27日は反対側の白内障手術でした。
5日前に、手術前の診察、当日は12時45分来院の指定だったので、
早めに出て、眼科のすぐそばのバス停に到着。
1時間以上も時間があるのでどこかで昼食をとろう。丁度目の前に
色のさめた『ランチ』の旗の店があり。古い板壁で中は見えず、
入口はここ?と思うほどのやはり古い板の引き戸であった。
恐る恐る「こんにちわー」と開けると、左側奥に向かって3mほどの
カウンターがあり、一番手前におばあさんが食べていた。そして
「いらっしゃい」も無い愛想の悪い女将?が出てきた。
カウンターと同じ長さの背もたれの無い椅子があり、座るには足を
あげて、またいで座らねばならず、思わずクスッとした。
カウンターの一段向こうは、頭の高さに大皿や鉢が何枚も重ねられて
落ちてきそう。
メニューは、ありふれたものばかりで、アジフライ定食にした。
愛想なしに運ばれてきたアジフライを口にした。え?これはアジ?
身の中に何か挟んであるのではと思えるような厚さで、ふわふわと
して美味しい。細い千切りのキャベツも沢山で柔らかい。
つい、隣のおばあさんに話しかけたら、
「バスで30分の所から毎日ここにきてお昼を食べている。ここで
しっかり食べれば、独居だから夜は納豆でも何でもいいからね。
身体はどこも悪い所はないよ。」驚いた。90歳近いかな。
「定食はどれも500円、支払いはあの赤いトレーに、トイレは
あそこ」と、まるで従業員だ。
「アジ、美味しいやろう。私は今日は鶏カレー、美味しかったー!」
面白いところで、手術の不安はすっかり忘れていた。
時間通りに眼科に着き、前回と同じ流れ。待ち時間に一人の女性に
話しかけられた。やはり手術の方で、偶然同じ年だった。
免許更新の事や、かすっただけの事故で、訳ありの相手だったので
40万取られたとか話が続き、退屈しなかった。
私が、今日はホテル泊と言ったら、自分もそうすれば良かった、
ここに来るのにタクシーが4000円だったそうで、悔しがっていた。
無事手術が終わり、ホテルへ。大きい眼帯にマスク、顔の四分の一
しか出ていないから,、フロントで「代筆しましょうか」に、お願い
した。
翌朝、診察受けてタクシーで帰宅。これからしばらく安静だ。
馴染みの自転車店がバス停の前で、自転車を預けていたら、うちまで
持ってきてもらっていたし、お隣の若奥さんからは、何かすること
はないですかとラインもらって、私は独りでも、一人じゃないんだと、感謝でした。