続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『飯島晴子』(私的解釈)濛々と。

2021-08-05 07:15:44 | 飯島晴子

   濛々と鯉の重なる黄帷子かな

 濛々とはボウ・モウと読んで、某、妄。
 鯉の重なるはリ・チョウと読んで、詈、調。
 黄帷子はコウ・イ・シと読んで、荒、為、肆。
☆某(なにがし)は妄(節度がない)と、詈(ののしる)。
 調べると荒(でたらめな)為(行い)の肆(勝手気まま)がある。

 濛々とはボウ・ボウと読んで、謀、暴。
 鯉の重なるはリ・チョウと読んで、裏、帳。
 黄帷子はコウ・イ・シと読んで、考、依、詞。
☆謀(はかりごと)を暴(あばく/明らかにする)。
 裏の帳(ノート)に考えを依(頼りにする)詞(言葉)がある。

 濛々とはボウ・ボウと読んで、茫、昴。
 鯉の重なるはリ・チョウと読んで、離、眺。
 黄帷子はコウ・イ・シと読んで、光、威、視。
☆茫(ぼんやりしている)昴(すばる)の離(はなればなれ)、眺める光の威(厳か)を視(気をつけて視る)。(昴は六連星)

 鯉の重なるはリ・チョウと読んで、裏、兆。
 黄帷子はコウ・イ・シと読んで、候、縊、死。
☆濛々(はっきり分からないが)、裏(物事の内側)の兆候では、縊死(首をくくって死ぬ)ではなかったか。

※記帷子(キビラ)は、晒していない麻織物。


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