1日の終わりに ~森真理マンドリン教室~

マンドリンと共に暮らす日常のあれこれを、ほぼ毎日綴っています。

集中して練習するには

2005年11月16日 | Weblog
年のせいにするのはいやだけど、年々、集中力が長続きしなくなってきています。
生徒さんは年上が多いので、私以上に集中するのは難しいだろうと思い、いくつか気をつけていることがあります。

グループレッスンは漫然とやっていると、明らかに成果が上がりません。
学生時代の授業に例えるとわかりやすいと思います。

授業を受ける生徒数が多いとき、先生の講義を聞くだけという授業のとき、いつしか眠くなってしまいます。
でも、生徒に発言を求めるような先生の授業なら、うたた寝をする暇はありません。
いつ自分が当てられるか、という緊張感があるからです。

大人数のオケは、これと似ているような気がします。
自分が弾けなくても誰か弾いてくれるだろうという甘えがある。
弾いているふりで済ませることもできる。
弾けてなくても弾けている気になってしまう。
自分がどんな音を出しているかわからない。

私は、グループレッスンの時、1人弾きをしてもらいます。
技巧練習を1段づつとか、ほんの少しでいいんです。
これは効果あります。
次の練習日までの自己練習の時間も確実に増えますね。
全員で弾いていると、自分が間違えても気にならない(というか気付かない場合もある)けれど、1人で弾けば、どこが弾けてないかはっきりします。
教えるほうからすれば、弾けない原因は何か、ということがよくわかるので、アドバイスしやすくなります。

というわけで、オケの練習の座席、くじ引きにしたらどうかなぁ。
オケの合わせは、個人練習の場ではないので1人弾きさせるような時間は取れないし、そんなことをしなければならないとしたら、かなり悲しい状況ですね。

一番前で弾くかもしれない、という緊張感があれば、自宅練習も集中してできることでしょう。
そうでもないかしらん。
コメント (3)
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