脳血管内治療を安全に行うための研究会「楽座」。
今回は血栓症を中心テーマとして行いました。
特別講師として三重大学医学部 臨床創薬研究学講座 の西川政勝教授をお招きしました。西川先生は止血血栓の専門家で、大変ご高名な先生です。今回は血管内治療に関する抗血栓療法に関する素晴らしいご講演を頂きました。心から御礼申し上げます。
さてこの会の中で、「現在、治療の前後にどういった薬をどの程度使っているか?」ということが話題となりました。
参加者の中で誰がどのようにしているかを尋ねると、10数名の中でもずいぶん違いがあることが分かりました。
頚動脈ステントでは2剤、動脈瘤では1剤の抗血小板薬を使っている施設が多かったのですが、最近は動脈瘤でも2剤使用するケースが増えていることがわかりました。
私たちの施設では作用発現に時間のかかるクロピドグレルをまず内服して頂き、その後、血小板凝集能を測定して追加する量や種類を選んでいます。この方法がもっともきっちりとしていると考えているのですが、まだまだ経験が多くないので今後の症例の蓄積が必要です。
以上のように今回も非常に学ぶことが多かった会でした。薬を使えば使うほど血栓はできにくいが、万一の出血の際に止まりにくいということになります。まだまだ分からないことが多い領域です。
三重から来て頂いた西川先生に心より感謝申し上げます。今後もどうぞご指導のほどお願い申し上げます。
今回は血栓症を中心テーマとして行いました。
特別講師として三重大学医学部 臨床創薬研究学講座 の西川政勝教授をお招きしました。西川先生は止血血栓の専門家で、大変ご高名な先生です。今回は血管内治療に関する抗血栓療法に関する素晴らしいご講演を頂きました。心から御礼申し上げます。
さてこの会の中で、「現在、治療の前後にどういった薬をどの程度使っているか?」ということが話題となりました。
参加者の中で誰がどのようにしているかを尋ねると、10数名の中でもずいぶん違いがあることが分かりました。
頚動脈ステントでは2剤、動脈瘤では1剤の抗血小板薬を使っている施設が多かったのですが、最近は動脈瘤でも2剤使用するケースが増えていることがわかりました。
私たちの施設では作用発現に時間のかかるクロピドグレルをまず内服して頂き、その後、血小板凝集能を測定して追加する量や種類を選んでいます。この方法がもっともきっちりとしていると考えているのですが、まだまだ経験が多くないので今後の症例の蓄積が必要です。
以上のように今回も非常に学ぶことが多かった会でした。薬を使えば使うほど血栓はできにくいが、万一の出血の際に止まりにくいということになります。まだまだ分からないことが多い領域です。
三重から来て頂いた西川先生に心より感謝申し上げます。今後もどうぞご指導のほどお願い申し上げます。