よろずの記 and 爺へ               

人生、残り少なめの日々の出来事や思いの綴りです。
やはり、ツーカーと話せるのは爺でした。  

移動カラオケ

2005年08月22日 11時44分05秒 | 人生、家族

毎週2回のミニバレーの体育館の往復には、ちょっと回り道して車のないTさんを送迎している。

そのTさんがいつからかカラオケを習い始めて、自分の習った曲をダビングして、楽譜もコピーしてくれるようになった。カーステレオで車の中は移動カラオケ教室。

「ここで息継ぎすれば後が楽よ」とか「そこは同じ音でね」とか、自分の習ったことを全部教えてくれる。

はじめのうちはシャンソンとか、ハワイアンならいいのになあと思っていたけど、演歌には演歌のよさがあるもんだと、味わいのある歌詞に、よくこんなにかけるものだと感心するようになった。

そう思い始めた頃に、Tさんの歌について、「あなたの歌には人生が表われている」と先生が評してくださったという話を聞いた。

Tさんは私より1才年長で、相当前に離婚している。その後3人の子供を一人で育て上げ、5人の孫がいるが、今はひとり暮らしで自由を謳歌している。

ちょっとハスキーで声量のある歌い方に、これまでの人生をどう織り込んで歌っているのか。きっと過去のいろんな思いがあふれているのかも知れない。

私は、ただ今6曲目を練習中。いつかワンマンショーができるかも。(^^♪


盆日記

2005年08月16日 00時21分33秒 | 人生、家族

 今年のお盆は、次男一家と14日に夫の実家で落ち合うことになった。夫の実家では久しぶりに盆休みのとれた弟夫婦が昼食を用意して待っていてくれた。

お互いの孫達が5才から2才までの合わせて4人、それぞれの個性が面白かった。

ビールを飲んだ夫と次男が運転できなくなったので、墓参りと自宅まで、2台の車を嫁と私で運転することになった。

まず夫の実家の墓へ、それから高速道路で私の実家の墓へ。                   1回しか高速道路を運転したことがないのでこわい。合流ができるかしら?とっさの時にハンドルがきれるかしら?とヒヤヒヤ。                            

一方、嫁は狭い道に弱い。「アレー、こんなとこいくの~、ひゃー」などと叫んでいたと息子が笑っていた。 これで私も嫁も少々自信がついた・・・・・かな。

息子達は朝から、嫁の実家の墓参り三箇所、こちらが三箇所だったので疲れ気味でみんな早めに寝た。

今日、孫二人はやっと映画に連れて行ってもらって、ご機嫌で帰って行った。

暑い、忙しい2日間からホッと暇になり、テレビをつけたら、ああ、今日は終戦記念日だったと気付く。

父親の顔も知らない、感触も知らないで育った私には、以前まで父親のことを思うことはあまりなかったが、年を重ねてくると、遠い戦地でどんなに無念な思いだったろうかと、その身になって考えるようになってきた。

孫がもう少し大きくなったら、戦争について話す責任があると改めて思った日だった。


全力疾走

2005年08月02日 21時55分01秒 | 健康・病気

近くのスーパーへ買い物に行く途中、近所のお宅に用事で10分くらい寄っておしゃべり。

スーパーでは、今夜の献立考えながらゆっくりと歩いていた。5品くらいかごに入れ、「今日は味噌が安いわ、買っておこう」とかごに入れた途端に思い出した!             ガスコンロの火をつけたままだ!                                  残り物の入った鍋にちょっと火を通しておこうと火をつけていた。量が少しだからすぐに燃え上がるかも知れないと思ったら、この暑いのに背筋がゾ~ッ!                                            

かごを放り投げるように隅っこの方に置いて、200m先の我が家へ走る。角を曲がってもうすぐだ。誰も騒いでいない。煙も出ていない。大丈夫か?                  苦しいけど止まるわけにはいかない。                                 

玄関に入ると煙っている。靴をぬいたかどうかも覚えず台所へ。よかった~、炎は出ていない。臭いと煙とかすかなパリパリの音の前で、安心と息切れで座り込んだ。

ふううう~、こんなに長い距離の全力疾走は何十年ぶりだろう。この年でよくこけなかったものだと変な感心と、変な自信を感じた。しかし半分以上は火をつけたままそばを離れた反省。これからはどう予防したらいいか、真剣に考えよう。