スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

ヤンググランプリ&第一部定理五まとめ③

2007-01-01 21:54:39 | 競輪
 29日のヤンググランプリ。前受けしたのが佐藤選手で北日本が前団。中団から福島で後方7番手に永井選手。北津留選手はここを追走しての9番手で周回。若手選手ばかりだったのですが,なぜかだれも動かずに打鐘までほぼ一本棒の展開。残り1周のホームからようやく4番手の渡辺選手が叩きに出ましたが,ここからでは佐藤選手もさすがに引けず,先行争いとなりました。一旦は渡辺選手が出たのですが,佐藤選手がインから巻き返し,3コーナーあたりで渡辺選手は失速。しかし,渡辺選手の番手の金成選手が佐藤選手の番手の菊地選手をきめて番手を奪いました。直線,逃げ粘る佐藤選手をその渡辺選手が交わして優勝。佐藤選手が2着に粘り,菊地選手は3着まででした。優勝した福島の金成和幸選手は,先行はあまりありませんが捲りなら自力も打てる選手。ただ番手を回っての横の動きというのもここに出場した選手の中では最上位で,その器用さがここでは生きました。相手がほぼ自力型の菊地選手ということもありましたが,内から外にスイッチするより外から内に切替えていく方が難しく,それができたというのは評価していいように思います。グレードレースはこれが初優勝。2着に残った佐藤選手は,レースそのものとしては強いレースをしたといえ,力は十分に見せたと思います。後方で何もできなかった永井選手や北津留選手は苦言を呈されても仕方のない内容ではないでしょうか。

 実体Aの本性を属性Xと属性Yが構成し,実体Bの本性を属性Yと属性Zが構成するということが可能であると表象するとき,それは実体Aの本性を構成する属性Yと実体Bの本性を構成する属性Yとを,実在的にではなく,様態的に区別しているのだということを明らかにする最初の方法は,僕が数の問題といった方法です。なぜそうであるかということの詳述は今日はしませんが,もしも同一本性を有する複数のものが,数という観点から区別されるならば,それらの区別は様態的区別なのです。ところで,実体Aの本性を構成する属性Yも,実体Bの本性を構成する属性Yも,同一本性を有することは疑いようがありません。あるいは,属性Yは,実体Aの本性を構成しようと実体Bの本性を構成しようと,当然ながら同一の本性を有するでしょう。したがって,この仮定の前提においては,同一の本性を有する複数(この場合はふたつ)の属性Yが存在するということになっていますので,これらの属性Yの区別は様態的区別なのです。よってこれは,複数の属性は実在的に区別されなければならないということに明確に反しますので,こうしたことはあり得ないということになるのです。
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