2年ぶりに盛岡競馬場に戻ってきた第25回南部杯。エニフェアーは競走除外で13頭。
発走直後にナムラタイタンが躓き,騎手がバランスを崩して落馬。このメンバーだとエスポワールシチーが逃げることになるかもしれないと思っていましたが,メイショウタメトモがハナへ。これは個人的には意外でした。2番手にエスポワールシチーで,その外のナイキマドリードまでは一団。ダイショウジェット,アドマイヤロイヤルと続きました。落馬した馬が中団の内を走っていたので,後続は少し気を使わなければならなかったかもしれません。前半の800mは47秒9でこれはミドルペース。
3コーナーを過ぎると自然な感じでエスポワールシチーが先頭へ。その外からナイキマドリードも押して食い下がろうとしましたが,直線に入るとついていくのにギブアップ。メイショウタメトモとの中を割ってダイショウジェットが2番手に上がり,同じところを通ってアドマイヤロイヤルが3番手に。楽々と抜け出していたエスポワールシチーは最後は流したようで差は詰まったのですが,4馬身差の快勝。ダイショウジェットが2着でさらに6馬身差でアドマイヤロイヤルが3着。
優勝したエスポワールシチーは5月のかしわ記念以来の勝利で大レース7勝目。南部杯は第22回も勝っていて2勝目。全盛期の力はないと思うのですが,それでもこのメンバーでは力が違うので,普通に走れればまず負けることはないだろうと思っていました。少なくとも一時期よりは,かつての調子に近付いていると思われるので,まだトップクラスで走っていかれるものと思います。父はゴールドアリュール,チップトップ系ジーゲリンの分枝で祖母の従兄に1986年の最優秀2歳牡馬のゴールドシチー。Espoirはフランス語で希望。
騎乗したのは佐藤哲三騎手で管理しているのは安達昭夫調教師。共にかしわ記念以来の大レース制覇で第22回以来の南部杯2勝目。
そのままでは第二部定理九に原因の十全性という観点を導入できないのであるとすれば,この第二部定理九にその観点を導入することを可能にするような,これまでとは異なった何らかの操作を施す必要があります。
ここであらかじめいっておきますと,こうした操作を施すことによって,第二部定理九にはこれまでとは異なった意味が発生してきます。そしてそのことが,僕が因果論的迂回といっている第二部定理九系のスピノザによる訴訟過程を通してこの系にも影響してきます。したがって,第二部定理九系から直接的に証明されるとしている第二部定理一二にも,さらにその影響が及んでくるということになるのです。すでにこの点における実際の問題というものがどのようなものであるのかということの演繹法的概観については説明しましたが,その端緒となるのがこの第二部定理九にこれから施す操作であるということになります。
さて,原因の十全性と観念の十全性との間には不可分な関係性があるということは明らかになっているわけですから,第二部定理九に対する操作としてどのような事柄が必要とされているのかということは自ずから明らかであるといえます。すなわち第二部定理九でいわれている個物の観念というのを,必然的に十全な観念であるとみなすことができるような操作というのが必要なのです。
実際には,この操作自体はそうも難しいことではないのです。というのは,第二部定理一一系の意味から明らかなように,そもそも混乱した観念というものは,あるとか生じるとかいわれ得るならば,それは人間の知性のような有限な知性のうちにのみあったり発生したりするのであって,それが神と関係づけられる限りでは,いい換えればそれが神の無限知性のうちにあるとみられるならば,十全な観念にほかならないからです。よって,第二部定理九でいわれている個物の観念が混乱した観念にも適用が可能であるとしても,それはたとえばある人間の精神の一部を現実的に構成しているとみられる限りで適用されているだけであり,同じ観念が神の無限知性のうちにあるとみられるなら,それは個物の十全な観念に対して適用されているというのと同じことだからです。
発走直後にナムラタイタンが躓き,騎手がバランスを崩して落馬。このメンバーだとエスポワールシチーが逃げることになるかもしれないと思っていましたが,メイショウタメトモがハナへ。これは個人的には意外でした。2番手にエスポワールシチーで,その外のナイキマドリードまでは一団。ダイショウジェット,アドマイヤロイヤルと続きました。落馬した馬が中団の内を走っていたので,後続は少し気を使わなければならなかったかもしれません。前半の800mは47秒9でこれはミドルペース。
3コーナーを過ぎると自然な感じでエスポワールシチーが先頭へ。その外からナイキマドリードも押して食い下がろうとしましたが,直線に入るとついていくのにギブアップ。メイショウタメトモとの中を割ってダイショウジェットが2番手に上がり,同じところを通ってアドマイヤロイヤルが3番手に。楽々と抜け出していたエスポワールシチーは最後は流したようで差は詰まったのですが,4馬身差の快勝。ダイショウジェットが2着でさらに6馬身差でアドマイヤロイヤルが3着。
優勝したエスポワールシチーは5月のかしわ記念以来の勝利で大レース7勝目。南部杯は第22回も勝っていて2勝目。全盛期の力はないと思うのですが,それでもこのメンバーでは力が違うので,普通に走れればまず負けることはないだろうと思っていました。少なくとも一時期よりは,かつての調子に近付いていると思われるので,まだトップクラスで走っていかれるものと思います。父はゴールドアリュール,チップトップ系ジーゲリンの分枝で祖母の従兄に1986年の最優秀2歳牡馬のゴールドシチー。Espoirはフランス語で希望。
騎乗したのは佐藤哲三騎手で管理しているのは安達昭夫調教師。共にかしわ記念以来の大レース制覇で第22回以来の南部杯2勝目。
そのままでは第二部定理九に原因の十全性という観点を導入できないのであるとすれば,この第二部定理九にその観点を導入することを可能にするような,これまでとは異なった何らかの操作を施す必要があります。
ここであらかじめいっておきますと,こうした操作を施すことによって,第二部定理九にはこれまでとは異なった意味が発生してきます。そしてそのことが,僕が因果論的迂回といっている第二部定理九系のスピノザによる訴訟過程を通してこの系にも影響してきます。したがって,第二部定理九系から直接的に証明されるとしている第二部定理一二にも,さらにその影響が及んでくるということになるのです。すでにこの点における実際の問題というものがどのようなものであるのかということの演繹法的概観については説明しましたが,その端緒となるのがこの第二部定理九にこれから施す操作であるということになります。
さて,原因の十全性と観念の十全性との間には不可分な関係性があるということは明らかになっているわけですから,第二部定理九に対する操作としてどのような事柄が必要とされているのかということは自ずから明らかであるといえます。すなわち第二部定理九でいわれている個物の観念というのを,必然的に十全な観念であるとみなすことができるような操作というのが必要なのです。
実際には,この操作自体はそうも難しいことではないのです。というのは,第二部定理一一系の意味から明らかなように,そもそも混乱した観念というものは,あるとか生じるとかいわれ得るならば,それは人間の知性のような有限な知性のうちにのみあったり発生したりするのであって,それが神と関係づけられる限りでは,いい換えればそれが神の無限知性のうちにあるとみられるならば,十全な観念にほかならないからです。よって,第二部定理九でいわれている個物の観念が混乱した観念にも適用が可能であるとしても,それはたとえばある人間の精神の一部を現実的に構成しているとみられる限りで適用されているだけであり,同じ観念が神の無限知性のうちにあるとみられるなら,それは個物の十全な観念に対して適用されているというのと同じことだからです。