1.味噌汁椀にお味噌を入れます
2.削りカツオを1パック入れます
3。それにお湯を注いで呑むと熱中症の対策や治療になります。
猛暑のせいで、問い合わせが増えています。
・ 頭痛
・ だるさ
・ 筋肉の力が抜けた
・ 気力がない
・ 喉がおかしくて咳が出る
等々ですが、これらは熱中症になっているか、その前兆です。
診断をすると、「心経」や「心包経」に異変があります。
かと言って、心経や心包経を治療すると、その場は治まっても、すぐに再発します。
一般的に、「熱中症」と言うと、すぐに「水を飲みなさい」と言われると思います。
しかしそれは科学的かも知れま炎が、片手落ちの指導方法です。
理由は、水分を摂ることは大切なのですが、水分と一緒に塩分も抜けているので、塩分も補う必要があるからです。
最近では現代栄養学でも、「塩分を摂りなさい」と言うようになったのですが、今でも「ひとつ覚え」のように「水分補給を忘れないでね」なんて言ってる医師も少なくありません。
我々は、部屋の中にいても、クーラーの中にいても汗をかいています。
その時、汗の水分と一緒に、汗に含まれる塩分も抜けていってるのです。
ですから、当院では、上記のような症状で問い合わせがあったら、上の写真のように、
「カツオと味噌にお湯を注いで呑む」ように話しています。
先日来られた方も、このような症状を訴えていたので、「カツオと味噌」の話をしたら、早速やってくれたようで、翌朝LINEが入りました。
「教えて頂いた 味噌とカツオで飲みました。お陰様で咳がほとんど出なくなりました」と。
鍼灸や手技での「速効療法」を何度か書いていますが、こういう家庭療法も速効療法として使えるので、その場その場に合わせて使い分けてほしいと思います。
「専門家」というのは、カッコイイテクニックだけを使うより、このような家庭療法を使う事も含まれていると思うのです。
それが「実学」というものです。