ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

邦楽祭り: 集まりましょう、楽しみましょう:(スケッチ&コメント)

2005-08-01 09:17:25 | スケッチ
 第11回全国学生邦楽フェスティバルが、8月19日~20日に
かけて、一般観賞無料で、「100人による大合奏・講習会」、
「若者による邦楽コンサート」、「尺八無料クリニック」などが、
京都府立府民ホールで 開かれる。

 邦楽とは日本古来の音楽のことであるが、 2日かけての
出し物を見れば、邦楽関係者が邦楽の将来に危機感をもって
立ち向かっていることがひしひしと 伝わってくる。

 邦楽に関係する催しということで、地歌演奏と講演会が、
先日、今年は谷崎潤一郎没後40年に当たるということで、
谷崎潤一郎記念館、芦屋市文化振興財団主催の
芦屋ルナホールで開かれた。

 谷崎潤一郎は地歌をこよなく愛し、『蓼喰う虫』、『春琴抄』、『細雪』
などでも地歌が描かれていることを、先の講演会で初めて知った。

 地歌は三弦(三味線)、琴、胡弓などの楽器を弾きながら
歌われる。

 なれとは恐ろしいもので、繰りかえし聞いていると、
だんだんと別世界の雰囲気ながら、とけこめるようになるから
不思議である。

 その意味でも、筆者のような、物語の中身が分からない
門外漢にも、この種の勉強会は大変有り難い。

 全国学生邦楽フエスティバル実行委員会の邦楽祭りも、
若者をターゲットに選び、少しでも邦楽愛好者の裾野を
広げるために、若者に勉強の機会を作ろうと
努力しているのであろう。

 先日、第46回、「古典を勉強する会」が、大阪の守口文化センター、
エナジーホールで開かれ、お招きを受ける機会があり、
演奏会の一こまをスケッチした。 

  筆者は遅まきながら、5年前から日本画お勉強をゼロから
はじめた。

 日本画と邦楽は日本の伝統文化という点では共通点が
多いような気がする。

 私事ながら、森田りえ子、猪熊佳子というすばらしい師範に
恵まれ、実態としては、ついて行くのが精一杯であるが、
まずはスケッチが基本と、日々、自らを叱咤しながらも、
楽しく日本画を学んでいる。

 しかしながら、日本画も邦楽や日本舞踊同様に
若者に親しみが薄いせいか、日本画の個展会場は
ほとんどお年をめした、しかもご婦人がほとんどで
あるのはさびしい限りである。

 若者の参加者が少ない世界は所詮衰退する。

 卑近な例であるが、日本画の画材の値段は相対的に高い。
値段は全て需給関係から決まるが、それが余計に
若者に日本画にとりつきにくくさせているのかもしれない。

 日本画に限らない。

 わが国独特の文学、芸術、文化が広く世界に
理解される前に、日本人自らが日本独自の伝統を、率先して
崩壊に導いているのではないかとさえつい考えてしまう。

 日本の伝統文化で言えば、国技の代表といわれる相撲がある。
しかし、相撲人気のここへ来ての凋落は、一連のスキャンダルもあり、
自らが自らの足元をないがしろにする、目を覆いたくなるばかりの
状態が続いている。

 独断と偏見をお許し願えれば、外人力士で優勝が決まる
現状を嘆く人は多いが、 国技館でオリンピックが開催されていると
受け取れば いいではないかと言いたいが、いまの日本では
とてもじゃない、そんな考えは受け入れてもらえないだろう。
 
 柔道も国技である。

 その国技柔道がオリンピックで地味ながら着実に往年の
評価を回復しつつあることは誠に喜ばしい現象かもしれない。

 「古典を勉強する会」と銘うって地歌の会を開いたり、
谷崎潤一郎にちなんで「地歌演奏と講演会」の開催は、
わが国伝統文化伝承に貢献する、大いに励まされる
動きであろう。

 邦楽祭り:集まりましょう、楽しみましょう。

 第11回全国学生邦楽フエスティバルの成功を祈りたい。(了)




Kenさんのスケッチは、ブログ容量の関係で削除させて頂きましたが、11月1日に、「かんぽう」さんから『ユニークに乾杯』というタイトルで出版予定です。定価2.000円。
ISBN978-4-904021-03-3  C0071 1905E 
株式会社 かんぽうサービス ℡06-6443-2173
大阪市西区江戸堀1-2-14 肥後橋官報ビル6F(〒550-0002)

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