タクシーは使い捨て
高度経済成長時代を支え走り抜けたタクシー車両は全く残っていない。
私はセダンが好きですが特にタクシーに惹かれる。
それもハイグレード車よりもビニールレザーシートのスタンダード。
コラムシフトにベンチシートで簡素な作り。
必要最低限なパワーを引き出す安価なエンジン。
飾り気のない車体で塗装はオレンジや黄色といった派手な塗装か
地味でシンプルな色。
今でも街でチェッカーカラーのクラウンコンフォートを見ると
いいなぁ、と見入ってしまう程だ。
60年代の映画、写真を見ると自然タクシーを探してしまう。
特にクラウンRS40のタクシー…
あの細長く低い車体の佇まい
デラックス車よりも10馬力ダウンのエンジンでネオンサイン輝く都会や港町ヨコハマはもちろん
開通間もないハイウエイを駆け抜けた
しかし同時期の名車と呼ばれるスポーツカーは大切に残され後世に引き継がれても
タクシー車は残らない。
(パンフレットより スキャナーも買わなくてはなぁ)
でも…もしかしたクラウンRS40のタクシープロパン車が日本のどこかに生き延びているのでは?
どうか生き延びていて、と淡い期待をしていた。
あまりyoutubeは見ないのだが(嫌いな訳ではないよ)久しぶりに見ていると
FS45Vメトロポリタン型救急車が発掘された、という動画を見つけました。
ttps://www.youtube.com/watch?v=6LZNRgsrK8I&t=341s
いすみの消防自動車博物館の他にもあったんだ、と思って視聴してみたら…
消防車の隣には… 夢にまで見たクラウンRS40タクシーじゃないですか!
ネットでこれほど驚いたのは今まであったか?という位に衝撃だった。
それが旧車天国で展示されると知る。
エントリー出来なかったので行くつもりはなかったが前日に楽しいイベントがあったので
休みを申請しておいたので見に行ける?
バイアスタイヤを履いたDEBOPACERさんのA30デボネアも見たかったが
「クラウンタクシーを見る為だけに旧車天国に行こう!」
当日は140コロナタクシー乗りさんのお友達の910ブルーバードに乗せてもらい到着。
DEBOPACERさんから入場券を頂き久しぶりにA30デボネアを見せてもらう。
そして、はやる気持ちを抑えFS救急車の隣にその車はいた。
・・・(号泣)
つづく