簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

竜飛温泉 (JR乗り潰しの旅)

2013-11-22 | Weblog
 ロビーには、「現在位置の真下を青函トンネルが通っております」の札が
立てられていて「通過時刻に上の照明が7色に変わります」と書かれている。
興味もあったが、残念ながら通過予定時刻までには随分と時間が有るの
で諦めて、案内された部屋に落ち着く。





 疲れた身体には、先ず風呂である。
男女別の大浴場は、ガラス越しの見晴らしが素晴らしい。
眼下には津軽海峡が一望で、天気さえよければ北海道の山並みがすぐそ
こに見え、夜に成れば、海峡で漁をするいさり火がキラキラと輝くらしい。



 湯船につかる。
広々とした浴槽には先客もなく貸切り状態である。
どっぷりと首までつかると、筋肉痛には良く効くと言うカルシウム・ナトリウ
ム泉が体に浸み込んでくる。



 脇には小さいながらも岩を組んだ露天風呂も有る。
が、ここでは天井に巣を作ったツバメが子育て中で、湯船につかっている
と警戒をしているのか、威嚇するようにこちらに向かって飛んできて、
かすめるように返していく。
 子育ての邪魔をするつもりもないので、「何もしませんよっ」と独り言を
吐きながら、早々に室内の浴槽に身を移す。





 ここは温泉とは称しているが、残念ながら「加温・循環ろ過」されたものだ。
しかし疲れ切った身体にこの眺めとお湯は超一級品で、一人静かにゆっくり
と浸かれる幸福感と合わせれば大満足の湯であった。(続)





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コメント
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