毎週2回のミニバレーの体育館の往復には、ちょっと回り道して車のないTさんを送迎している。
そのTさんがいつからかカラオケを習い始めて、自分の習った曲をダビングして、楽譜もコピーしてくれるようになった。カーステレオで車の中は移動カラオケ教室。
「ここで息継ぎすれば後が楽よ」とか「そこは同じ音でね」とか、自分の習ったことを全部教えてくれる。
はじめのうちはシャンソンとか、ハワイアンならいいのになあと思っていたけど、演歌には演歌のよさがあるもんだと、味わいのある歌詞に、よくこんなにかけるものだと感心するようになった。
そう思い始めた頃に、Tさんの歌について、「あなたの歌には人生が表われている」と先生が評してくださったという話を聞いた。
Tさんは私より1才年長で、相当前に離婚している。その後3人の子供を一人で育て上げ、5人の孫がいるが、今はひとり暮らしで自由を謳歌している。
ちょっとハスキーで声量のある歌い方に、これまでの人生をどう織り込んで歌っているのか。きっと過去のいろんな思いがあふれているのかも知れない。
私は、ただ今6曲目を練習中。いつかワンマンショーができるかも。(^^♪