オミクロン株不安が緩和、ＮYダウ、新高値更新、一方、中国政府は北京冬季オリンピックをあと40数日に控えて「ゼロコロナ」体制の元、人口1,300万都市、西安封鎖を実施（学校で教えてくれない経済学）

オミクロン不安が和らぎ（abate）NYダウは新高値を更新した。一方、中国政府は、北京冬季オリンピックを目前に控えて「ゼロコロナ」厳命のもと人口1,300万都市、西安をロックダウン（都市封鎖）したと23日、英FT電子版はトップで伝えた。23日、ブルームバーグ電子版は「オミクロン株の病毒性（Virulence）(生体の防御機能を破壊する能力)が比較的低度（less）であるとしてNY株は当日及び週間でも続伸、新高値を更新した」と伝えた。23日、WSJ紙電子版は「CDC(米疾病予防センター)は十分なワクチン接種を受ければ10日間の隔離期間は不要との見解を発表した。一方、直近のデータによれば①米新規の失業保険申請件数は低位を維持している。一方、米個人消費の勢いは鈍化している。投資家は硬軟まちまちのデータを消化（digest）して、NY株価は続伸した」と伝えた。

24日はクリスマスイブでNY市場はお休み。今週、最終取引となる23日、NY市場でダウは35,950ドル、196ドル、0.55%高、S&P500は4,725と29ポイント、0.62%高、ナスダックは15,653と131ポイント、0.85%高で取引を終えた。個別ではテスラは買い戻しの動きが続き1，067.00ドル、5.76%高とナスダック高相場をリードした。恐怖指数VIXは1,794と3.70%低下。債券が売られ米10年債利回りは1.493%上昇した。NY外為市場ではドル堅調持続。1ドル＝114.40円、0.24%高、1ユーロ＝129.58円、0.30%高、Ⅰ英ポンド＝153.44円、0.76%高で取引された。ＮY原油市場ではオミクロン株に対する需要減懸念が後退、WTIがバレル73.78ドル、1.40%高、北海ブレント。同76.62ドル、1.78%高と買い戻された。NY金はオンス1，810.10ドル、0.44%高、ビットコインは5万774ドルto
4.49% 高で取引を終えたと２３日、ロイター電子版が伝えた。

24日、朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で英BBCは「①英国でオミクロン株の感染拡大がとまらない。23日、感染者数が11万9,789人、一方、死者数は148人。オミクロン株は重症化するケースは少ない。１年前の2,020年１２月の死者数は連日２千人を超えていた。ワクチン未接種者を減らすことが課題だ。接種者に感染者が増加している。2ixtupou 回目のワクチン接種効果は数か月で低下するがブースター接種により重症化率が低下、ICU入院率は30～40%低下する効果がある。一方、英健康保険局は隔離期間を10日を７日へ削減を決めた。イングランドでは27日週明け以降はナイトクラブ閉鎖とその他人が集まる全ての施設で100人以下に制限することを決めた。②プーチン、ロシア大統領は23日、年末恒例の内外記者を集めた記者会見で「NATOはロシアとの約束を無視してウクライナ、ベラルーシに長距離ミサイルを配備しロシアへ脅威拡大を止めようとしない」と繰り返し述べた。一方、ウクライナへのロシア軍国境周辺への集結には言及しなかった」と伝えた。

シンガポールCNAは「中国は「ゼロコロナ」政策のもと1,300西安封鎖を決めた。23日西安への航空便全てを停止した。フィリピン政府は23日、5～11歳までの子供へのワクチン接種を始めた」と伝えた。中国CCTVはゼロコロナ達成で厳戒態勢に入った」と伝えた。（了）