あのコルトを狙え

TOKYO2020 子供たちに負債を(笑)

ホテルエンパイアの事

2005-08-02 22:25:31 | 錆びたナイフ
半月前、debopacerさんとお逢いした時に横浜ドリームランドのホテルエンパイアを見てきました。ドリームランド閉園後も放置され日本唯一の高層ビル廃墟物件として有名で、2年程前までこの一帯は「廃遊園地、廃線モノレール、廃墟高層ホテル」という三大廃墟としてその世界では有名だった。
世間では日本初の高層ビルは「霞ヶ関ビル」と思われているようですが横浜の「ホテルエンパイア」が日本初となります。霞ヶ関は「超高層」で初になると思われます。

モノレール同様に撤去か、とその去就が注目されていましたが「横浜薬科大学」が跡地を買い上げエンパイアは改装し図書館と本部となる、ということで残る事となり私は嬉しかった。
久々に訪れたエンパイアは駐車場から既に立ち入り禁止となり改修工事が始まっており
外壁には足場が組まれていた。

私はこのエンパイアに少なからず思い出がある。
五重塔をイメージしたその奇異な外観で小学生の頃から存在は知っていた。
ホテル専門学校の就職時期に授業で横浜市内のホテルが紹介され、そのリストには
エンパイアも含まれており驚いた。
まさかあのマイナーホテルの名前をこの場で聞くとは思わなかった。
心の片隅に「就職してみようかな?」と思っていた。
が、その時の学校側の評価はハッキリ覚えている

『A~Eランクで「E」。修学旅行生向けのホテルでホテル学校を出てまで行くべき所ではない』

本気で就職しようとは思わなかったが今でも忘れない程に強烈なインパクトを私に植えつけた。

しかし、そのエンパイアホテルは穴場だったのだ。
友達と遊びに行った帰りにお茶をしようと初めてエンパイアを訪れた。
正面入り口の「ホテルエンパイア」と60年代チックな書体で書かれた電光板の下は
車寄せのスペースとゲストを雨に濡らさない為の屋根があり、ドリームランド華やかりし頃はドアマンも配されていた事が伺えた。
(↑昨年撮影)
自動ドアを抜けると左手に小さなフロントがあり右手にロビースペース。
ロビーを抜けると奥に庭園が見えるラウンジがあった。

そのラウンジでケーキセットを食べノンビリくつろいでも1人千円もしなかったと思う。駐車券のサービスもあって、いつ行っても他にお客さんは殆どおらず静かでまさに穴場だった。
3.4回は行っただろうか。

「あの出来事」さえなかったら、頻繁に通い最上階の回転レストランも行っていたかもしれないのだが・・・・

つづく

コメント (9)
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