よろずの記 and 爺へ               

人生、残り少なめの日々の出来事や思いの綴りです。
やはり、ツーカーと話せるのは爺でした。  

ウクレレ講座終了

2005年11月28日 21時22分44秒 | 人生、家族

ウクレレ講座が終った。たった3ヶ月の週1回だけだったが、講師は(70才代半ば)いつも30分も前には入室されて、受講者のウクレレの絃を確認、調整してくださった。ご本人自身がとても楽しんで指導して下さったので有難かった。

もらった楽譜は36曲。最後の『ホワイトクリスマス』と『ブルークリスマス』は難しくてまだうまくひけないが、童謡や叙情歌、簡単なハワイアンなどは自分の伴奏で歌えるのがとてもうれしい。でも、楽譜なしでは無理ということは・・・年のせいにしておこう。(*^。^*)

毎回の練習の最中に、「オールドブラックジョー」のところに来ると、講師が悲しくなるからパスしようと言われる。     

その歌詞とは   

♪若き日 はや夢と過ぎ 我が友みな世を去りて あの世に楽しく眠り かすかに我を呼ぶオールドブラックジョー    我も行かん はや老いたれば かすかに我を呼ぶオールドブラックジョー♪

う~ん、わかるのよね、近い私もその気持・・・。

その他に、『冬の星座』は『モリーダーリン』という恋の歌であるということや、ハワイアンの歌の途中で「カイマナヒラ~」とか掛け声が入るのは、次にすすむ歌詞を予告していること、など、「へえ~」と興味深かった。

「♪早くキスしてちょおお~だい!♪」(こんな歌詞がある)などと50代60代のおばちゃんたちがハワイアンを歌っている様子は、ちょっと滑稽だったけどね。(^。^)

今後は自主講座として月2回を2年間続けて練習できることになった。有料になるので受講希望者(これまでの約半数)で割勘となるが「皆さんが私を雇うのですよ」と講師はニコニコ顔。ステキな講師とまだご縁が続くことになりよかった~と思う。たった一人の男性はきっと交わり難かったのだろう、途中から欠席されて残念だった。


家の明かり

2005年11月14日 22時33分31秒 | 日記・エッセイ・コラム

 7月に我が家のすぐ裏に二階建ての建売住宅が建った。見学者の気配はよくあったが売れた様子はなく、人の住んでいない夜の家はなんとも暗くて不気味にそびえたっていて、いい気持ちはしなかった。

ところが先週突然、でっかいトラックが狭い道に入って来て引越しが始まった。「売れた、売れた!」と売主ではないのに隣の奥さんと喜んだ。

家の周りには沢山の植木の鉢が並んで、玄関には「welcome」とボードが立った。夜には玄関の外に明るい電気がつき、窓からも灯りがもれている。ああ、やっぱり人が住んでるといいなあ~。

翌日、その家のおじいちゃんらしき人が外でしゃがんでタバコを吸っているのが見えておかしかった。きっと新しい家だからタバコは外で!と言い渡されたに違いない。(^。^)


金子みすず

2005年11月14日 17時16分37秒 | 旅行記

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 「金子みすず」については、詩人としての名前を聞いたことがあるだけで、ほとんど詳しいことは知らないまま、今回のバス旅行の訪問先のひとつ「金子みすず記念館」に行った。

山口県長門市の仙崎かまぼこで有名な町の一角の、そう目立たない建物に、みすずの作品集や、詩の直筆、ビデオの放映などがあった。奥の部屋に貼り廻らせられた生い立ちの年表の終りの方には、ちょっとおおげさだが衝撃を受けた。

みすずの生まれは明治36年、学生時代は優等生で過ごし、その頃から詩作を続けた。意にそわぬ結婚のあと、離婚したが、当時は親権は男性側にあったそうで、ひとり娘を夫に渡さねばならなくなった。

みすずは写真館で自分の写真を撮り、一人娘の養育を実母に託す遺書を書いた翌日、自ら命を絶っていた。26才だった。

みすずには夫を否定するよほどの理由があり、娘のためによい教育はできないと、自分の命を懸けて娘を守ったのだと私は察した。同時に、私が3才の頃に未亡人となった私の母が、あの時代に再婚をしないで育ててくれたことと重なりあって、明治の女性の強さを感じた。

後日、みすずに関するサイトをみたら、彼女の夫は放蕩の限りを尽くし、遊郭に遊び、淋病をみすずに移していたばかりでなく、みすずの詩作も禁じていたということだった。

今回のバス旅行はその他に、門司レトロ地区、つの島自然館、九州国立博物館を見学したが、私にとっては「みすず記念館」がハイライトだった。友達への土産はみすずの一筆箋にした。

   (写真はみすずの使っていた部屋。)


雑話(11月)

2005年11月02日 19時15分05秒 | 健康・病気

 うちの柿の木は毎年実はつけても、熟れない内に次々と落ちてしまって、残った数個は小鳥に先にとられてしまっていた。原因がヘタムシということがわかって、今年は消毒したら、台風にも負けずかなりの実が熟れるまで残ってくれた。

kaki_018 今年は食べるほどあるぞと喜んでいたら、なんと柿の当たり年だろうか、毎日あちらからこちらからと柿を頂いてかごの中がいろんな柿でいっぱいになってしまった。

夫は固い柿、私は熟した柿が好きなので都合はいいが、さすがに食べ過ぎになりそうだ。

 食べすぎといえば、何ヶ月か前にちょっと膝が痛かったので、体重を落とそうと思い立った。

遅い朝食を食べても、3時間後には昼食をきっちり食べていたので、朝は具沢山の味噌汁だけにした。間食もだいぶ食べていたのでいっさいやめた。その代わりお昼と夕食は普通のとおりに食べる。

おなかが空いたらお茶か野菜ジュースを飲んだ。慣れてくるうちに、お菓子を目の前に見ても食べたいとも思わなくなった。

その結果体重は徐々に徐々に減り始めて、2ヶ月で2.2㌔減。

砂糖の1㌔入りを手に持って、これの2個分か~と重さを実感して、あと少しだけ頑張ろうと思っている。

 kaki_019                              

 夏の花、月下美人が先月の私の誕生日の夜に1輪咲いてくれた。これまでは正面からばかりの写真だったので、今回は側面からの写真を貼ってみよう。

また違ったきれいさがあるでしょう。