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10月20日の「CEA高危険群について」の続きです。
CEAのリスクが高い患者さんにCEAを行えば当然治療結果が悪い。
そこで別の治療ができないか?ということになります。
その候補となる治療は頚動脈ステント留置術(Carotid artery stenting: CAS)です。
上の図はCEAのリスクが高い患者さんにCEAとCASを無作為に割り付けて行った結果を示しています。
表に示すように、全ての項目でCASの方が良い成績です。
統計学的には「CASの方が良い」とまでは行きませんでしたが、「CEAとほぼ同等の結果」という結果が得られました。
結果が同じであれば低侵襲のCASの方が良く行われるはずです。
ですから事実上、CASの有用性を示した報告ということになるわけです。
現時点ではCASの有用性を示す大規模臨床研究はこれだけです。
しかしこの結果を受けて、米国も日本も頚動脈用のステントを認可しました。
それが上の図のJohnson & Johnson社のPrecise stentです。
もう一つ、傘のようなものが右側にありますが、これは脳に血栓を飛ばさないようにするための保護フィルターです。
次回、もう少し詳しくお話しします。
CEAのリスクが高い患者さんにCEAを行えば当然治療結果が悪い。
そこで別の治療ができないか?ということになります。
その候補となる治療は頚動脈ステント留置術(Carotid artery stenting: CAS)です。
上の図はCEAのリスクが高い患者さんにCEAとCASを無作為に割り付けて行った結果を示しています。
表に示すように、全ての項目でCASの方が良い成績です。
統計学的には「CASの方が良い」とまでは行きませんでしたが、「CEAとほぼ同等の結果」という結果が得られました。
結果が同じであれば低侵襲のCASの方が良く行われるはずです。
ですから事実上、CASの有用性を示した報告ということになるわけです。
現時点ではCASの有用性を示す大規模臨床研究はこれだけです。
しかしこの結果を受けて、米国も日本も頚動脈用のステントを認可しました。
それが上の図のJohnson & Johnson社のPrecise stentです。
もう一つ、傘のようなものが右側にありますが、これは脳に血栓を飛ばさないようにするための保護フィルターです。
次回、もう少し詳しくお話しします。