新しい車の、長距離試運転ということで、相方と高千穂方面へドライブ。
外気温13度という表示が出ていたが、車内は太陽のおかげで暑いくらい。
九州中央道が、嘉島町から延岡方向に伸びつつあり、一部開通区間は無料。
無料だと何でも貰うのが癖だから、無論無料走行が可能なら下の道を走るわけがない。
しかも高速走行のテストにはもってこいの、ダラダラ登りコース。
しかし、喜びの区間も意外とあっさりと終わり、一般道が続く。
清和文楽の里に、道の駅があってここでトイレ休憩。
(人形の銅像)
文楽の常設館があって、日時指定で演目を替えながら上演されている。
以前に、道成寺を見てすっかり感心してしまった。
浄瑠璃の三味線も語りも、とても若い人で後継者がちゃんと育っている。
人形を操る人も、ベテランを中心に若い人も育てられていた。
九州のヘソと言われるくらい、ちょうど真ん中に位置する山間部の町で伝統芸能は脈々と受け継がれている。
トイレも賑やかだった。
(トイレのツバメ)
用を足している最中に、やたら頭の上を何かが飛び交っていて、チュンチュンと鳴き声もする。
振り返ったら、ツバメが巣をかけている最中だった。
渡ってくる時期も、年々早くなっているような気がするが、営巣まで始まっているとは驚いた。
手を伸ばせば届きそうな位置に、よくもまあ。
高千穂で昼食の後、一応挨拶のため高千穂神社へ。
(杉の巨木)
神社にお参りしたあと、境内を散策。
縁結びの夫婦杉とか、宮崎新巨樹100選とか、とかく杉の巨木が多い。
100選に選ばれている杉は、樹齢800年くらいで樹高は55mだというから凄い。
先日阿蘇の吟行会で、国造神社の名物の大杉が台風で倒れたため根元付近を防腐処理して保存してあったことを思い出した。
さて、帰りのコースは阿蘇へ向かう国道325号線沿い。
相方のリクエストで、高森の九十九曲がりの千本桜を見て帰ることにした。
(高森峠の千本桜)
旧325号線高森峠は九十九曲がりとも呼ばれるつづら折りの道。
この道の沿いに沢山の桜が植えられている。
新道は、はるか上部に橋が見えるように、次次とトンネルで連なる直線に近いコースが出来ている。
かたや旧道は、これでもかという曲がりくねった狭い道で、油断すると離合もままならない。
峠の下と上では、標高差がかなりあるので、桜も中間くらいまでしか咲いていない。
下は満開、上はまだ蕾のままという状態だった。
道路脇のちょっと駐車出来るスペースには、車が駐まり老若男女がカメラを片手にパチリパチリ。
ここで又もや相方が、折角ここまで来たから、もし元気があったら阿蘇山経由で帰ろうと言い出した。
元気があったら、等という余計は一言にいきなり元気になって阿蘇山にもご挨拶を。
(煙を吐く阿蘇中岳)
阿蘇さんは、まあまあのご機嫌だった。
ちなみに、私の所属する「噴煙吟社」はこの阿蘇の噴煙が命名の由来。
先日の阿蘇の吟行会も何かの縁。
新車の走行コースとしては、それなりにワインディングロードということで、車の性能確認にはもってこい。
ほぼ満足する走りだった。
実は、相方にも運転に慣れて貰うため、運転を交代する予定だったが、今回は意外にコース設定が流動的で次の機会にした。
突然、思いつきで行きたい場所が決まってしまい、コースを変更する場面が多過ぎた。
その中の一つの新阿蘇大橋については、先日通過しただけだったので、展望所に寄ってみたくてコースを外れた。
再三のコース外れなので、橋のお話はまた明日にでも・・・。