今日は田舎のお墓の掃除が予定されていた日。
お盆・正月・春の先祖祭りの、年に3回は共同で墓の掃除をする決まり。
時々は、臨時に道路整備などでお声が掛かって出かけることもある。
ところが今日は、夕べの雨がまだ残っていて、むしろ雨脚は強くなった感じなのである。
(朝の空)
ただ、田舎からは「本日は雨天中止、4月3日の予備日に変更」という連絡が来ない。
仕方がないので、雨着を準備して早朝から出発。
8時には現地で作業開始だから、相当に早く家を出る必要があった。
お墓に着くと、もうとっくに作業は始まっていて、終わりに近い段階に差し掛かっていた。
初見参の甥は、熊本市内から駆けつけたが、すでに遅し。
久々に相方も、参加したが雨に濡れにいったようなもの。
いろいろあって、とにかく先祖祭りの日に雨天の場合の場所などを聞いて帰って来た。
午後も暫く雨模様だったが、15時頃から雲が切れ始め、薄日が差し始めたので歩くことにした。
(雨上がりの里山)
人間考えることは似たようなもので、彼方こちらから三々五々と歩く人が顔を出してきた。
中には犬に散歩をさせられているお婆さんも。
犬が数歩先をとことこ歩いては立ち止まり、お婆さんを待つという動作を繰り返していた。
(レンゲ田)
レンゲ田も、一面の蓮華の花に覆われるようになってきた。
蜜蜂はせっせと働き、蝶は優雅に花から花へと飛び回る。
午前中の雨の中の、濡れ鼠のようなあの草刈り作業は何だったのかという感じの天気になった。
やっぱり、春にはうららかな天気がよく似合う。
昨日の夕方には、風に舞う桜の花びらが目立ったが、昨夜来の雨にも負けずまだまだ咲き続けている。
桜ばかりに見とれていると、足下にはハルジオンが黙って咲いているのを見逃しそう。
(ハルジオン)
少しピンクがかっていて、真っ白な夏場のヒメジオンとは違った上品さがある。
桜に負けじと薄いピンクで勝負する。
この頃早起きが続いて、眠気が早めに襲ってくる。
今日は5時半起床、明日は長距離移動の天草吟行だから、多分5時には起きないと集合に間に合わない。
春眠暁を覚えずどころか、連日日の出を待つ有様である。
「群雀花の会話が姦しい」・・・・しろ猫