本日は、早朝から阿蘇への吟行会に参加のため車で出発。
途中の「道の駅大津」で集合し、乗り合わせをして阿蘇へ向かって開通したばかりの自動車道を。
吟行会に参加する阿蘇の仲間が主となって、ガイドさんなどの手配、昼食、句会の会場調整などを担当。
阿蘇神社近くの駐車場で、最終待ち合わせ。
その間を利用して、門前町などをブラブラ。
(阿蘇神社の門前町)
地震の後に、若い人達が中心になって町の復興をすすめ、湧水を活用した商店街をつくりつつある。
句仲間と歩いていたら、テレビにも紹介された立派な松があると教えて貰った。
(五葉の松)
小さな松かと思いきや、思いっきり大きな松だった。
個人病院の横の庭に植えられていて、樹齢は400年くらい・・・らしい。
てなことを感心している間に、句仲間の知り合いのガイドさんがやって来て案内が始まった。
(再建工事中の阿蘇神社の楼門)
工事のために、外を覆う建物が作られていて、その建物内で工事は行われている。
全国の腕の良い宮大工さんなどが集結。
その外壁に、原寸大の楼門が描かれていて、その大きさに圧倒される。
これ以上は、工事のため後ろに下がれなかったのでカメラのフレーム内に収まらなかった。
(拝殿などの再建工事)
神殿は比較的被害が少なく、復旧工事は済んでいるとのことだが、拝殿は楼門と同じく全面的に再建工事中。
この阿蘇神社を一宮と称し、二宮・三宮と続いて熊本県中に広がっている。
いわゆる阿蘇氏の勢力範囲だったと言うことだろう。
ちなみに人吉の、国宝「青井阿蘇神社」も何番目かの末社になるはず。
(湧き水)
参拝する前に手や口を清めるための水も、湧き水を利用。
ただ、神社によく見られた柄杓や手ふき等は、コロナ以来撤収されている。
この、阿蘇神社や国造神社を中心とした農耕神事は、多くの人達を引きつけてやまない。
(中通古墳群)
阿蘇の平地部分に、古墳がこんなに沢山あるとは知らなかった。
まさしく古墳群と呼ばれるごとく、10基の古墳があり2基は前方後円墳であとは円墳。
前方の古墳は、本来前方後円墳で県下最大(111.5m)のものであったらしい。
らしいと言わざるを得ないのは、大雨洪水崖崩れなど多大な被害を及ぼした川の氾濫抑制のため、前方後円墳の方形の部分の半分が工事で削られてしまったという話。
持ち主の阿蘇家の承諾を得ての工事だったというが、なんともはや・・・。
出土した貴重な遺骨や遺品は保管されているとか。
中には円墳の周りに、一般のお墓が出来ていて、どんどん上に昇りつつある。
先祖も子孫がここまで、迫ってくるとは思ってもいなかったと思うが、まあ、長閑な風景。
川を挟んで直ぐ北側には「小嵐山」という小高い山があって、頂上からの眺めは抜群。
ただ、急な階段にはいささか閉口。
どっと疲れたので、これ以降は明日の話としたい。
「火を畏れ火を敬って阿蘇に生き」・・・・しろ猫