今回も道具とは関係無い話です。8月26日ルネ・ラリック展を見てきました。ラリックといえばガラス器が有名だと思いますが、初期のジュエリーも良いと思いました。とにかく年代と共に製作する物も変化しているようですが、展示品の数が多く、じっくりと見るととても疲れます。 デザイン画は照明が暗くて、目が疲れて集中力が落ちて、後半のガラス器はさっと見ただけで印象が薄かったかも知れない。 この入場券は新聞屋が時々くれる物で、東京に住んでいるとちょっとした空き時間に見に行けるので有り難い。 今日は暑くも無く楽だった。 しかし帰って来ると疲れが出て ソファーで少し寝て疲れを取った。 もうすぐ9月になり秋も近い。 蝉の声はいつの間にか止み、代わりに虫の音が大きくなって来た。
これは某保育園の注文で作った子供用の椅子です。 材料はビーチと思われます。木場の材木屋にはブナと言ったが、多分在庫が無かったと思われる。 これが来た。白い肌の良い材料だった。 材は26ミリ位の板厚があり、削って24ミリで製作した。 小根付きホゾでしっかり作った。 単純な形で飾りは無いが実用の家具として壊れにくくしっかり作ったつもりだ。 寸法は幼児の年齢に併せて細かく座面や幅を調整している。 これで数千円では割りに合わない。 しかしこれは儲ける積りでは無いので、構わない。
これも大和骨董市で手に入れた。 鑿は一丁300円と書いて有るので見たがどれも使えない物ばかりだ。 それでも何とか使えそうなこの鎬鑿を見付けて、横に有る鉋と併せて千円で買った。入り隅の仕上げに突いて使う物だろう。既に1/3は使われて刃が短い。 それに研いで見ると少しベタ裏気味だ。大事な両側の隅の鋼が薄くなってもう少しで切れそうだ。買った時既に荒砥で研いで有った。裏の平面を完全に出そうとすると、鋼が無くなる恐れがある。 それでも有る程度研いで平面を出して一応使える状態にした。鎬鑿に目が行くのは、今後蟻ホゾを作る必要が有り、その時に使うからだ。これからも目に付けば買うつもりだ。この鑿は刃幅21ミリで七分と言う事かな。 調べると三分と四分の鎬鑿を既に持っていた。何時買ったのか忘れていた。 これらを使って見てから買う事にしよう。
これも大和骨董市で手に入れた。 平小鉋だ。私も随分色々持ってはいるが、これと言うほど切れる小鉋に当たらない。 これはどうだろうか。 銘は悦英だし悪くは無いが、これは問屋銘だろうし、最近は悦英の物は骨董市ではよく見る。現にここ大和でも見た。 この業者は持って来てないが千代鶴とか石堂の鉋も持っているそうだ。 そう言う物は露天には余り出さず、欲しいと言う客に直接売るらしい。相場はあるが、高く売るんだろう。 私は名品を集めてる訳でも無いし、その金で色々面白そうな物を集めた方が良いと思う。世の中道具類を集める人は多く、ちょっと名の有る道具は 相応の収まる所に有るのだろうか。コレクターは有れば有るほど更に欲しくなる物だ。 そこには道具を扱う骨董屋の生きる道が有りそうだ。この鉋は普段使いに良いと思って、千円で少し高いが買って来た。台に杉本と焼印がある。他にも杉本の鉋は有った。高くて買えなかったが、多分大工か建具屋だろう。 刃を抜いて少し研いで見た。ところがこの地金は結構硬い為か刃が丸刃になっていた。これを研ぎ下ろすのに苦労した。 使って見ると結構切れる。刃持ちも良いし硬い物を削っても余り刃こぼれしない。これなら使えそうだ。 しばらくはこれで作業をしようと思う。
今日久し振りに大和骨董市に行って見た。誰か知り合いに会うかと思ったが、会わなかった。 やっと夏らしい暑さと天気が戻って来たが、何となく涼しい風も吹くようだ。 道具を売る店も何軒か出ているが、買いたいと思うものは少ない。鉋も高い物と安い物の差が極端だ。高い物は道具としての価値よりも、別な面に重点を置いて値付けしてるらしい。 これは700円で買って来た。比較的台もしっかりしてるし、裏刃も付いてるからまあまあだろうか。 しかし良く見ると台に何となく人の手が入っているようだ。 台の色から判断すると作られて相当時間は経っている様だし、刃と台に隙間が出来て紙でも挟んで有るのが普通だ。刃を抜くと刃の当りを取って台が削ってある。 この台に別の刃を持って来て入れたかも知れない。銘は半ではなくカタカナのキだろうと判断した。木村のキ 喜三夫のキと言う所か。登録も商標も保障も無いから鍛冶屋の名前 苗字の一部か屋号を付けた物では無いかと思うが。 刃は地金が少し硬くて砥石に乗りにくい様だ。さて切れるかどうか、まだ試して無い。 先日台の調整と刃の研ぎを行い試し削りして見た。一応切れたが、まだ感触は良くない。 もう少し使って見ないと判らない。
最近道具の話が無くて 関係ない事ばかりで申し訳ないが、早速壊れたプリアンプの修理に掛かった。部品は近くの電気屋がお盆休みで駄目なので、秋葉原まで行った。コンデンサ3個を調達したが、技術の進歩なのか前の部品より相当小型化されていた。 底板を外して基板の半田の具合をルーペで見ると、発熱の多い部品に怪しいクラックが見られた。 コンデンサの交換と同時に再半田を行った。このまま放置すると問題の起こる可能性があった。 写真は交換前のコンデンサの状況だ。頭部のアルミがむき出しの物が壊れたコンデンサです。本来頭部に黒い樹脂の蓋があったが、破裂して飛び散ってしまった。コンデンサの頭部分が膨らんで居たり、カバーの収縮チューブが頭部まで被って無い物は、寿命に近いと考えて交換した方が良いと思われる。電解コンデンサは廻りの温度にもよるが、確実に寿命の有る部品なので、怪しい物は交換したほうが、気分的に安心だ。 今回は一部にはオーディオ用の高いコンデンサをおごって見た。これでしばらくは、使えそうだ。
今日は久ぶりに良い天気となった。夏が戻って来た感じだ。 それまで曇りが多くて、蒸し暑い日が続いた。 何となく涼しい室内でのんびりしたくなる。雨も多かったので、家にこもりステレオで音楽を聴いていたら、古いプリAMPのコンデンサが破裂して壊れてしまった。 多分寿命だろう。 コンデンサを替えれば直ると思うが部品が調達できず放置している。仕方なく古いプリAMPを引っ張り出して入れ替えた。 これも古い物だ。型番JP-S7と言い、製造メーカはビクターで昭和40年代の製品と思われる。 可聴帯域を10バンドに分けてコントロール出来る製品だ。ボリュームは少しガリガリ言うが一応聴ける。しばらく使うと段々と音も良くなって、これでも充分満足できる。 今時の製品の様な、瑞々しい音では無く、何となく丸っこい懐かしい音がする。 当時は結構な高級機だったろうが、某ハードオフで二千円で手に入れた物だ。ただ惜しむらくは、横幅が53センチ有り、オーディオラックに入らない。 こんな幅広製品は今は無いと思うが。
こんな古い物で充分満足できると言う事は、私の耳が悪いのか、技術は進歩しても音は余り進歩してないのか。どうなんだろうか。
こんな古い物で充分満足できると言う事は、私の耳が悪いのか、技術は進歩しても音は余り進歩してないのか。どうなんだろうか。
これも同じく布田天神骨董市で買った。500円だった。 しかし用途は不明。形は塗師屋包丁または鰻裂き包丁に似ている。 しかしかなり小さく使い込んで小さくなった物かどうか不明。 握り柄がヤスリの柄を付けており片刃の角度がかなり立っているからこじって使った可能性もある。 最初はヤスリをグラインダーで整形し作った物かも知れないと思ったが そうでも無い様だ。良く判らない物を買って来た。香木を削るとか、花の飾りつけに使うとかそんな用途かも知れない。 後で研いでどんな物か刃を見てみよう。市には30分程度しか居なかったが、一応収穫が有った。 また行って見よう。
その後調べて見たらこれは 木工旋盤のバイトらしいと判明した。 木工の仲間がこの柄を長い物に付け替えて 使っているので 使えるならどうぞとそのバイトはあげて仕舞った。
(2019/3/21)
その後調べて見たらこれは 木工旋盤のバイトらしいと判明した。 木工の仲間がこの柄を長い物に付け替えて 使っているので 使えるならどうぞとそのバイトはあげて仕舞った。
(2019/3/21)
8月9日日曜日 用事が有り外出のついでに調布布田天神骨董市に立ち寄った。やはり道具類は余り無い。 それでも神社に入る門の手前横に店を出す叔父さんからこの釘〆を買った。 500円だった。 正行の釘〆には丸と四角の物が有ったはずだ。 どこか写真で見た記憶が有る。 大分使われているようだが、機能に支障はないと思われる。 錆もそれ程では無い。 今は大工でも釘を使わず螺子を使う事が多い。 釘を使うにもエアタッカーで打つから釘〆が出てくる余地は無いだろう。そんな事かも知れない。釘〆はこれで四本目になるかも知れない。 それでもこれが一番貫禄が有りそうだ。全長150ミリ先端部径4φ頭部径15φと言う所か。
先週パスポートの更新に行って来た。8月にはパスポートが切れるので、その前に更新した。 平日だが立川の旅券課分室は結構な混雑だ。10年旅券を申請したが今回更新すれば次回はもう更新しないと思う。その時にはもう海外旅行出来る年齢では無い様に思うが。 行くなら今の内だ。 まあ先立つ物が無いと話にならないが、頭と足腰が弱らない内でないと行けない。 しかし更新料は高い。収入印紙14000円、東京都証紙2000円が必要だ。 これだけで一泊の宿代ぐらい出るはずだ。 後は時間だ。 特に時間に縛られる身では無いが、郷里に一人暮らす老いた母や、老人介護施設で暮らす親戚の面倒も見ているので、長期の気まま旅も出来ない。暇が有る時は金が無い。金が有っても、暇が無い。両方ある時は、もうボケ老人だ。現実は厳しい。