子供の8割はイジメが起きていても傍観放置する
一般人の6割は権威の命令に服従して他人に危害を加える
SNS上では深層学習型ニューラルネットワークAIがヘイトスピーチを「正解データ」として認識してしまう程にヘイトスピーチが溢れかえっている
ヒトが主観的に安心満足だと感じるものには合理性は必要がない
主観的に安心な行動には 安全性の合理的根拠が伴う必要性がないのである
私が若い頃には まだ外国人というのは街中では珍しかったため
副島淳みたいな子と街中で遭遇すると条件反射的無意識にビックリしてしまって 思わず二度見してしまったりすることがあった
これは単に見慣れていないからビックリしているだけであって 動物的な条件反射的行動に過ぎないので 他意はない
見慣れていないものは本能的に条件反射的に怖いだけなのだ
冷静に考えれば こうした自分のリアクションには意味がないことは 頭ではわかっていても ヒトという生物である以上は「つい」「うっかり」条件反射的無意識にビックリしていただけなのだ
しかし 近年はアフリカ系の人も街中で時折見かけるようになったこともあり 肌が真っ黒な人と至近距離ですれ違っても無用なリアクションはしなくなった
マスメディアで大坂なおみとか副島淳とか八村塁を見慣れてしまったので 違和感を感じなくなったというのも要素としてあるだろう
このようにヒトというのは慣れていないものには本能的に恐怖を感じてしまって 意味のない行動を促されてしまうことがある
自分の主観的感覚を 意識の本質だと勘違いしていれば 反射的恐怖感を短絡的に「危険」だと錯覚することは簡単である
簡単であるからこそ 人種差別のような理不尽で非合理な行動をするバカが後を絶たない
それは あたかも白衣を見ただけで泣きわめく幼児の行動とほとんど一緒である
ヒトは「多数で同じ」であることに対して主観的に安心する習性がある
多数のヒトが世間的成功を求めていれば 世間的成功こそが「人間として正しい」かのような錯覚を持つことも簡単である
簡単な傾向性に簡単に陥るからこそ「バカ」だと言える
「赤信号 皆で渡れば 怖くない」
逆に 怖いと主観的に感じてしまえば日大のような組織腐敗を告発することもできなくなる
ヒトは主観的に「怖い」ことは避けようとするものであり これはヒトが動物であることによる先天的情動バイアスによって促される本能的行動習性に依るものである
差別には色々あるが
女性は先天的に社会的ハンディキャップを負っている 月経などによって月のうち一週間くらいしか元気ではいられない上に 妊娠出産によって社会活動が制限されることもあるため 順天堂大学などでは女子受験生に対して一律に減点するという不公平な詐欺行為を平気で行っていた
平気とは 要するに「安心」して行えていたということであり 「安心」という主観的感覚によって非合理で不条理で不公平な詐欺行為が正当なことだと錯覚していたからこそ 一律減点などという卑劣な行為が教育機関で行われていたのである
ある企業では 社員の採用に人工知能を用いた際に 「正解データ」として過去の採用事例を用いた結果 過去の採用において女性の採用率が低かったことを「学習」する形で 「女性である」というだけで一律に採用バイアスが下げてしまう判定をしていたことが発覚し 採用にAIを用いることをやめたという事例がある
これは深層学習型ニューラルネットワークAIに限った話ではなく ヒトの「常識」の多くにも非合理で不条理な「常識」という名のバイアス(偏見)が存在しているからこそ 様々な差別が一向に改善しない大きな要因となっているのである
ハンセン病(癩病)患者に対する差別には 外見的な「見た目」に対する恐怖心も大きな要素を占めていたと言える
顔面の筋肉の形状を保つための神経が麻痺することによって 健康な「普通」の多数とは違うことに対する条件反射的無意識な恐怖心から 医学的には感染の危険性がなくなってなを隔離や断種といった非合理で不条理な差別が長年続いたのである
「普通」という「多数ではない」ものに対しての 条件反射的無意識な恐怖心によって 医学的には意味のない隔離政策が長年続いた大きな要因となったと言える
新型コロナウイルス感染者に対しても 非合理で不条理な差別が起きている
差別が差別として問題になるのは 差別の際に暴力的威圧を伴うからである
何せ自分の主観的感覚を絶対的なものだという自己過信が差別の原因である以上 「暴力で解決だ」という主観的報復懲罰感情をも鵜呑みにしてしまうから 暴力威圧による「解決」だけが「正義」になってしまうのである
肌の色が黒い人に対して 条件反射的無意識に「ビックリしてしまう」という自分の主観的(本能的)恐怖心というものを「絶対的に間違えることのない意識」だという自己に対する過信が働くことによって 黒人差別の大きな要因となる
繰り返すが そういった行動は「幼児が白衣を見て泣き喚く」のと同じ幼稚な判断である
「美人」の基準の一つに 「平均顔」というのがある
平均的な「普通」であることに対する安心感が 「美人」の一つの基準になりえるのである
「美人」とは 要するに「好き」な顔のことである
「美しい」と感じるのは主観であって 必ずしも全ての人が同じものに「美しい」と感じるわけではないが 多くの人が「美しい」と感じるものを「美しい」と共感していることこそが「正常」だという錯覚を促してしまうことによって 「醜い」と多くの人が感じてしまうと「異常」だと判定することで少数派差別の原因ともなる
ヒトという種の生物は 主観的に「美しい」と思ったことを短絡的に「正常」とか「安全」だと錯覚する習性があるため 論理客観的根拠もなく「特攻隊は英霊」などというラベリングを鵜呑みにするのである
「お国の為」とは 要するに「国益」のことであり 国益を優先するというのは単なる環境資源の奪い合いでしかない
自国の利益に供することなら 自分にも利益になり得るため 結局は「お国の為」とは「利己的利益追求」なのである
国や組織も含めて自分達が得になることは安心満足感がある その安心満足感こそが「美しい」という感覚を促すことで「特攻隊は英霊」というラベリングに疑問を持たなくなるのである
特攻隊は戦後に「荒れた」という
多数が「英霊」と称して尊敬した特攻自爆攻撃によって 世間からの評価が得られるものだという評価承認欲求による動機で特攻隊に志願しただけであって 別に社会的に特攻に合理的意味があるのかどうかといった主体的「考え」がなかったからこそ 敗戦によって突然世間的評価を失ったことに対する世間への報復感情によって特攻隊は「荒れた」のである
先日も東大赤門の前で障害事件が発生したが 犯人の動機は「東大に入って医者になりたかったが 学力が下がって絶望した」などというわけのわからぬものであった
「東大を卒業して医師になる」ことが世間的に最大の評価だという価値観だけが暴走し 「一体何のために医者になるのか」という主体的目的がないから放火だの無差別刺傷といった訳のわからぬ暴挙に出たのである
この犯人の親は謝罪文を公開しているが 一体どのような育て方をしていたのかについての詳細な説明をすることが重要である 謝罪は被害者の損失の回復にはならず 単に主観的に「謝罪したいから 謝罪している」という身勝手な満足でしかなく いうなれば「謝罪の押し売り」に過ぎない
この手のバカというのは 何年かに一度必ず出てくるものである
アメリカでも何度も銃乱射事件が繰り返されている
何度も何度も同じ様なバカげた犯罪が繰り返されるのは その根本原因を論理客観的に解明しておらず 刑法判決で「解決」だと制度上「片付け」られているためである
「(主観的に)思ったように世間多数からの評価が得られないことへの不満」から 世間に対する方向性も合理性もない無差別的報復懲罰(暴力)こそが「解決」だという錯覚によって バカはバカげた無差別攻撃をし始めるのである
だが こうした頭の悪さというものはグラデーションでありスペクトルであって 普通一般のヒトであっても何らかの頭の悪さに起因する差別的攻撃性は持っているものであって だからこそ梅沢富美男の「こんな奴は死刑にしちまえ」などという短絡的正義に衆愚人気が集まるのである
バカが考える形式(パターン)を どんなにたくさん集めてきても バカのままで構わない 多少バカであることが「正常」だの「健康」という話にはならない
養老孟司が「私は形式しか扱えない」と主張していたが 実際には「形式しか扱いたくない」という身勝手な我儘を まるで「解剖学者だから」などと称してこじつけただけであり 「形式」という「パターン」をいくら列挙しても そうした「数の論理」が「正常」であることの論証論拠には全くならない
「実証という名の神が許さない」などという話は 養老の「でっちあげ(根拠のない決め付け)」であり 実証に許す許さないという基準はなく 単に論理客観的な実証結果を提示するだけであり 実証は正義の観念を振り回して他人に多大な迷惑をかけるようなものではなく むしろ迷惑行為のメカニズム構造を解明することで実証不能のデマや嘘をフィックスする重要なものである
だが 衆愚一般のヒト達は こうした養老の「でっち上げ」を簡単に鵜呑みにし まるで科学的実証と宗教が同列であるかのような解釈をすることで何かを「わかった」ような錯覚に陥って主観的に満足したことを その気分の良さから「自分は頭が良くなった」と勝手に妄想して何も疑わなくなるのである
ヒトは 主観的に気分が良くなる「信じたい話」だけを信じていれば それで「自分の頭が良くなった」と錯覚する習性があるために バカが一向に治らない
Ende;