(つづき)
福岡県太宰府市の「太宰府」バス停。
修学旅行生の集団がいかにも観光地という感じを醸し出している。
3つ並んでいるうち、一番右が西鉄のバス停、まん中がコミュニティバスまほろば号のバス停、一番左はバス停ではなくまほろば号の「案内」という位置付けになっている。
「太宰府」は西鉄バスの停留所名であり、まほろば号では「西鉄太宰府駅」という名称である。
西鉄太宰府駅のまん前、かつ、九州国立博物館にも通じる太宰府天満宮参道の入口に位置しており、広域的にみると「太宰府といえばこの場所」なので西鉄のバス停名は「太宰府」。
一方、太宰府市民の皆さんにとっては「自分が住んでいるところが太宰府」ともいえるので、もう少しピントを絞って、ここは「西鉄太宰府駅」…という感じだろうか。
このような例は、西鉄は「春日」であるのに対してコミュニティバスやよいでは「春日神社前」というのと同じであり、西鉄の「新宮」とマリンクスの「向夜臼」にもやや似ている。
九州国立博物館の開館前、福岡空港と博物館を結ぶバス路線を検討するという記事を読んだ記憶があったのだが、その後、そのような路線の開設の気配はいっこうにない。
博物館の入場者数もかなり順調に推移しており、もうそんなことを検討する必要もなくなったということなのだろうか。
「無番 福岡空港~イオンモール福岡ルクル」と「2番 イオンモール福岡ルクル~上宇美」と「4-1番 宇美営業所~太宰府市役所前」という、既存の3路線を統合して、福岡空港と九州国立博物館を結べるのではないかと考えたこともあった。
天神や二日市で電車を乗り換える手間がなく直通で行けるメリットはあり、かつ、既存路線の利用率を高めることにも寄与しそうな気もするのだが、やはり所要時間の問題がネックとなりそうである(九国の公式サイトで空港~太宰府は地下鉄と西鉄電車の乗り継ぎで「37分」となっているのに対し、空港~ルクル~宇美町役場入口~太宰府のバスの所要時間を単純に合計すると56分)。
現在の「4-1番」については、終点を宇美営業所ではなく上宇美にしてみるなど、少しでも利用を増やすためにいろんな工夫の余地がありそうな気がするのだが、そういうことは特に行われておらず、路線自体にあまりやる気が感じられない。
太宰府市と宇美町を結ぶラインは路線バスの「ネットワーク」としてはかなり重要な位置を占めていることもあり、このままフェードアウトしてしまわないよう、「攻め」の姿勢を期待したいものである。
(つづく)
福岡県太宰府市の「太宰府」バス停。
修学旅行生の集団がいかにも観光地という感じを醸し出している。
3つ並んでいるうち、一番右が西鉄のバス停、まん中がコミュニティバスまほろば号のバス停、一番左はバス停ではなくまほろば号の「案内」という位置付けになっている。
「太宰府」は西鉄バスの停留所名であり、まほろば号では「西鉄太宰府駅」という名称である。
西鉄太宰府駅のまん前、かつ、九州国立博物館にも通じる太宰府天満宮参道の入口に位置しており、広域的にみると「太宰府といえばこの場所」なので西鉄のバス停名は「太宰府」。
一方、太宰府市民の皆さんにとっては「自分が住んでいるところが太宰府」ともいえるので、もう少しピントを絞って、ここは「西鉄太宰府駅」…という感じだろうか。
このような例は、西鉄は「春日」であるのに対してコミュニティバスやよいでは「春日神社前」というのと同じであり、西鉄の「新宮」とマリンクスの「向夜臼」にもやや似ている。
九州国立博物館の開館前、福岡空港と博物館を結ぶバス路線を検討するという記事を読んだ記憶があったのだが、その後、そのような路線の開設の気配はいっこうにない。
博物館の入場者数もかなり順調に推移しており、もうそんなことを検討する必要もなくなったということなのだろうか。
「無番 福岡空港~イオンモール福岡ルクル」と「2番 イオンモール福岡ルクル~上宇美」と「4-1番 宇美営業所~太宰府市役所前」という、既存の3路線を統合して、福岡空港と九州国立博物館を結べるのではないかと考えたこともあった。
天神や二日市で電車を乗り換える手間がなく直通で行けるメリットはあり、かつ、既存路線の利用率を高めることにも寄与しそうな気もするのだが、やはり所要時間の問題がネックとなりそうである(九国の公式サイトで空港~太宰府は地下鉄と西鉄電車の乗り継ぎで「37分」となっているのに対し、空港~ルクル~宇美町役場入口~太宰府のバスの所要時間を単純に合計すると56分)。
現在の「4-1番」については、終点を宇美営業所ではなく上宇美にしてみるなど、少しでも利用を増やすためにいろんな工夫の余地がありそうな気がするのだが、そういうことは特に行われておらず、路線自体にあまりやる気が感じられない。
太宰府市と宇美町を結ぶラインは路線バスの「ネットワーク」としてはかなり重要な位置を占めていることもあり、このままフェードアウトしてしまわないよう、「攻め」の姿勢を期待したいものである。
(つづく)