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洗濯物を出したり入れたり:原油上げ、ドル下げるー学校で教えてくれない経済学

2005-07-13 10:59:45 | 経済学
 7月12日、NY原油先物相場はバレル1.70ドル反発、
60.62ドルへ戻した。

 7月12日、NY為替相場は、1ユーロ=1.2243ドル、
1ドル=110.87円へドルが急落した。

 原油相場は、ハリケーン・デニス(Dennis)が熱帯性低気圧になり
姿を消したと言って売ったあと、カリブ海にあらたに発生した
エミリー(Emily)が発達してメキシコ湾の製油所を襲うと被害が出ると
はやして先物を買い戻したため値上りしたようだ。

 為替相場の方は、米時間水曜日〔7/13〕発表予定の5月の
米貿易赤字が4月赤字の570億ドルを上回るのではないかとの
話を材料にドルを売ったようだ。

 米貿易赤字は一貫して増えている。これを材料にドルを売ってきたが、
ユーロ安という思わぬ展開からドル買戻しの結果、対ユーロでドルは
予想以上に値上りしていた。

 慢性的な米貿易赤字に焦点を当てれば迷わずドル売りである。
しかし現実はドルが買われた。これが相場の世界である。

 このまま一気にドル安が進むと見る専門家は少ないが、
潮の目の変化かどうか見極めが大切なタイミングかもしれない。

 原油相場の世界では、世界の原油需要は、日量8,400万バレルに
対して、慢性的な供給不足状態が続くとの見方が一般的である。

 天気で言えば慢性的な日照り続きである。慢性的にのどが
渇いた状態にあると言い替えても良いかもしれない。

 原油を新たに生産するには時間と莫大なお金がかかる。

 一方、原油を使う方は待ったなしである。中国やインド、世界の石油の
50%を消費するご本家米国が石油のがぶ飲みを止める気配は全くない。
基本的には好むと好まざるとにかかわらず原油相場は上昇トレンドであろう。

 相場師からすればそこが付け目である。世界的な金余りでありながら、
米国の短期金利はいつのまにか3%台に乗せてきた。金利面でお尻に
火がついてきたが、仮に10%稼ごうとすれば、彼等が材料をめまぐるしく
出し入れしながら稼ごうとしてもおかしくない。

 健康でも同じである。

 現代人は慢性的な栄養不足状態にあるといわれている。
現在の異常なまでの健康食品ブームは、多くの人が、
その1点にビズネスチヤンスを求めているに過ぎない。

  慢性的な原油不足は変わらない。構造的なドル安基調は変わらないと
見ておいた方が間違いないだろう。

 原油に対する咽の渇きが収まらない限り原油相場に下げ止まり感は
まず期待出来ない。

 米ドルに対する不信感が払拭されないかぎりドル安に対する
不安感は基本的にはなくならないであろう。

 そこが相場師の付け目である。彼等もひとの子。運用成績を
上げねばならないという厳しい生活がかかっているからヘッジファンドの
行動を一概に責められない。

 原油であれ為替であれ相場の世界は基本的には需給で決まる。

 独断と偏見をお許しいただければ、需給で決まるという点では
健康の世界も相場の世界も同じである。

 健康にとって食べ過ぎが一番いけない。ほとんどの病気は栄養のバランスを
欠く事によって起こっているといわれている。

 専門家によれば、慢性的な栄養不足、慢性的なのどの渇きは
糖尿病の典型的な徴候の1つであるそうだ。

 糖尿病は生活習慣病の代表的病気である。自らの日頃の
食生活が糖尿病の元凶であることを思い起こしていただきたい。

 洗濯物を出したり入れたり:原油上げ、ドル下げる。

 自分の健康は自分で守る。自分の無け無しの資産は
自分で守る。

 家庭でも学校でも日常生活を通じて、身近な材料を使いながら
子供の頃から是非教えて欲しい。(了)

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