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よろずの記 and 爺へ               

人生、残り少なめの日々の出来事や思いの綴りです。
やはり、ツーカーと話せるのは爺でした。  

親離れ

2007年05月31日 23時28分35秒 | 日記・エッセイ・コラム
_0011  私の母が逝ってもうすぐ30年になります。
写真は母の編んだ手提げですが、当時流行していました。
もう使わないので捨てようかと思ってもなかなか捨てきれずに、ハンカチ入れにしてこれまで使っていました。
ちょっと埃っぽくなって今度こそ捨てよう、でもせめて写真に残しておこうと写真に撮りましたが思いついて、これからは玉ねぎの保存用として軒下に吊るして使うことにしました。
 
 うしろの桐タンスも母の使っていたもので、引き出しに少々ガタがきています
これを見ると、50年以上も前のことなのに、タンスが届いた時のうれしそうな母の様子が浮かんでくるのです。
 この年になってもまだ母の何かに触れていたい、親離れの出来ない私です。

のど自慢の効用

2007年05月02日 23時51分49秒 | 日記・エッセイ・コラム
 ある縁で一人の女性と知り合いになりました。といっても遠方なので実際に会って話が出来たのはたったの1回、後は写真と手紙だけでした。
 その方がNHKのど自慢に出場というニュースが入り、「まさか?へぇ~♪」と驚きながら、どんな様子なのか想像もつかないまま見逃すまじとテレビの画面を見ていました。
「これだ、これだ!」
あの覚えのある顔が、おとなしいと思っていた人が、もの静かと思っていた人が、友達と一緒に出てきて大きい声で号令をかけ始めたのです。意外な展開にびっくりして、次には面白くて、夫もお腹の皮をヒクヒクさせながら大笑いしていました。
 鐘二つに終りましたが、、彼女のまた違った面を見せてくれて、こんなに楽しませてくれて、さらに近づけた感じがします。のど自慢の番組の良さというのはこんなところにもあったのだと遅まきながら気付きました。