桜は、見飽きることがない花に属するようだ。
早すぎ遅すぎもあるが、ちゃんとその時特有の持ち味があるからかも。
日本人の心の中には、桜を特別視する何かがあるような気もするが。
さて、今日は相方も参加している着付け教室のお花見が計画されている。
去年の緊急事態宣言いらい、1年くらい着付け教室は休止していて、皆さんがウズウズのご様子。
着物を着たり着付けたりで、それなりのデスタンスが必要な分野。
当地では、コロナの発生状況が目立って少なくなったこともあり、天気予報的にも本日が最高の花見日和と判断。
先日からお茶菓子の購入とか諸準備に私も付き合わされていた。
今日は又、会場の木山城址公園までの輸送担当の誉れを。
(城址公園の桜)
会場予定の城址公園は、おりからの風にハラハラと花びらが散る風情がなかなかのもの。
今日は、かなりお歳を召した方ばかりの女子会だから・・・長くなる。
終わったら電話をくれる手筈で、一応帰宅する。
一名だけ若い看護師さんがいるので、その方が正気の沙汰に引き戻してくれることを期待して。
コロナ対策は、シートの配列・座り方、お菓子の配分等相方と私でイメージトレーニング済み。
(気の早いツツジも・・・)
登り口の途中で相方を降ろし、私は早々に引き上げることに。
一旦家に帰って、ウオーキングスタイルに変装し再度歩いてみる。
城趾公園の南斜面の桜を写そうとしたら、手前に早咲きのツツジが咲いていた。
こうやって、この気の早いツツジを筆頭に次の花が桜から花を申し受けるのである。
(散り始めた城址公園の桜)
(河川公園の桜)
例年のどんちゃん騒ぎがなくて、静かで良い花見だと思う。
(桜の幹に直接咲いている桜の花)
枝先ではなくて、幹から直接咲いている花が好きである。
午後から少し風が出てきて、花びらが川面にも花見弁当の上にもヒラヒラと散りかかっていた。
(水面に映った木々と、星空のように見える花びら)
流れのゆったりした場所では、散った花びらが夜空の星のように見える。
水に映り込んだ木々や岸辺の草が、空の色の関係でモノクロームに見えるので白い花びらが目立つ。
(からめ取られた花筏)
少し水の流れが早くなると、ばらばらの花びらが列をなした花筏となって川下へ下っていく。
途中に、水面に倒れ込んだ木の枝などがあると、筏が集められる。
この、菜の花はすっかり花筏を絡め取ってしまっていた。
川っぷちには、こうした障害物が何カ所もあって、そのつど花筏は捉えられ少しずつ少なくなっていく。
花が咲いていた場所あたりから、1kmも下らないうちに筏は少なくなって、数枚の花びらが間隔をおいて下っていくだけになる。
幸い相方は、唯一頼りになる看護師さんの車に乗せて貰って、かなり遅くに帰って来た。
明日は田舎で、お墓の共同清掃日。
彼岸の墓参りのとき満開だった桜は、もう葉桜になっているかも知れない。
明日は出来れば、天気予報が外れて曇り程度で収まってくれるといいのだが。
久々に甥も墓掃除に参加する予定。
結構な話である。