白老の自然情報

☆北海道にある白老町の自然情報を写真でお届けします。&私の”知る楽しみ”にお付合い下さい。☆

アオミズ(青ミズ) イラクサ科

2015-09-12 19:48:26 | 植物(草本)の観察

萩の里自然公園で夏の初めに草刈りした所にアオミズが密生して出現した。これと同じように、2013年皆伐した実験地に翌年2014年に現れたが、今年は消えた。

アオミズ(青ミズ・青水)イラクサ科ミズ属 1年草 花期:8月下旬~9月 分布:北海道~九州

 

低山の湿った所に生える1年草。

茎は直立して、水分が多く淡緑色、無毛、高さ30~50cm。

葉は対生し卵状菱形で鋸歯縁、先は尾状に尖る。葉身とほぼ胴長の長い柄がある。

目立たない花が葉腋に集まる。

茎を見るとみずみずしく特徴をうまく表している名前だと思う。

 

 同属のミズはやや小型で、葉の先は尖らない。

 

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ヒメジソ(姫紫蘇) シソ科

2015-09-12 18:04:45 | 植物(草本)の観察

萩の里自然公園の中央通り(舗装道路)の縁に沿って群生した。密生したオオアワダチソウを抜き取った所や6月頃草刈りをした所に現れた。この現れ方はナギナタコウジュやアオミズなど他の1年草でも見られる。種はどこにあったのだろう。1年草なので来年も同じ場所で見られるとは限らない。 

ヒメジソ(姫紫蘇)シソ科イヌコウジュ属 1年草 花期:8~9月 分布:日本全土

 

低地や山地のやや湿った所に生える1年草。

茎は断面が四角形で稜には下向きに曲がった短毛があり、高さ15~40㎝ほど。

葉は対生して卵状菱形で柄がある。表面や裏の脈上にも毛があり、裏面には腺点が目立つ。

枝先に穂状に淡紅紫色または白色の小さな2唇形の花をややまばらにつける。

葉を手で揉むと少し匂いがする。

同属のヤマジソは、北海道では、高さが数㎝~10㎝ほどと小さく苞は卵形で大きいという。

 

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ハッカ(薄荷) シソ科

2015-09-12 16:03:58 | 植物(草本)の観察

萩の里自然公園で初めてハッカを見た。中央通りの西側の炭焼き釜後の縁に、まとまって生えているのを見つけた。毎年サケを観察する時、オーシャンファームの牧草地のそばで良い匂いを楽しんでいたが、今年は身近で観察できた。ヨコスト湿原の沼の傍や、改修前のウツナイ川(川の跡)の縁でも観察できる。

ハッカ(薄荷)シソ科ハッカ属 多年草 花期:79月 分布:北海道・本州・四国・九州

 

低地~山地の湿った草地に生える多年草。根は長い地下茎で四方に伸びて繁殖する。

高さは40~100㎝になり、茎の断面は四角で細毛がある。萼片にも細毛が目立つ。

葉は対生し、狭卵形~卵形で先は尖り鋸歯縁。触ると良い匂いがする。

花は上部の葉腋(葉の付根)に輪状に多数の淡い紅紫色の小花をつける。

栽培用に導入されたという、オランダハッカアメリカハッカは、花の付き方や上部の葉の付き具合により区別できそうだ。

  ⇒薬用植物としてのハッカ

 

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