この「診断即治療」は、 「しちせいブログ」にも転載しています。
写真で見ても右背の腫れているのがわかります
タイトルのような症状を訴えて来た方がいました。
この方は、重たい荷物を運ぶことも多い仕事をしているのですが、それが原因とは思いません。
腫れているのは「肝臓の裏側」です。
しかし、脈で診ると「腎実」もありました。
だから「腰も痛い」と言っていました。
このような場合は、巨鍼を使うのが早いです。
巨鍼を使うと、背中の筋肉をほぐすと同時に、内臓の異変まで整えてくれるからです。
毫鍼(一般的に使う鍼)だと、1回で治すのは難しいです。
つまり、巨鍼を毫鍼では「即効性」に違いがあるわけです。
ただし、鍼だけで治めるより、食事にも気を付けてもらった方がいいです。
理由は、肝、腎がそのようになるのは食物と大いに関係があるからです。
食事の話をすると長くなりますので、当院のホームページを参考にしてください。
最近は、「〇〇秒で」とか「〇分で」と言うのが多くなりましたが、それらで、表面に出た症状を治めることはできても、真の原因までは解決されないと考えています。
治療家はその事を考えながら治療しないと、患者さんに迷惑をかけてしまいます。