ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

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オステオパシーによる目の治療と眼に関する知識(7/24の臨床実践塾)(連載3)

2016-07-04 08:27:30 | 診断即治療と虹彩学

 眼のすぐ上に位置するのが眼窩前頭皮質 



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オステオパシーで眼の治療をするときに、私は頭頂上顎縫合の調整と、蝶形骨の左右転位の調整を行ないます。
前頭骨を上に持ち上げたまま蝶形骨を左右に動かすのですが、蝶形骨はいろいろな頭蓋骨や脳の分野と連結していますので、その部が正常位置に戻ると眠気が来るようです。


それは、大脳皮質の「眼窩前頭皮質」は、
「思考や判断の中心的な役割があり、視覚、聴覚、感覚とともに味覚、嗅覚情報も収斂していて、扁桃核、海馬、視床下部、線条体とも密接な結び付きがある」という説明があることから、ストレスの多い現代人にとって異変が起こりやすいところでもあるわけです。
ですから、頭頂上顎縫合を解放する(動きを良くする)ことで、その部での脳の代謝が良くなり、外部からの刺激で緊張状態にあった脳がリラックスできると考えられます。

また、眼窩前頭皮質はとともに、「前頭眼野」(眼球の随意運動の指示を行ない、情動・動機付けにも関わる。
前頭眼野は、大脳皮質前頭葉にあり、目標の位置情報を送る役目がある。前頭眼野は、目標の位置情報を眼球の運動情報に変換し中脳(上丘)や脳幹に送ると考えられ、眼球運動をするか否かを決める最も重要な大脳皮質とされています。



こちらのイラストで見るとよくわかります。
① 網膜から

② 外側膝状体を通り

③ 視覚野へ行き

④ 頭頂眼野を介して

⑤ 前頭眼野に行きます

⑥ それから上丘に送られ

⑦ 脳幹を介して

⑧ 動眼筋に情報が伝わり

⑨ 眼球が動く

となると、視覚野のある後頭骨も調整する必要がありますので、後頭骨やラムダ縫合、後頭乳突縫合も調整していきます。
調整と言っても、ネジのような明確なものはありませんので、全て手の感触で調整していくわけです。



後頭乳突縫合を調整することにより、さらに「気持ちいい状態」になります。
それは、人間が受け取る情報の80%以上が目から入ると言われ、その情報処理に目や脳が疲労してきます。
疲労は血液循環を悪くしますので、血液循環が良くなることで疲労を回復させることができます。

つまり、血液の汚れ⇒目や脳の疲労⇒血液循環を良くする⇒疲労回復という構図が生まれるわけです。

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