博多熊本間の九州新幹線が開通し、大阪から鹿児島迄3時間だそうです。それは予想されていたことですが、直通特急の名称が栄光の「さくら」となりました。季節的にもいいタイミングでの発表ですね。
この名前には戦前からのファンは一列車・二列車 展望車のついた特急「櫻」の復活をイメージすることでしょう。 かくいう私は長崎行き寝台特急「さくら」と後年追加された佐世保行き「さくら」です。この「さくら」がDD51に牽引され走っていくシーンを何度か目撃しました。 早岐からは蒸気機関車C11が逆向きに引っぱり佐世保に向かっていたことを覚えている人も多いと思います。それはともかく既に廃止されてしまった「さくら」という名前が復活するのは喜ばしいことであると勝手に舞い上がっております。 この「さくら」に最後に乗ったのは、もう五年前になる五月の連休でした。ご近所の酔考さんと珍道中をしています。その年に「さくら」は廃止となり、更に残念なことに来月14日をもって全てのブルートレインが無くなってしまうことになっています。この旅行で「さくら」に乗って我が故郷・武雄温泉駅頭に立てたのは大変な僥倖であったと思い起こします。 と思ってホームページを見たところ、「さくら」に乗ったのは正しいのですが、肥前山口からは在来線特急に乗り換えていたようです。 確か、この時期武雄温泉駅に「さくら」で行った記憶があるのですが、法事か何かだったかも知れません。5年以上経つと年寄りの記憶はあやふやです。(ペコリ)
パソコン内のアルバムを探し回ったらこんな写真が出てきました。2002年10月頃撮ったようです。撮り鐵ではないので実物の写真はメモ程度しかありませんでした。何用で行ったのか今となっては思い出せません。この時確かに武雄温泉駅で下車しています。
今となっては貴重な写真です。嬉野温泉乗り換えという看板で武雄温泉駅と云うことが分かる人は温泉通ですね。既に無くなった地上ホームでもあります。
そして3月14日でいなくなるブルートレインのヘッドマーク、下関駅での電機交換風景です。こちらは「はやぶさ・さくら」になっていたのでまた別の機会に乗ったものです。このように私の九州行きは急用でもない限り殆ど寝台特急にお世話になっておりました。
さりとて廃止されるからと云って撮りに行ったり写しに行ったりという気持ちは起きないから不思議なものです。
(追記終わり)
この「さくら」が西九州新幹線開通の折には長崎行きとなってルート変更されることを今のうちから期待しています。 特急「かもめ」の処遇も問題になりますが、やはり一列車「さくら」の栄光にはかなわないだろうと密かに考えています。 更には東京発鹿児島行きには「つばめ」がネーミングされ、新大阪-鹿児島行きは「かもめ」となるであろうことも予想していますが、果たしてどうなることでしょうか?
それにしてもどのような経緯か分かりませんが、JR九州には鐡道省、国鉄時代のビッグネームが残っています。 「つばめ」、「さくら」、「かもめ」。 あるいは「ふじ」、「はやぶさ」、「みずほ」も使用権はJR九州かも知れません。これらを活用して地方の時代を築かれんことを願っています。この先も飛行機を利用する気は殆どありませんのでこれらの超特急に期待しています。ちょっと時間が出来たのでニュースを見ての妄想を急いで書いてみました。