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人生、残り少なめの日々の出来事や思いの綴りです。
やはり、ツーカーと話せるのは爺でした。  

結婚式雑感

2005年04月26日 12時11分12秒 | 日記・エッセイ・コラム

5年ぶりに結婚式に出席しました。

若い20代の女性の出席者は、肩紐だけのついた黒のドレスに薄いストールを羽織るだけの服装が断然多く、対照的に30代の女性達はキリリとした地味なスーツで、アクセサリーをそれとなくつけて、好感が持てました。

式はホテルの芝生の庭の端の白い壁の教会で行われました。

花嫁花婿はなんと、馬車に乗って、向こうの木立の中から登場です。

手綱をさばく御者は、赤い上着に黒の帽子、白いあごひげ、馬車は皇族の結婚パレードのものによく似た大小の車輪のついたもので、ムード満点でしたが、途中でお馬さんの派手な排糞に全員大苦笑でした。

貧乏症の私は、馬の飼育や人件費がこりゃ大変なことじゃろうと、余計な事を考えていました。

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牧師さんは外人さんですが、はっきりわかる日本語と英語で進行です。

日本人だけなのに、どうして英語がいるのか疑問でした。

式の後は芝生の庭でフラワーシャワー(花びらを新婚さんにふりかける)と同時に5.60個の風船がよく晴れた青空に、真珠のようにきれいに上って行きました。

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 来月5才になる孫は、最初の馬車が現れた時点からすっかり惹き付けられたようで、教会の中の式では、終始集中して牧師さんの言葉に耳を傾け、キスの場面も微動だにせず見つめ、「立ってください」にはサッと立ち、まるでひとり前の大人のようでした。

長い裾が床を這うウェディングドレスをはじめ、何もかも初めてのものばかりで、言葉も出なかった様子です。

しかし、披露宴では妹とふたりで花束贈呈のお役目があるのに、退屈してしまって、廊下で寝てしまい、両親はやきもき。

出番直前に起こしてどうにか贈呈できました。代わりにでっかい箱入りのプレゼントをもらったら、うれしさを隠せません。自分で持つと言って二人とも、手から滑り落ちそうになる箱をやっと抱えて退場しました。

当日は、そのホテルで5組もの結婚式と披露宴があって、そう大きくないホテルなのでこんなに何組も大丈夫かしらと、また余計な事を思いましたが、さすが、何の混乱もなく進行されました。

手慣れた仕事振りをみながら、いったい従業員は何人だろう? アルバイトが多いのかな、またまた余計なこと考えました。

披露宴最後では、新婚さんから父親に花束、母親にはキティちゃんのぬいぐるみが送られました。

「ぬいぐるみ?」と母親である義妹は思ったそうですが、司会者から「ぬいぐるみの重さが、新郎新婦の生まれた時の体重です」と知らされて、どっと涙がこみあげてきたと、後で語ってくれました。

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和歌山旅行 その2(温泉)

2005年04月13日 17時05分45秒 | 旅行記

 旅といえば、宿泊先の温泉に期待がふくらむものです。

第一日目は有名な白浜温泉のホテルでした。

大浴場は「大」とつけるほど大きくはなく、お湯はあっさりとして特別香りはなかったようですが、やはり旅の疲れをとるには一番いいものでした。

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露天風呂は、大浴場横の木製の狭い階段を登ってベランダのように突き出したところで梅を漬ける大きな樽(直径1.5mくらい)がお湯を湛えて2個置いてありました。

梅を漬けていた樽の再利用だとか。

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その向こうにはさらに3個の梅樽の湯。

八代将軍徳川吉宗公もお入りになった湯とかで、形のいい松の枝が目の前にあり、眼下はすぐ海です。

静かに目をつむって潮騒をききながら、至福の時を過ごしました。

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後でこの温泉地のリーフレットをみると

梅樽の浴槽のあるホテルが多いようです。

二日目は、紀伊半島の先端に近い山の中の川湯温泉のホテルでした。

大塔川の川原を30センチ掘るだけでお湯が出てくるので有名な温泉地で

大浴場から直接、川岸に出たところに露天風呂があります。

kawaroten 露天の名のとおり、屋根も壁もなく、浅く掘り下げた浴槽だけがふたつありました。

混浴ということで女性は検診着に似た生地厚のものを着衣します。

身体はほかほか、顔はひんやりと露天風呂のよさを満喫しました。

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対岸はうっそうとした木立があり、夜はホテルの窓灯りだけで入浴していると、そばを流れる川面を何かがスーッと動いてきたので「ドキッ!」

それは、あひるかとおしどりか、と思えるような2羽の鳥でした。

写真を撮れなかったのが残念です。


和歌山旅行 (花)

2005年04月11日 00時48分06秒 | 旅行記

 2泊3日で和歌山を旅行して、和歌山城、那智の滝、高野山などをみてきました。

これらの観光地の説明は、観光誌が沢山出ているので、私の稚拙な説明は省いて

花、温泉、その他について少し記すことにしました。

 今回は実に幸運なことに、ちょうど桜の開花時期にあたり、どこに行っても満開の桜を見ることができました。

おまけに、高野山から空港への帰路では思いがけなくも、桃の花、梨の花、木蓮など満開の様子をバスの中からながら「きれい、きれい!」を連発するほど堪能しました。

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和歌山城の桜

dojyoji

安珍と清姫のお話で有名な

道成寺の桜

kumano

熊野本宮のしだれ桜

simokuren

バス休憩地所の しもくれん

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車中から撮った桃の花

桃畑の、桜より濃いピンク色の花は

どこも満開で、初めて見る桃の花畑に

「きれーい!」

nashi

梨の花も満開

少しでしたが梨の畑も見られました。

初めててみる緑がかった白い花は清らかでした。