人生の裏側

人生は思われた通りでは無い。
人生の裏側の扉が開かれた時、貴方の知らない自分、世界が見えてくる・・・

絵に書いたようなスピ体験

2020-06-18 11:48:18 | 回想
10数年前のこと、あるスピ系のイベント会場でのことでした。
参加者の中に何やらほっぺたからアゴにかけて、ミカンくらいの大きさの出来モノを抱えている人が居ました。
そこで、どっちが言い出したのか、知り合いの自称気功師のオバサンとその友人のお姉ちゃんが手をかざして、その大きなオデキ?を癒し始めたのです。
私は興味津々で、その模様を見ていたのですが、どうもイヤな予感がしてなりません。
そんなところで、何を思ったのか、そのお姉ちゃんたら突然「あなたも見てないでこっち来て一緒にかざしなさいよi」と言って来るではありませんかi
私は学生時代、手かざしによる癒しを売り物にしていた新宗教に入っていたものの、そういうヒーリングについてはほとんど素人と言っていいのです。
「あー、オレ? な、何で?」と私は気が進まなかったのですが、見かけによらず?勝ち気そうなこの姉ちゃんときたら「あなたは何のためにスピを学んでいるのよi それでも男なのi 」と強引に私を引っ張りこもうとしてきます。
"んじゃあ、仕方がない"...私は、何か良からぬことが起きやしないかと、胸騒ぎがしていたので、ある重要なルーティンをした上で、その3人協同ヒーリングに加わることにしたのです。
すると...みるみるうちにその出来モノは小さくなって行き、ものの30分くらいですっかり引いてしまったではありませんかi
"あー、良かった、良かった"...その場は何事も無く、イベントも無事に終了したのでした。
ところが...一週間くらい経ち、所も別の集りの時、彼女と会ったのですが、どうも様子がヘンなのです。
顔半分を常に隠している..."こりゃあ、もしや?"...私の悪い予感が当たったのですi
「どうも、あれからほっぺたの辺りに何かが出来て、どんどん膨らんでくるのi」だって..."ぷ、ぷぷっi"、あー、笑っちゃあいけないが、やっぱ、おかしいi...よく見りゃ、可愛い顔してんのに、可愛いそうに...
「3人でやってたのに、どうしてアタシだけがこんな目に...」と、言ったって、後の祭りです。しかし、何という分かりやすい因果なのでしょう。
私はこんなことになるのを危惧してたからある事を怠らなかったのですi ...その側に居た自称気功師のオバサンはと言うと...
「勿論、私は私の先生に言われているので、やりましたわよi」そうだろう、そうだろう...
このある重要なルーティンとは祈りのことです。私はヒーリングについては素人ですが、そんなのは常識です。見えない世界に関わることは絶対にナメてはいけませんi
彼女はその辺りをどうもイイカゲンにしてたようで、加えて私には彼女から如何にも、"私が..."、"私の力で..."といった、心的態度が伺われたことが、イヤな予感を一層もたげさせていたのでした。
その後、その自称気功師の先生という、大御所スピリチュアル.ヒーラーがやって来て、その事情を聞くや、「あんたら、なにやってんだi」と大目玉i
"お、オレも? オレは知らねえよおi"と、言いたいところでしたが、神妙にお説教を聞いていました。彼女の天罰の印?は、その先生だったか、"自分らの不始末は自分らでやれi"ということだったか、忘れましたが、それもみるみる治ってしまったのです。
ともあれ、こういう絵に書いたような(成功したのか、失敗したのか)奇しき体験に接したのは後にも先にもありません。そのお姉ちゃんにも生涯に残る教訓になったことでしょう。
このエピソードに一体どういう原理、因果が働いたのか、特にその心霊的な要因についてはよく分かりませんし、さして興味もありません。
ただ、ヒーリングに関することばかりでなく、思われた自分が主導で行うものでなく、真の見えない癒し主がおり、こちらは単なるパイプにすぎないということ、見えない世界と見える世界とには、一定の秩序、則というものが巌として存在するということ、そこで何かを直感的に感じるということ、そこに見えない導きがある、ということを知らしめた、ということで忘れられない体験ではありました。
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