
ラン
画・江嵜 健一郎
今年もランが元気に咲きました。フエンスを飛び出して顔を出したのを道路際に腰を下ろしてスケッチした。正式に何という名なのかご存じの方は是非お教えいただければありがたい。
余談ながら、ナントイウジという芸名の漫才師さんが昔、おられた。ミヤコ蝶々さんの旦那さんである。先日日本画教室の帰路、ナントイウジという漫才師がいたと話したらご存じない方がおられた。
自分では当たり前のように思っていると世代が変わると聞いたこともない世界があることを改めて教えられた。
花に話を戻す。ランの隣には桔梗が順番を待っている。今年はグロリオサが特に元気である。球根のためフエンスの中にとどまってくれないのもあり一部は外に芽を出し60センチにも成長した。通りがかりの人も花を咲かせるまで暖かく守って欲しいなと密かに祈っている。
紅葉葵の芽も負けじと伸びてきた。50センチ以上まで成長した。こちらは大人しくフエンスの中で芽を出したので安心している。6月になるとレインリリーも咲いてくるので楽しみである。
痒みのせいで睡眠の質が低下しているようだ。このところ体調不良が続いている。正直、痒いと絵筆を持つ元気も出ない。花に励ましてもらって、今まで通り、集中して絵を描けるようになりたい。(了)