続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『水仙月の四日』24。

2021-10-12 06:08:00 | 宮沢賢治

 けれども、その立派な雪が落ち切つてしまつたころから、お日さまはなんだか空の遠くの方へお移りになつて、そこのお旅屋で、あのまばゆい白い火を、あたらしくお焚きなされてゐるやうでした。

☆尊い死が来世に向かい切ってしまったころから、太陽(来世への門)は遠くに移り、そこのお旅屋(死の魄が一時的に留まるところ)であのまばゆい魄の禍(わざわい)を新しく燃やして(消去)しているようでした。

 そして、西北の報からは、少し風が吹いて来ました。

 西北は乾、天。
 少しはショウと読んで、照(あまねく光が当たる=平等)
 風は、教え。
☆そして、天の方からは平等の教えが降りてきました。


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