続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『セロ弾きのゴーシュ』5。

2013-02-20 06:31:54 | 宮沢賢治
 にはかにぱたっと楽長が両手を鳴らしました。みんなぴたりと曲をやめてしんとしました。楽長がどなりました。
「セロがおくれた。トォテテ テテテイ、ここからやり直し。はいっ。」
 みんなは今のところの少し前の所からやり直しました。

 楽長はラク・チョウと読んで、落、丁(第四/die、死)は「死」を暗示。
 両手はリョウ・シュと読んで、霊、衆。
 鳴らすはメイと読んで、瞑。
 直しはジキと読んで、自記。
 今はコンと読んで、混。
 楽長はラク・チョウと読んで、落、弔。
 所はショと読んで、初。
 少しはショウと読んで、章。
 前はゼンと読んで、全。
 所はショと読んで、諸君。
 直しはジギと読んで、字義。

☆落(物淋しい)死の霊、衆(人々)は瞑(目を閉じる)。
 落(物淋しい)弔(死を悼む)自記を混ぜた初めての章(文章)であり、全て諸(もろもろ)は、字義(漢字の持つ意味)による。

『城』1189。

2013-02-20 06:15:41 | カフカ覚書
このふたつの事実とクラムとのあいだにはなにか関係がありそうだとは、お話をうかがってすぐに頭に浮かびはしましたが、あなたがおっしゃったようなえげつないつもりでは毛頭ありませんでした。それとも、まだそこまでえげつない考えかたをしていなかった、と申しあげるほうが正しいかもしれません。あなたがあんなおっしゃりようをなさったのは、またぞろわたしをやりこめることができて、おもしろくてたまらなかっただけのことにちがいありません。

 えげつない/Grobheit→Glaublaft/信ずべき。
 おもしろい/Freud→Fried/平和、安全。

☆この事実とクラム(氏族)とのあいだには、先祖との結びつきがあるとは思いますが、もちろんあなたがおっしゃったように信ずるべきでないとは考えませんでした。明かに苦しめられていると言ったほうが正しいかもしれません。またぞろ先祖の痕(傷痕)を攻撃し平和を守ろうとしているのに違いありません。