蝉時雨の葬送曲に送られて
晩夏の夕日が
西の空を茜色に染めて
墜ちて行く
対局の東の空から
宵の薄暮の中を
橙色の月が静かに登ってくる
この月の色は
胎児が母親の羊水の海の中で透かし見る
危険だけれども
まだ見ぬ、未知の憧れの世界の色に似ている
宵の明星が
最後の夕日を浴びて
一瞬の輝きを反射する
葬送の蝉時雨がやんで
風は
川面を渡り
晩夏の時を告げる
晩夏の夕日が
西の空を茜色に染めて
墜ちて行く
対局の東の空から
宵の薄暮の中を
橙色の月が静かに登ってくる
この月の色は
胎児が母親の羊水の海の中で透かし見る
危険だけれども
まだ見ぬ、未知の憧れの世界の色に似ている
宵の明星が
最後の夕日を浴びて
一瞬の輝きを反射する
葬送の蝉時雨がやんで
風は
川面を渡り
晩夏の時を告げる
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