白老の自然情報

☆北海道にある白老町の自然情報を写真でお届けします。&私の”知る楽しみ”にお付合い下さい。☆

ウヨロ川にサケが遡上

2015-09-09 17:26:33 | サケの観察

9月2日の大雨(上流で190㎜以上/24時間)で、サケが大量に川に遡上したようです。

雨から1週間経とうとしているのに未だ水が濁っている。

ふ化場のあるイエスナイ川へ向おうとしているらしい。

 

密漁者も来ている。小型の棹と壊れた「たも網」を捨ててある。 

少し離れた場所に乾電池が4本ずつ、8本も捨てている。こちらは夜間か?

 

 

岸ではアケボノソウが増水で倒れた茎から、首を立てて咲いている。

 

 

昨年9月10日の洪水と護岸工事で、川は大きく変わった。

 

昨年までとは違った場所でも産卵している。

 

濁りで、どの位の数が遡上しているのかわからない。

 

 

濁りの原因はやはりイサカナイ川だ。去年は産卵時期が終る頃まで濁っていた。イサカナイ川で何がおきているのだろう。

 

手前がウヨロ川本流・奥がイサカナイ川から流入する濁流。

イサカナイ川の上までいくと、大量のサケがゆっくりと泳いでいた。

卵が産卵に適した状態になるのを待っているのだろうか、更に上流へ遡上する途中一休みしているのだろうか?

 

昨年と先日の雨で、道はひどく荒れ、叉侵食を受けている。注意が必要だ。

 

牧草地に電気柵が設置してあることが分っていたので、川沿いを往復した。

エゾシカから牧草をまもる対策らしい。

 

 

 

 

 

 

 

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コシオガマ(小塩竈)ハマウツボ科 

2015-09-09 16:53:20 | 植物(草本)の観察

何年も姿を見るとこができなかったコシオガマ。2013年秋に伐採した皆伐更新実験地に、2014年(昨年)から生えるようになった。

主として、イネやスゲ、タデ科などの小型の植物と一緒に生えているか、何も生えていない僅かな場所を選んで生えているように見える。大量の太陽光が入るようになったからだろう。萩の里自然公園では、送電線保全のために木を伐採した送電鉄塔の下などにも見られるようになった。1年草だというので、環境が生育に適さなくなるとすぐ消えるかもしれない。

コシオガマは半寄生植物だという。

https://www.brh.co.jp/publication/journal/096/research/2

コシオガマ(小塩竈)ハマウツボ科 1年草 花期:9~10月 分布:北海道、本州、四国、九州

 

低地~山地の草地や裸地に生える高さ30~60㎝の1年草。全体にやわらかな腺毛が密生している。

葉は対生し、長さ4~7㎝の3角状卵形の羽状複葉で、小葉に不ぞろいな鋸歯がある。

淡紅色の花は枝の上部の葉腋に1個ずつ横向きにつける。花冠は2唇形で、上唇は2裂して下唇は3裂。

自ら光合成しながらイネ科の植物に寄生する半寄生植物だという。

送電鉄塔の下に生えたコシオガマ 9/3 花はまだだった。

 

 

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