あのコルトを狙え

TOKYO2020 子供たちに負債を(笑)

何故か悲しかった夢

2005-03-05 21:49:46 | (旧車)
先月、両親がバス旅行に出掛けました。帰る日に「横浜駅まで迎えに来て」と頼まれたが
彩雲家の主力車10年落ちギャランは修理の為に出払っていました。
ここは家族から「予備車扱い」とされているコルトの出番!予備車輌とされているコルトが第一線に立つのは「復活運転」みたいで嬉しい。
それに両親とコルトに乗るのは数年ぶりなので喜んで?迎えに行きました。父と乗る機会はたまにあるけど母はコルトを嫌がります。
母曰く「みんなジロジロ見るから」だそうな。まぁ、仕方ない。
ここまで読んで『なんだ彩雲はいい歳して両親同居かよ。情けねぇ~!あのな、だからモテナイんだぞ。いいか、男はな…云々』と思われた方も多いでしょう。
見逃して下さい(笑)。
無事に横浜駅前に着き家に向けてコルトは走りました。
父「3人乗っても結構走るね~。昔はこの車に家族5人で乗っていたなんて考えられないな」
彩雲「いろんな所に行きましたな~」父「仙台に行った時は高速道路がなくて…」などと自然と昔話になります。
親を乗せると常に思う。子供の頃は私達兄弟が後席で父が前でハンドルを握っていたのがいつの間にか逆転した。
19歳の時、会社に行く父を後席に乗せて駅まで送った時の事は今でも覚えている。
免許取得当初は父にコルトの扱い方?(コラムシフトの入れ方等)を教わるので助手席に座ってもらい
走った事はあったが。
バックミラーに写る父を見て「初めて逆になったね(笑)」と誇らしげにハンドルを握りながら話した。
その時、嬉しい反面ほんの少しだが悲しく思った。

横浜駅からの途中で近所のラーメン屋に寄った時、愚かな彩雲は「ここからは運転してね(笑)」と家までの運転を父に任せビールを飲みました。
久しぶりにコルトの後席に乗る。実に狭い。昔はよく3人兄弟で乗れたものだ。
後席から前を見て右の運転席に父、左の助手席に母。
乗り込む前にその光景を想像し『懐かしい』と思うだろうな、と想像していた。
実際の感想は目の前に座る親の姿は「歳を取ったな」、と改めて実感させるだけだった。
それでも昔のように父が運転するコルトが走り出す。
交差点を左折。ハンドルを切るタイミングが大きくずれた。
父は普段パワステが付いたギャランに乗っている。
現在のコルトのタイヤは数年前にバイアスから重たいラジアルに変わっている。
いきなり昔の車を運転したら感覚もずれる。
『仕方ないよ』そう心の中で何度も言い聞かせる。でもショックだった…。

つい先日、こんな夢を見ました。
コルトの右後席に乗る私。目の前には今より少し若く見上げるような父がコルトを運転する。
この前の事もあって心配する私の不安をよそに駐車車輌を巧みに避ける。

なんだ、全然平気じゃないか!父はまだまだ普通に走れる♪

ふと左を見ると兄と姉が座り助手席には母。
みんな笑っていた。コルトは快調に坂道を登っていく。
昔のように家族5人を乗せてコルトは走る。

そこで目が覚めた。何故かとても悲しかった。

最後に家族5人でコルトに乗った日はいつだったろう。

もう遠い昔の事だ

コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする