大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

骨董市の袋 

2012-11-25 21:54:15 | Weblog
骨董市と言っても 今は随分ポピュラーなイベントとなった様だ。 一部のマニアの為の物でなく 一般の人も多く集まる。 市は色々な所で 毎週の様に開催される。 人寄せパンダの役目をはたして居るようだ。  今回鉋を買った業者がこの袋に入れてくれた。 香取神社 骨董市 毎月 第二土曜日 と宣伝が印刷してある。 反対面には 浦和宿ふるさと市 コルソ骨董市の宣伝もある。 何れも我家から遠くて ちょっと行く気にならない。 一度は覗いて見たいのだが。 この不景気では物も売れず業者も大変だろうと思う。 私の好きな道具類もこうした業者が居ないと手に入らないので いずれの市も長く 栄えて欲しいのもと願っている。 
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0440 二枚刃平鉋 銘 市広

2012-11-25 21:35:52 | Weblog
今日は富岡八幡骨董市にやって来た。 11月なので 七五三のお参りに来る家族が多い。 今日は少し寒いが 天気は良い。 骨董市も結構な賑わいだ。 一回りして この鉋を買った。 この業者は 町田骨董市で顔を会わせるなじみだ。 鉋は数丁有った。 中で台の わりとしっかりしている物を選んだ。 刃は 幅70ミリ 全長65ミリと既に使い切った感じもする。 500円だが、高いのか安いのか 判らない。
銘は 市広とある様だ。 裏刃は無かったが その辺に転がっている裏刃を付けて購入した。 裏刃には萬助と有った。 少し研いで見たが、刃先が 錆に食われているので切れないと思う。 少し使って 錆の部分を研ぎ落とさないと 本来の切れ味は不明だが、 これだけ使ったのだから切れた鉋だろうと思う。 もう少し刃先が残っていればと思い残念だ。 比較的 研ぎ易い刃なので もう少し研いで台を修正して使って見よう。
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酒卓(台子)の製作

2012-11-24 20:55:53 | Weblog
先日 谷田木材に樫の木を買うつもりで行ったが、ついでにこの楢材をつい買ってしまった。 鉄砲虫が入ったという材は 穴が開いて無残な状況だった。 しかし幅70センチ 長さ100センチ 厚み12センチ有り 反りが有るので加工すると薄くなるが、 耳付の面白い材なので 酒卓に良いだろうと購入した。 これで虫食いが無ければ、高く売れるだろうが、それでも五千円と思ったより高い買物だったろうか。 反りが酷いので、 電動鉋でひたすら平面を出してみた。 表側にも虫食い穴が数個見えるが 埋めればそれ程酷くない。 裏はかなり食われている。 これに足を 蟻で付けてやろうと思う。
 どんなデザインにするか検討中。 酒卓なので 高さは低くして15センチから20センチ程度で 人が差し向かいで座り、備前の徳利 唐津のぐい飲みで渋く酒を飲む時に使うイメージで作りたい。 しかしこの卓は一人では持てない 相当の重さだ。 計量してないが30Kgは超えるだろう。 さてどんな物が出来るか楽しみだ。 写真は 板の裏面(虫食いの様子)
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2012-11-21 22:12:01 | Weblog
母方の伯母は今年4月30日 96歳で亡くなった。 私は晩年の伯母の面倒を見ていた。 伯母は東の畑に 白加賀と言う梅の木を栽培していた。 白加賀は大粒の梅だった。 香りの強い良い梅で、梅干を作り楽しんだ。  しかし虫に食われ易い梅の栽培は 面倒な物だった。 高齢の伯母は梅の栽培をあきらめて、 梅の木を切ってしまった。 太い梅の木は畑にごろごろしていたが、その中の一株をもらって 仕舞って置いた。 乾燥してひび割れた、梅の丸太を 引いて材を作った。 ほんのりと梅の香りのする棒材が出来た。 それで箸を作って見た。 赤味の強い 逆目の立ち易い 材を削って数膳の箸が出来た。 記念の箸だ。 この箸を時々使って 伯母の思い出としよう。 
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外丸小鉋

2012-11-16 11:47:08 | Weblog
スツールを作る時に 座面を少し凹ませて削りたいと 木工仲間の友人が言う。 そこでじゃあ 反り台鉋で削れば良いと言って見たが、買えば結構高い物だ。 確か骨董市で買った裏刃が有るので それをつぶして 外丸鉋を作ってみようと考えた。 材は手持ちの ハードメープルを使った。 刃は大体8分勾配としたつもり。 台を掘って見たが刃を押える溝を挽く鋸が こんな小型の幅の狭い台に入らない。 色々苦労してやっと溝を掘り 取敢えず外丸鉋を作った。 これで四隅を落とせば 反り台になる。 曲面に合わせる都合上 四隅は落とさず 使いながら加工してもらう事にしよう。 この 裏刃は刃物として切れる物かn若干不安はある。 これから台を細工して切れる様に調整するのにまだ時間が必要だと思う。 平鉋が有る程度使いこなせて、研ぎも出来ないと 反り台を調子よく切らせるのは難しいかも知れない。 まあこれなら 無理に使って台や刃を駄目にしても惜しくは無いから 良いと思う。
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ゆずの収穫

2012-11-16 11:37:14 | Weblog
この所 色々予定が有って 忙しく飛び回っていたら、風邪を引いてしまったらしい。昨日はおとなしく家で休養した。まだ本調子では無く もう少し家に居て 風邪の治るのを待つしか無い。 その間 我家のゆずを収穫した。 ゆずの木は植樹して もう10年を越えると思うが、殆んど実が付かなかった。 所がどうした事か今年は実のつきが良い。 そこで少し収穫した。 笊に盛って記念写真を撮って見た。 毎年数個しか実が付かないのに、木も成熟してきたのか?  これを蜂蜜に漬けて ゆず蜂蜜を作った。 こんな実の生る樹木が 我家に有って良かった。 これから毎年 実を付ける事を願い 少し肥料を施してやろうと思っている。
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十文字屋(鍛造刃物/農具製造卸)

2012-11-13 20:27:10 | Weblog
甲府から帰る道すがら このお店の前を通る。 前から気にはなっていた。 全国鍛冶屋めぐりの 雑誌の中でも取り上げられたお店だ。 並ぶのは 殆んどが農具の様だ。 昔は村の鍛冶屋と言う感じだろうか。 この辺りは 石ころの多い畑だったので それに合う農具が作られた事だろう。 今も店の裏で製造している様だ。 鍛冶屋は既に過去の物かと思ったが、そうでも無いらしい。 新しい店構えで営業していた。 しかし人が入って居るのを見た事は無い。 これで商売になるのか心配になる。 
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甲府駅前の看板

2012-11-09 20:39:30 | Weblog
用事が有って 山梨県甲府市に行った。  駅前のロータリーの先に見慣れぬ看板が有った。  宝石の街甲府 と言う看板だ。  前来た時はこんな看板無かったと思うが何時出来た物だろうか。 宝石の街と言っても 勿論 宝石の加工技術を持つ職人が多く、研磨のすぐれた技術を持つという事だろう。 それを宝石の街と 一括りにしているらしい。  水晶の細工や瑪瑙の細工をしていた事は知っていた、それらの技術が発展したのだろう。  駅前に以前 鎮座した 武田信玄の像は 脇に追いやられて、 宝石の看板が前にしゃしゃり出て来た訳だ。  歴史の人物よりは、 現実の商売ネタを宣伝するのは 矢張り甲州人の特徴だろうか。
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ルーターテーブルの製作

2012-11-09 20:24:07 | Weblog
先日 M機工と言う機械屋さんを見学。 その時見た中古のルーターを購入した。 古い機械だがまあ安く買えたと思うが。  相場がわからず不安はある。 マキタの機械なので 何か有っても、修理は出来ると思う。  ルーターには テーブルトップの部分が 付属しており、 ベークライトの厚い板で 出来ていた。 そこで このテーブルトップを納める箱を作って見た。 下に引き出しを付けて 中にレンチやビットを納める様に考えた。 手持ちの虫食い材を活用したが、まあ大丈夫だろう。 これで型があれば 曲面も自由に作れる。 トリマーは手持ちで使い、ルーターは置いて材を動かす様な使い方をしたいと思う。 機械は色々揃ったし、後は作るだけだが、中々 作りたい物が無くて困った。
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0439 一枚刃平鉋 銘 正宗

2012-11-05 22:50:19 | Weblog
この鉋は以前 高幡不動骨董市で買った物だ。 台は他の鉋刃の為に使った。 刃のみ残ったが 既に刃の全長が短くて適当な台が無かった。 今回また台打ちの練習を兼ねてこの刃の為に台を作った。 矢張り桜材を使った。 今回も刃に合わせて 薄い23ミリの台となった。 台打ちも上手くなって来た。 それでも裏刃を入れるのは 難しいので今回も1枚刃の台として、いずれ裏刃を入れる予定。 銘は 上手く読めなかったが、先日 お酒のラベルをヒントに正宗と判明した。  刃は研いで見ると結構良さそうな気もする。 台に入れたので 少し使って見て切れ味を確認しても良いかも知れない。 他にも刃単品で保管している物が 数枚ある。 これらの短くなった刃にも台を 作ってやりたいと思う。 実用に使う訳でも無いから、桜やメープルでも良いかなとも思う。 鉋刃は台に入れてみる方がずっと引き立つ様に思う。 (2012-11-5 記述)

その後この鉋は二枚刃に変更している。 

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