10日の新聞に、こんな悲しいタイトルを見つけました。 『ミヤマキリシマ灰に沈む』。
新燃岳の噴火により、近辺の樹木、花々は灰の下になりました。
ミヤマキリシマは写真のように可愛いピンクの花を広範囲に広がって咲かせます。
新燃岳の麓にある観光地『えびの高原』にもミヤマキリシマの集落があり、満開の時期をねらって見に行ったものですが、今はどれだけの灰をかぶっているのでしょう。
遠隔地に住む義弟から、 「昔、高校時代の登山サークルで、新燃岳にも毎週のように登り、四季の移ろいを見ていたのに、 今は懐かしさと悲しさが交錯する複雑な気持だ。」と伝えてきました。
噴火による被害が今以上広がらないように、このまま収まりますように。
新燃岳の噴火で、いつもは透き通った冬の空が昨日は、遠くがまるで春霞のように霞んでいた。洗濯物は、噴火後はずっと部屋干し。湿度の低い今だからいいけど、梅雨時だったら、と思うとぞっとする。
でも、この街はまだいい。山の東南の地域の被害はただ事ではない。義弟の家を訪ねたら、スコップで集めた灰を袋に詰めていた。
友達は喘息が出た、と苦しそうに電話の向こうで咳をしていた。
また噴火のニュースで目立っていないが、鳥インフルエンザが県内で10例目まで発生した。どうしてこうも次々と?と養鶏農家でなくとも気落ちしてしまう。
さあ、元気出して掃除機をかけよかな。