ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

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横座りができない (2月24日の臨床実践塾)

2019-02-19 10:56:49 | 診断即治療と虹彩学
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ビフォー            アフター



このテクニックは、20年前からの「私の十八番」です。
ビフォーでは、助手の人が手を離すと、そのまま転んでしまいます。
アフターでは、助手の人は手を添えているだけです。

横座りができないからと言って、普段の生活には不自由があるわけではないのですが、これは骨盤の捻れですので、治しておかないといろんなところに弊害が出てきます。

① 腰痛

② 鼠径部の痛み

③ 股関節痛

④ 仙腸関痛、

⑤ 膝の痛み

⑥ 足首の痛み

その個人によって様々ですが、骨盤の捻れを治すと解消されます。
その治療法は、特殊鍼法の基礎実技に出てくる「骨格矯正鍼」です。
※ 鍼の嫌いな人には、手技療法での治療法を使います。

但し、骨盤がこれぐらい捻じれると、骨盤を矯正しただけでは治りません。
骨盤を捻れさせた原因が他にあるからです。

今度の臨床実践塾 は、普段の臨床で「いちいちスタッフに説明しないテクニック」として、理論を交えて解説していきます。
理論と実技が伴って初めて「技術」と言えると思うので、技術を身に着けるために解説をするわけです。


変なことを言うオッサンやなー、と思う人もいると思いますので、技術と技能についてちょっとだけ能書きを書かせてください。
「技術」と「技能」について、ネットの辞書では以下のように解説されています。

技術:物事をと扱ったり処理したりする際の方法や手段。また、それを行うわざ。

技能:あることを行うための技術的な能力。うでまえ。

つまり、治療という角度から考えると、技術とは、理論と実技を伴っていて、技能とは実技だけのことではないかと考えるわけです。

一つの症状を治めるのならそれでもいいと思いますが、患者さんは十人十色です。
それぞれに対応しなければなりませんので、そのためには技術の応用が必要になってきます。
理論を知っていれば応用が利くのですが、理論がわからないと一つのことしかできません。

詳しくは今度の臨床実践塾で解説しますが、この骨盤の捻れを矯正するテクニックだけでもいろいろな症状が治せるものです。
たとえば、上に掲げた症状などもそうですが、顎関節症などにはすごい効果があるものです。

その他、このテクニックが使える症状は、肩関節痛、肘痛、頸部痛、背部痛、腹部の引き攣り、婦人科疾患、大腿部痛、アキレス腱の痛み、足底痛と、たくさんあります。
つまり、筋骨系を治すのに重要なポイントになっているわけです。
理由は、体の動きを主る中心が骨盤になるからです。
その中心になっている骨盤が歪むと、いろんなところに障害が出やすくなるというわけです。

ですから、各部位ごとに、「肩関節はこのように治す」「股関節はこのように治す」「手指の痛みはこのように治す」と分けて講義をしていくと、解剖学の説明が中心になり、テクニカル的な説明になってしまいます。(それを好む人もいますが……)
しかし、この特殊鍼法の基礎実技を勉強すると、いろんな応用が利くようになります。

「身体の重心安定(中心軸)を主る基礎となる」のは、足底なので、足底に異変が起こっても体の動きは悪くなりますが、それは「安定」がないからで、普段の活動(動き)は、やはり骨盤が中心になります。

先ほど、「顎関節などにはすごい効果」と書きましたが、この理論を使うと、顎関節を歪めることもできます。
骨盤と顎関節の関係は、何度か臨床実践塾でも見せてきましたが、その実験を見た方々は、かなりの衝撃を受けたと思います。
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