いろいろな動物で屍体に交尾を試みる現象が見られるという
ネクロフィリア(死姦) -ナゾロジー
繁殖行動バイアスというものは 別に子孫を遺そうといった目的のために組み込まれたものではない
動物のオスがメスの生殖器にペニスを挿入したがるのは そういう行動習性を持った個体種が繁殖に成功した結果的な収斂進化であって ペニスを挿入したがらない個体は繁殖できないという単純な結果であって ペニスを挿入したがる行動習性自体には目的はなく 「目的のために進化した」わけでもない
ヒトにおいても時折繁殖能力のない幼女を強姦する事例が見られるのも 本能的行動バイアスには合理的目的が存在しないからであって
ヒトの男が女性の性器にペニスを挿入したがるのも ペニスを挿入したがる個体への収斂進化の結果に過ぎず 合理的目的など存在しないので 行動に合理性がなくても何の不思議もないのである
ヒトに限らず動物の先天的形質や本能習性には目的などなく 気分感情というものの全ては「結果」に過ぎない
シリコンゴム製の人形であっても性的欲求を満足させることは可能であり 繁殖には意味がない行動であっても本能的欲求を満たすことは可能なのであり カラスが死姦で満足しても何の不思議でもない
先天的本能習性というものは 「種の保存」といった目的のために合理的に選択したものではなく あくまで結果的に繁殖に適した行動を促す情動を持った個体種への収束進化の結果に過ぎない
凶悪な無差別殺人犯を死刑にしても 「なぜ無差別殺人を引き起こしたのか」についての原因究明にも再発防止にもならないが ヒトは気に入らない相手に懲罰的暴力を振るうことで主観的に安心満足してしまう先天的本能習性による問題「解決」の錯覚に過ぎない
遺伝的進化が合理的目的のために選択することが可能であるかのように錯覚するのも 別に合理的目的があるわけではなく ただの結果に過ぎず 錯覚に合理性を求めること自体が不毛である
錯覚には必然的原因のようなものは存在するとしても 結果に過ぎない錯覚そのものには合理性はない
少女の姿を模したポリスチレン製の小さな人形に性的欲求を「感じる」ことも 何の合理性も目的も意味もなく ただの趣味以上の存在価値はないのである
女性にしてみれば こうした趣味は主観的に「気持ち悪い」のかも知れないが 人畜無害な以上とやかく言われる筋合いはない
論理客観的には人畜無害な行為に対する主観的嫌悪感にも 合理性も目的も存在しないのである
Ende;