がん劇的緩解(和田洋巳)
当院のお客さんが、この本を持ってきてくれたので、読んでみました。
きょうは、その本のちょっとした紹介です。
著者の和田先生の本は前にも読んだことがあるのですが、なかなかユニークな先生です。
医師による民間療法で、深く印象に残っているのが、
ドクターサティラロ著『がん-ある「完全治癒」の記録』です。
和田先生の著書では、栄養学主体の解説になります。
① 塩を摂らない
② 野菜やキノコ類を摂る
② 煮炊きはせずナマを食べる
一部を抜粋してみますと、
【まず重要となるのが、 塩分の摂取をできるだけ控えるということです。
がん細胞は正常細胞の役10倍にも上るかずのナトリウム・プロトン交換器を駆使し、ナトリウムイオンを細胞内に取り込むとともに、ブドウ糖から分解したプロトン(水素イオンん)を細胞外に裴瀬悦します。その結果、がん細胞周辺の微細環境は水素イオンの上昇によって賛成かしていくのです。
したがって、塩分の摂取をできるだけ控えることで、がん細胞へのナトリウムイオンの供給をできるだけ減らす、ということが第一の対抗策になります】
という理論を展開しています。
そして、サティラロ医師のは、マクロビオティックになっています。
つまり、私がいつも食事の話をするときに使っている内容と同じです。
サティラロ医師のご著書で、鍼灸師が興味を持つと思われる一説があります。
「ガンの痛みに堪えるために、熱いシャワーで背中(脊椎・督脈)を温めると楽になった」
というところでした。
私は、そのサティラロ医師の本を読んだときに、
「やっぱり督脈はプライムライン(スタートライン)なのだ。そして、督脈こそが経絡の始まりなのだ」と考えた事を今でも覚えていますし、七星論でもそれを生かしています。
お二人のご著書は、どちらも興味深いものがあるので、時間のある方は読んでみたらどうでしょうヵ。
今は救急車もすぐには来てくれないし、すぐには入院できません。
そんな時には、本でも読んで「知識を増やして判断力を養う」ことが大切だと思うのです。
論語に、
「学べば個にならず」(学ぶことで頑固にならなくてもいい)というのがあります。
即ち、「自分が学んできた事だけに固執するのは良くない」ということです。