 20から30程度だろう。  まだ沢山持っているし、今後も安く手に入るなら買うと思う。
それがコレクターと言う事になるだろうか。  それにしても 飽きずにここまで継続するとは思わなかった。
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両刃鋸 西勘作

2025-02-11 09:59:24 | Weblog
先日 行った調布布田天神骨董市で購入した 2個目の収穫 鋸の紹介をして見よう。 刃渡り約28センチ有る。
尺鋸と言う所か。 写真を見ると判る様に 横挽き刃は使い込んで 顎の所まで目立てされている。 これ以上は
使えないのかも知れない。  横挽き刃を見ると 3カ所歯が折れている様だ。  まあ大勢に影響はないだろう。

かなり錆ていたが スクレーパーで削り落として サンドペーパーで磨いた。  横挽きは現在 目立て中だ。
割と ヤスリの掛かり易い 鋼質の様に思う。  縦挽き刃は 折れは無い。  余り使って無いように思う。

銘を見るが 上手く読めない。  推定で西勘作として見た。  西の字が薄くて西かどうか判読が難しいが 2文字目
が勘なので 西勘にして見た。  変な曲がりや癖は無い様だ。  以前使った鋸柄を使って仕込んである。
もう少し目立てすれば使えると思う。 西勘は左官道具屋の事を言ってるのだろう。  どこかから仕入れて来た物と
思うが 新潟辺りの物かも知れない。  まあ何の根拠もなく 適当に推定している。  錆もたいした事無く落とせたし
上手く 使えたら 100円は安い。  自分で目立て出来れば 良い買い物だが 私のは歪直しは出来ないので
使って見て変な 癖が有れば 修正は難しい。  かといってこれを目立てに出すのでは 安く買った意味がない。

今までの経験から 骨董市で買った鋸で真面に使える物は少ない。 だから安ければ買うが高ければ買わないだろう。
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0769 四方反り鉋 銘 國正

2025-02-10 15:07:40 | Weblog
先日 布田天神骨董市で入手した 鉋2丁の内の1丁となる。  見た感じ外丸鉋を四方反り台に直したものでは無いかと
思う。 手入れの良い鉋で 殆ど錆も無く 刃も研ぎあげて有った。   長さ 200ミリ 幅 53ミリ 程度だろう。
刃幅 45ミリ 刃長 85ミリ程度だろう。 余り使って無いと思う。 比較的薄い刃厚の昔の鉋の様だ。

花押を見ると 似た物を私も持っている。 関西方面で作られた物だろうか。  台もしっかりしており、このまま使えそうだ。
外丸の刃なので 平の砥石でも研げるし すぐ使えそうだ。  椅子の座面の掘り込みのは良さそうだ。 良い物が手に
入り嬉しい。  
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布田天神骨董市 今日の収穫

2025-02-09 22:06:36 | Weblog
大陸から寒気が入り居すわる様だ。  日本海側は大雪の所が多い。  関東 特に東京は晴天が続き乾燥する。
今日は 余り体調も良くないが、それは寒さの為なのかも知れない。  今日は布田天神骨董市に来た。
此処は誰が仕切るのか知らないが、以前てんこ盛り市と言ってやっていた 業者の方は顔が見えない。

しかし 時々私の好きな道具類 古物が出るので 可能なら行くようにしている。 古新聞に包んで有った
物を開いた所だ。  一番右 際鉋右勝手 何時もの際鉋より若干大きい様だ。 二枚刃で裏もチャンと付く。
真中 四方反り台鉋だろうか。  外丸鉋を反り台に直した物の様に思う。 銘は国正とある。 磨き込んで
全く錆は無い。  左下 両刃鋸 柄無し  錆がすごいが これ位なら大したことは無い。 落とせると
思う。 銘が有るのか不明。 横挽きが 極端に使い込んで有り刃は顎の所まで使って有る。 ちょっと見ると
縦挽き片刃鋸の様だ。  これが今回の収穫だ。

所で 鉋2丁で 500円  鋸 100円なので 合計で 600円となる。  いずれ錆を落として整備したら
順次紹介しよう。 この手の道具類は 随分少なくなった。 有っても真面な物は高い。 安い古物を買い 上手く
整備出来ると 楽しい。  それがこの道楽道具蒐集の良い所だ。 お金も余り掛からない。
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タイトボンド

2025-02-04 23:26:27 | Weblog
タイトボンドは木工には欠かせない。  よく使う。  何時も一番小さいサイズの物を使っていた。  それ程量を使う
作業は無いので それで十分だった。  この黄色いタイプは 接着剤が早く乾き端金を早く外せるので 便利だと思う。

最近は丸椅子を作る事が多く、接着剤も相当使う様になった。  だから一つ上の大き目のボンドを ハンズで購入して
使っていたが、そろそろ無くなり掛けて来た。  新しい物を買おうとハンズに行くと もう棚に置いてない。
近くのホームセンターを探すが 中々置いてない。  

そこで 今回初めてモノタロウで購入して見た。  登録して発注すると すぐに送って来た。 初めてネットで
購入して見た。  スムースに問題なく購入出来てとても便利だ。  しかしこのサイズの接着剤だと 1年か2年は
使えるだろう。  古くなるとねばりが増して 使い難くなるように思う。  容器の蓋を取り 細い棒を突っ込んで
接着剤を掬い取り、 接着面に塗り付ける様にしている。  だから少し口の広い この大きさのボンドが使い易い。

暫くは 接着剤の残りを心配せず 存分に使えるのは嬉しいが 多く塗れば良いと言う物では無く、はみ出して
材に着くと 塗装した時 見っともないので、なるべくはみ出さない様に 適量を塗る様にしている。
耐水性のボンド グリーンも有るが、これは小鳥の巣箱の様な 外に置く物 以外は使わない。 接着力は
この方が高いと聞く。 

ネットで注文が意外と便利と知り これからも使う様になると思う。 今頃何言ってるのと笑われそうだ。


 

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マスクを入れる箱 その2

2025-02-04 09:54:05 | Weblog
先日制作したマスクを入れる箱は まだ若干材料に余りが有ったので もう一つ作って見た。 材料は余りの木蓮を
使った。  これでもう材はほぼ使い尽くした。  底板は 長さが若干不足した。 そこで縦方向に継ぎ足して使った。
普通はこんな事はしないと思う。  そこは自在に出来る。  木蓮は 板が柾目使いの為か、木目が殆ど判らない。

今回も着色に顔料系油性着色剤 マホガニーを使った。 二種類ありこの方が若干赤味が強い様だ。 板の表面に
沁み込み 黒っぽくなった。 その上に OILを塗り サンディングして表面を滑らかにしている。

蓋も作る予定だ。  しかし同じ材はもう無いし、何を使うか検討中だ。  接ぎ合せ一枚板だと後から どうして反りが
出て来る。  乾燥が十分でない為だろうが、仕方ない。  反り止めを入れる事を検討している。 どう言う反り止めに
するか考えるが、本格的な物は工作が大変だし 悩む所だ。  上手く出来たらまた紹介しよう。

材料は近所の庭に有った物だし、ニ個作ったので 上手く出来たら一つはプレゼントしようと考えて居る。
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花切鋏

2025-02-01 17:10:48 | Weblog
早い物で もう2月になった。 今日も町田天満宮骨董市に行った。  天気もまあまあでそれ程寒くない。
道具類もそこそこあったが、 少し高い様な気がして買わなかった。  そこで何時もの業者からこの鋏を購入した。
これが 剪定用では無くて 花切鋏と言うのだろうか。  名前は良く知らない。 二丁鋏は有り 一丁は先端が折れて
居たので、買わずこれを買って来た。 100円だった。  後で錆を落として調べると、銘は無い様だ。

多分安物なのかも知れない。  それ程 使って無いように思う。 一応研ぎ直して有る。  鋏の研ぎについては詳しく
ないので適当に研いで見た。  細い枝なら一応切れる。  自分の手に握力が無く 力が入らないので 太い枝は
切れない。  しかしこの鋏は枝を剪定する時 使う物では無いだろうと思う。  まあそれなりに切れるから
良しとして置こう。 ネットに有る情報を参考に もう少し研ぎなして見ようと思う。

明日は雪の予報も有るが どうなるだろうか。  雪なら 家でこの鋏の研ぎでもすれば良かろうと思う。
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