INSIDE SORAMAME

福岡のバスのことなど・・

イミカヨミカ(17)

2009年10月26日 |   ┣ イミカヨミカ
(つづき)
福岡市中央区の「西鉄グランドホテル前」バス停。
右が一般の路線バス、左が「ぐりーん」の停留所である。
英字表記は「NISHITETSU GRAND HOTEL-MAE」となっている。

このバス停をはじめとして、福岡市都心部の新型バスシェルターの停留所名の英字表記では、基本的に「読み」を重視し、外来語が停留所名入っているときは実際の綴りのまま表記する(ここでは“GRAND HOTEL”)という方式で概ね統一されている。
一方で、北九州市都心部の新型シェルターでは「意味」重視の傾向が強い。

10年以上前になるだろうか、「西鉄グランドホテル前」の英字表記が「NISHITETSU GURANDO HOTERU MAE」のような感じになっていて(←細部は異なるかもしれません)、そのことを問題視する新聞記事を読んだことがあった。
時間を経るにつれ、このような問題も少しずつ改善されてきているような気もする一方で、根本的な解決まではまだまだほど遠い感もある。

バスの車内前方に掲示されるデジタル運賃表では、停留所名が6文字までしか表示できないため、「西鉄グランドホテル前」は「西鉄GH前」と表示されている。
「西鉄グランド」だと運動場みたいだし、「グランドH前」や「西鉄Gホテル」だと意味が伝わりにくいし、「西鉄ホテル前」だと西鉄インやソラリア西鉄ホテルの立場がないし、「西鉄グラホテ」だと帆立かジャガイモが入ったグラタンみたいだし…ということで、総合的に判断して「西鉄GH前」に落ち着いた…ということだろうか(?)。

でも6文字を超える名称でも、「パナソニック前」や「マリンメッセ南口」のように、スクロールさせて全部の文字を表示する例もあり、そのあたりの判断基準がよくわからない。
「天神ソラリアステージ前」は「天神ステージ」、「キャナルシティ博多前」は「キャナル博多」などと、スクロール無しでかなり無理矢理な略し方で表示されている例も多い。
特にこれらは、「西鉄グランドホテル前」とともに、いずれも利用者の多いバス停なので、検討の余地があるのではないだろうか。
(つづく)
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする