今日は朝から、荒尾干潟の吟行会に参加した。
朝からと強調するのは、5時半起床で7時半には乗り合わせで出発という忙しさを特に強調。
土曜日ということもあって道路が空いていて、1時間半くらいで現地の「荒尾干潟」に到着。
(荒尾干潟)
荒尾干潟は、干満差6mと国内最大。
2012年にラムサール条約湿地登録語簿に登録され、環境省が水鳥・湿地センターを開設している。
(散策:句材収集中)
心配された天気も、どうやら持ち直して皆を喜ばせたものの、風が強くやや冷たかった。
鳥の姿は、さっぱり見えず干潟に満ちてくる潮を見つめるだけ。
ユックリ句を捻るというわけにもいかず、早々にセンターの建物に移動。
センターの職員による説明を受けた。
(水鳥・湿地センター)
この縦長の展示物の高さが6mということで、このくらいの潮の干満差があるらしい。
(鳥類や魚類の展示)
鳥類の展示に剥製などは用いていないのは流石環境省。
但し魚や、干潟の生き物は現地の泥を用いて再現してある。
トビハゼやムツゴロウが飛んだり泳いだりしていた。
(トビハゼ)
トビハゼは興味を持ったものには、近づいたりして平気な生き物らしいが、ムツゴロウは意外や人見知り。
水槽の隅の、海水の給水口のパイプの中に頭を突っ込んで顔を見せない。
ムツゴロウというネーミングからして、もっと大胆不敵な魚かと思ったら、意外に繊細な神経の持ち主。
まるで私にそっくり。
(作句中)
説明を聞いた後、句を四苦八苦しながら捻くり回す。
この後、会場を荒尾市の中央公民館に移して、食事の後に作句する時間はセットしてあるのだが、どうしても皆さん前掛かり。
それにしても、6000キロをノンストップで渡る渡り鳥は、飛びながら眠ると聞いたのはちょっとしたショック。
右脳と左脳を使い分けて、休みながら運動するという器用なことをするらしい。
句会は、各地から参加しているので自己紹介で名前と顔をアピールするのだが、このコロナのご時世。
マスクを外して挨拶し、終わるとマスクを装着の繰り返し。
結局、マスクの顔を反復して拝む機会がないので、ぼや~っとした印象が残る。
それでも和気藹々のうちに会を終えて、帰りは半端ではない渋滞の中を先ほど帰り着いた。
今月は、あと3回吟行会が計画されているので、句会が苦会にならぬよう要注意。
「春うらら立ったまま寝る浜千鳥」・・・・しろ猫