(つづき)
福岡市東区の「香椎花園」バス停。
バス停の「停留所名」が書かれる部分は真っ白で何も書かれていないが、後ろの風景から判断すれば、ここが「香椎花園」のバス停である可能性はかなり高い(笑)。
ちなみに、バスの行先表示では、方向幕の時代は「香椎花園」と漢字で表記されていたが、LEDになってからは「かしいかえん」と平仮名になっている。
また、方向幕の時代の前期(主に丸数字の頃)は、「香椎花園行き」の方向幕には小さな「チューリップ」のイラストが入っていた。
平日の始発便から時刻を眺めていくと、「牧の鼻方面」の時刻の11分後に、「天神行き」もしくは「西公園行き」が発車するダイヤになっている。
これは、「牧の鼻方面行き」としてここ「香椎花園」を出発したバスが、「→香住ケ丘五丁目→牧の鼻公園前→香住ケ丘四丁目→」を通って、11分後に再度「香椎花園」に戻ってきて、そこから都心(天神、西公園方面)に向かうことを意味している。
ただし、この「11分後の法則」が成り立つのは、主に午前中の便についてであり、13時39分発の便、及び、14時39分発以降の全ての便では、この「法則」が崩れる。
これは、主に午後の便については、都心(西公園、天神)から香椎花園に到着したバスが、「→香住ケ丘五丁目→牧の鼻公園前→香住ケ丘四丁目→」を通って、再度「香椎花園」に戻ってきたところで「終点」となるためである(逆に、午前中に都心から来た便は牧の鼻を循環せず、「一度目の」香椎花園で終点となる)。
時刻表の「牧の鼻方面」の中には、「牧の鼻を循環して再度香椎花園に戻ってきたあとに都心に向かうもの」と「牧の鼻を循環して再度香椎花園に戻ってきたところで終点となるもの」の2種類、「西公園行き」の中には「牧の鼻を循環して香椎花園に戻ってきたもの」と「香椎花園始発で、牧の鼻を循環せずに都心に向かうもの」の2種類が、それぞれ含まれているということであり、結構奥が深い(?)。
「香椎花園」のバス停はロータリーになっており、郊外行き(牧の鼻方面)と都心行き(天神、西公園行き)がひとつの停留所に停車する。
バスの行先表示が方向幕で、かつ、途中で幕を変えずに「1枚」で済ませようとすると、「これから循環するもの」と「既に循環を終えたもの」の見分けがつかないという事態が発生してしまうのだが、そのような事態に細かく対応できるのはLEDの(数少ない)利点のひとつと言えるかもしれない。
「見分けがつかない」もしくは「見分けがつきにくい」例は、「JR二日市駅」のバス停に来る「3番」の「西鉄二日市行き」(「東町を出発して既に二日市温泉を通ってきて、あとは終点に向かうだけのもの」なのか「これから二日市温泉地区を循環して西鉄二日市に向かうもの」なのか)や、太宰府市コミュニティバス「まほろば号」の「都府楼前駅」(現在のように都府楼前駅を起点としていなかった頃)でも経験したことがある。
「野方(壱岐営業所構内)」バス停における、「204番」「504番」の天神方面行き及び「1-4番」の姪浜駅南口行きについても、「生松台地区をこれから循環するもの」と「既に生松台地区の循環を終えたもの」があって、方向幕の頃は「既に生松台地区の循環を終えたもの」にも「生松台団地」の文字が表示されていたが、これについては、乗り場を分けることにより混乱を回避していた感があった。
「香椎花園」バス停に停車するのは、現在は「23番」のみだが、かつては室住団地から「2番」が足を延ばしていたり、動物園から「300番」が来ていたこともあった。
幼い頃このバス停を見たときには、時刻表に「27番」(現在のものとは異なる、八田小学校経由土井営業所行き)が書かれていた記憶があるのだが、「27番」は「西鉄香椎」発着がメインだったので、香椎花園発というのは、おそらく「端数」的な扱いであったと思われる。
「シューテングスター」では主に、そこから先もバスは通っているがそこまでしか行かない便があるという終点(勝手に「広義の終点」と呼んでいる)ではなく、そこから先はバスが通っていない終点(勝手に「狭義の終点」と呼んでいる)を取り上げている。
この「香椎花園」は、都心から来たバスがさらに郊外部に向かうという意味では「広義の終点」なのかもしれない。
ただ、前述の通りこのバス停はロータリーとなっていて、「線」としてはここで切れることから、“路線図”的には「広義の終点」だが、“地図”的には「狭義の終点」にも見える、といった感じだろうか(かなりどうでもいいことですけど…)。
(つづく)
福岡市東区の「香椎花園」バス停。
バス停の「停留所名」が書かれる部分は真っ白で何も書かれていないが、後ろの風景から判断すれば、ここが「香椎花園」のバス停である可能性はかなり高い(笑)。
ちなみに、バスの行先表示では、方向幕の時代は「香椎花園」と漢字で表記されていたが、LEDになってからは「かしいかえん」と平仮名になっている。
また、方向幕の時代の前期(主に丸数字の頃)は、「香椎花園行き」の方向幕には小さな「チューリップ」のイラストが入っていた。
平日の始発便から時刻を眺めていくと、「牧の鼻方面」の時刻の11分後に、「天神行き」もしくは「西公園行き」が発車するダイヤになっている。
これは、「牧の鼻方面行き」としてここ「香椎花園」を出発したバスが、「→香住ケ丘五丁目→牧の鼻公園前→香住ケ丘四丁目→」を通って、11分後に再度「香椎花園」に戻ってきて、そこから都心(天神、西公園方面)に向かうことを意味している。
ただし、この「11分後の法則」が成り立つのは、主に午前中の便についてであり、13時39分発の便、及び、14時39分発以降の全ての便では、この「法則」が崩れる。
これは、主に午後の便については、都心(西公園、天神)から香椎花園に到着したバスが、「→香住ケ丘五丁目→牧の鼻公園前→香住ケ丘四丁目→」を通って、再度「香椎花園」に戻ってきたところで「終点」となるためである(逆に、午前中に都心から来た便は牧の鼻を循環せず、「一度目の」香椎花園で終点となる)。
時刻表の「牧の鼻方面」の中には、「牧の鼻を循環して再度香椎花園に戻ってきたあとに都心に向かうもの」と「牧の鼻を循環して再度香椎花園に戻ってきたところで終点となるもの」の2種類、「西公園行き」の中には「牧の鼻を循環して香椎花園に戻ってきたもの」と「香椎花園始発で、牧の鼻を循環せずに都心に向かうもの」の2種類が、それぞれ含まれているということであり、結構奥が深い(?)。
「香椎花園」のバス停はロータリーになっており、郊外行き(牧の鼻方面)と都心行き(天神、西公園行き)がひとつの停留所に停車する。
バスの行先表示が方向幕で、かつ、途中で幕を変えずに「1枚」で済ませようとすると、「これから循環するもの」と「既に循環を終えたもの」の見分けがつかないという事態が発生してしまうのだが、そのような事態に細かく対応できるのはLEDの(数少ない)利点のひとつと言えるかもしれない。
「見分けがつかない」もしくは「見分けがつきにくい」例は、「JR二日市駅」のバス停に来る「3番」の「西鉄二日市行き」(「東町を出発して既に二日市温泉を通ってきて、あとは終点に向かうだけのもの」なのか「これから二日市温泉地区を循環して西鉄二日市に向かうもの」なのか)や、太宰府市コミュニティバス「まほろば号」の「都府楼前駅」(現在のように都府楼前駅を起点としていなかった頃)でも経験したことがある。
「野方(壱岐営業所構内)」バス停における、「204番」「504番」の天神方面行き及び「1-4番」の姪浜駅南口行きについても、「生松台地区をこれから循環するもの」と「既に生松台地区の循環を終えたもの」があって、方向幕の頃は「既に生松台地区の循環を終えたもの」にも「生松台団地」の文字が表示されていたが、これについては、乗り場を分けることにより混乱を回避していた感があった。
「香椎花園」バス停に停車するのは、現在は「23番」のみだが、かつては室住団地から「2番」が足を延ばしていたり、動物園から「300番」が来ていたこともあった。
幼い頃このバス停を見たときには、時刻表に「27番」(現在のものとは異なる、八田小学校経由土井営業所行き)が書かれていた記憶があるのだが、「27番」は「西鉄香椎」発着がメインだったので、香椎花園発というのは、おそらく「端数」的な扱いであったと思われる。
「シューテングスター」では主に、そこから先もバスは通っているがそこまでしか行かない便があるという終点(勝手に「広義の終点」と呼んでいる)ではなく、そこから先はバスが通っていない終点(勝手に「狭義の終点」と呼んでいる)を取り上げている。
この「香椎花園」は、都心から来たバスがさらに郊外部に向かうという意味では「広義の終点」なのかもしれない。
ただ、前述の通りこのバス停はロータリーとなっていて、「線」としてはここで切れることから、“路線図”的には「広義の終点」だが、“地図”的には「狭義の終点」にも見える、といった感じだろうか(かなりどうでもいいことですけど…)。
(つづく)