(学校で教えてくれない経済学)
イラン問題を23日放送の「ワールドWaveMorning」「世界の扉」コーナーで特集、イラン国民は通貨レアルの50%暴落,輸入インフレが直撃、市民は苦しい生活を余儀なくされている。輸入ガソリンが手に入らないため国内産の粗悪ガソリンで大気汚染が深刻化している。3月予定の国会議員選選挙は来年のイラン大統領選挙の前哨戦と見られているが、アハマディネジャド派とイラン最高指導者、ハメネイ師派の勢力は拮抗している。益々アハマディネジャドの反欧米、反イスラエル政策がエスカレートする可能性がある。イランは改めてIAEAによる核施設立ち入りを拒否したなどと解説していた。
「イラン危機、戦争は回避できるか」のタイトルで二ュ―ズウイーク(NW)誌日本版最新号が駅売店に昨日水曜日から並んでいる。日本に住んでいると緊迫感は伝わらないが「イスラエルによるイラン攻撃が一触即発の状態」と書いていた。「ベンヤミ・ネタ二エフ、イスラエル首相は、イランの脅威を煽って首相に返り咲いた。対イラン強硬路線は今後も変わらないだろう。」などと山田敏弘記者は書いていた。別ページで「万一、イスラエルとイランの間で戦争が始まっても、オバマは多面的で自制の利いた、全面戦争未満の対応をするだろう。それがまたイスラエルが焦る理由でもある」などと書いていた。
先のNY誌は、「同盟国を見捨てるオバマ」というタイトルで,フォ―クランド問題でイギリスに肩入れしない。オバマ政権下、アメリカが同盟国にとって頼りがいのない国になってしまった。イギリスで唯一残っていた航空母艦アーク・ロイヤルを昨年退役させた。戦闘機シ―ハリアー50機も米海兵隊に売却した。かって90隻あった戦艦は30隻に減った。アメリカはイギリスを助けないから、仮にアルゼンチンが英海軍基地を制圧した場合、イギリスのフオークランド奪還はほぼ不可能だろうと書いていた。沖縄基地問題に対するアメリカの考え方は同根だと思っておいた方が、想い人、アメリカに振られた後の傷がまだしも少なく済むだろう。
一方、習近平国家副主席のトルコ訪問の様子を今朝の「ワールドWaveMorning」は、中国CCTVと上海RTSの放送を時間をとって詳しく紹介していた。トルキスタン問題でトルコ政府に「一つの中国」を容認させる狙いが習副主席の発言でありありと出ていた。香港ATVも習副主席トルコ訪問の様子を伝え、国連安保理でのシリア決議案に中国がロシアとともに拒否権を行使したことに習副主席は触れ「それぞれの国の自主的処理を中国は尊重する」と中国の拒否権行使を正当化したと習氏発言を解説していた。
先のNW誌は、米アイオア州を27年振りに訪れた時の習氏のリラックス振りを紹介、「素顔をめったに見せない次期中国のトップの笑顔は本物か」と書いていた。同誌は「謎の男を読み説く5つのヒント」と別ページで「重慶での幹部失踪事件という爆弾を抱えている」と書いた。アメリカに始まり、アイルランド、最後はトルコと全て計算し尽くされたシナリオに従った次期中国トップのお披露目旅行が終った。昨日アメリカ政府はフクシマ原発事故発生直後から詳細にまとめた議事録を発表した。ご当地日本には議事録がないとケロリと言ってのけた。独立国家として恥ずかしくないのだろうか。習近平副主席の動静も、日本政府は、アメリカ政府から入手するのかもしれない。
22日のNY株式市場は、ユーロ圏経済の先行き懸念と米住宅データが期待はずれだったことから、前日比27ドル安、12,938ドルで取引を終了した。NY原油(WTI)相場はバレル3セント高、横ばいの106.28ドル、NY金先相場は、中東情勢緊迫からトロイオンス12.90ドル高、1,770.70ドルで取引された。23日朝8時44分着信のCNBC Asia Pacific 電子版は、このところ低迷相場がを続いていたプラチナ相場が供給不足を材料に5ケ月振りの高値を更新したと書いていた。投機資金がきな臭いにおいを嗅ぎつけて来たのであろう。一方、NY外国為替市場では、引き続き日本円が売られ、1ドル=80.24~32円、1ユーロ=106.30~35円で取引された。
「ワールドWaveMorning」(経済情報)に出演した三井住友銀行、呉田真二氏は「欧州相場軟調を嫌気してNY株価は下げた。外国為替市場では、日銀による金融緩和発表の余波が継続している。一方、リスク資産が供給懸念を囃して商品市場へ流れて来ている。日本の貿易収支赤字基調が高値の原油輸入増加で長期化する。貿易収支を圧迫するからさらなる円安が予測される」などと解説していた。牛丼一杯240円と阪神御影駅前の松屋で出ている。看板を外す日が近いかもしれない。昔、日本にも100円ショップが賑わった時代があったと回顧談を語ることになるだろう。(了)
イラン問題を23日放送の「ワールドWaveMorning」「世界の扉」コーナーで特集、イラン国民は通貨レアルの50%暴落,輸入インフレが直撃、市民は苦しい生活を余儀なくされている。輸入ガソリンが手に入らないため国内産の粗悪ガソリンで大気汚染が深刻化している。3月予定の国会議員選選挙は来年のイラン大統領選挙の前哨戦と見られているが、アハマディネジャド派とイラン最高指導者、ハメネイ師派の勢力は拮抗している。益々アハマディネジャドの反欧米、反イスラエル政策がエスカレートする可能性がある。イランは改めてIAEAによる核施設立ち入りを拒否したなどと解説していた。
「イラン危機、戦争は回避できるか」のタイトルで二ュ―ズウイーク(NW)誌日本版最新号が駅売店に昨日水曜日から並んでいる。日本に住んでいると緊迫感は伝わらないが「イスラエルによるイラン攻撃が一触即発の状態」と書いていた。「ベンヤミ・ネタ二エフ、イスラエル首相は、イランの脅威を煽って首相に返り咲いた。対イラン強硬路線は今後も変わらないだろう。」などと山田敏弘記者は書いていた。別ページで「万一、イスラエルとイランの間で戦争が始まっても、オバマは多面的で自制の利いた、全面戦争未満の対応をするだろう。それがまたイスラエルが焦る理由でもある」などと書いていた。
先のNY誌は、「同盟国を見捨てるオバマ」というタイトルで,フォ―クランド問題でイギリスに肩入れしない。オバマ政権下、アメリカが同盟国にとって頼りがいのない国になってしまった。イギリスで唯一残っていた航空母艦アーク・ロイヤルを昨年退役させた。戦闘機シ―ハリアー50機も米海兵隊に売却した。かって90隻あった戦艦は30隻に減った。アメリカはイギリスを助けないから、仮にアルゼンチンが英海軍基地を制圧した場合、イギリスのフオークランド奪還はほぼ不可能だろうと書いていた。沖縄基地問題に対するアメリカの考え方は同根だと思っておいた方が、想い人、アメリカに振られた後の傷がまだしも少なく済むだろう。
一方、習近平国家副主席のトルコ訪問の様子を今朝の「ワールドWaveMorning」は、中国CCTVと上海RTSの放送を時間をとって詳しく紹介していた。トルキスタン問題でトルコ政府に「一つの中国」を容認させる狙いが習副主席の発言でありありと出ていた。香港ATVも習副主席トルコ訪問の様子を伝え、国連安保理でのシリア決議案に中国がロシアとともに拒否権を行使したことに習副主席は触れ「それぞれの国の自主的処理を中国は尊重する」と中国の拒否権行使を正当化したと習氏発言を解説していた。
先のNW誌は、米アイオア州を27年振りに訪れた時の習氏のリラックス振りを紹介、「素顔をめったに見せない次期中国のトップの笑顔は本物か」と書いていた。同誌は「謎の男を読み説く5つのヒント」と別ページで「重慶での幹部失踪事件という爆弾を抱えている」と書いた。アメリカに始まり、アイルランド、最後はトルコと全て計算し尽くされたシナリオに従った次期中国トップのお披露目旅行が終った。昨日アメリカ政府はフクシマ原発事故発生直後から詳細にまとめた議事録を発表した。ご当地日本には議事録がないとケロリと言ってのけた。独立国家として恥ずかしくないのだろうか。習近平副主席の動静も、日本政府は、アメリカ政府から入手するのかもしれない。
22日のNY株式市場は、ユーロ圏経済の先行き懸念と米住宅データが期待はずれだったことから、前日比27ドル安、12,938ドルで取引を終了した。NY原油(WTI)相場はバレル3セント高、横ばいの106.28ドル、NY金先相場は、中東情勢緊迫からトロイオンス12.90ドル高、1,770.70ドルで取引された。23日朝8時44分着信のCNBC Asia Pacific 電子版は、このところ低迷相場がを続いていたプラチナ相場が供給不足を材料に5ケ月振りの高値を更新したと書いていた。投機資金がきな臭いにおいを嗅ぎつけて来たのであろう。一方、NY外国為替市場では、引き続き日本円が売られ、1ドル=80.24~32円、1ユーロ=106.30~35円で取引された。
「ワールドWaveMorning」(経済情報)に出演した三井住友銀行、呉田真二氏は「欧州相場軟調を嫌気してNY株価は下げた。外国為替市場では、日銀による金融緩和発表の余波が継続している。一方、リスク資産が供給懸念を囃して商品市場へ流れて来ている。日本の貿易収支赤字基調が高値の原油輸入増加で長期化する。貿易収支を圧迫するからさらなる円安が予測される」などと解説していた。牛丼一杯240円と阪神御影駅前の松屋で出ている。看板を外す日が近いかもしれない。昔、日本にも100円ショップが賑わった時代があったと回顧談を語ることになるだろう。(了)