『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

古事記物語より…(黄泉の国の空は何色~?)

2013-12-14 12:14:24 | Weblog

 

                  

    あなた

 ついに大雪です。

 昨日と違い今日は青い空ですが、まだ降り足りないようです…

 除雪に来てもらいました。

 口惜しいけど…わたしの力ではどうしようもありません。

 

 あなたに出会えて、よかったって…思ったけど…

 今思うのは?一人にされて…淋しいだけ。

        古事記物語~より

 黄泉の国から帰ったイザナギは、けがれを落とすため、禊(みそぎ)をおこなった。まず、投げ捨てた杖や衣類から、フナトなどの神々

が生まれた。また水に入って体を洗うと、ワタツミなどの神々が生まれた。このワタツミの子、ウツシヒカナサクが、阿曇(あづみ)族の

祖先になった。

それから左目を洗うとアマテラスが、右目を洗うとツクヨミが、鼻を洗うとスサノオが生まれた。イザナギは、これら尊い神々が生まれた 

ことを喜び、アマテラスに高天原を、ツクヨミに夜の世界を、スサノオに海を、それぞれ統治するよう命じた。

 ところが、スサノオは言われたとおりにせず、母に会いに黄泉の国に行きたいと泣くばかりだったので、イザナギは怒って、スサノオを

追放することにした。そこでスサノオが、姉のアマテラスに別れを告げようと天に上っていったところ、アマテラスはスサノオが国を奪い

に来たと思い、武装して待ち受けた。

 
スサノオは、自分に邪心がないことを証明するため、アマテラスと誓いを立てて子を生むことにした。結果、アマテラスからは五人の男

神が、スサノオからは三人の女神が生まれた。この結果を見てスサノオは、自分に邪心がないことが証明されたと言って喜び、田のあ

ぜを壊す、糞をまき散らすなど、大暴れをした。

 

スサノオの乱暴ぶりに、はじめは我慢していたアマテラスだったが、ついに暴行にたまりかねて、天の岩屋戸(あめのいやわと)に閉じ

こもってしまった。すると、高天原も地上も真っ暗になり、さまざまな災いが起こるようになった。そこで神々は集まって相談し、アマテラ

スを岩屋戸から引っ張り出す計画を立てた。

 

まず木の枝に、鏡や勾玉(まがたま)を取り付けて準備し、祝詞(のりと)をあげ、それからアメノウズメに裸踊りをさせ、にぎやかな笑い

声を立てた。アマテラスが不思議に思ってそっと岩屋戸を開けて問うと、アメノウズメは「あなたより尊い神がいるので、みな喜んで笑っ

ているのです」と答えた。

 

アマテラスは、差し出された鏡に自分そっくりの神が映っているのを見て、ますます不思議に思い、身を少し乗り出したところ、アメノタ

ヂカラオがその手をつかんで外へ引っ張り出した。それから綱を張って、岩屋戸の中へ戻れないようにした。これで高天原にも地上に

も光が戻った。それから神々は、スサノオのヒゲを切り、爪を抜いて追放した。

  続きは、また何時か…

 

 黄泉の国は必ずしも良い所ではなさそうです。

 

 与えられた生命生きます。